
今まで自分の、と言える車は全部で9台。
2ドアあり4駆あり、新車あり中古あり、
全く統一性がないのですが、そのどれもが思いいれのある車です。
その時代、その時の生活、
流行にも左右されたこともありました。
いつもそのときを100%満たしていたとは言い切れませんが、
車を見ると、そのときの自分の環境や生活スタイルが分かる気がします。
で、自分の歴代の愛車を「走り」「快適、安全性」「経済性」「総合」の項目ごとにランキングしてみました。
ずべて思い切り主観ですが・・(^_^;
まず、
■走り
車にとって一番の生命線であると言ってもいいんじゃ・・
何とも評価軸にし辛いのですが、
全て自分の運転した感覚で書いていくことにします。
では下から・・
9位
ホンダS-MX
理由
意図的とも思えるほどにチグハグで、
低質な足回り、しっかり感を感じることが出来ないボディ剛性、
全高の高さは物理的にも不利ですが、
実際にお粗末と言える足回りと相まって、
グラン・・・グラン・・と早いスピードで躾の悪いロールをしました。
古典的過ぎるその走りはホンダの作品とは思えないし、
僕の乗っていたベンチシートモデルは、
キチンと座ろうとしても、ハンドルの中心と椅子の中心がずれているという・・
もっとちゃんと出来ると思います。
あのスペース効率やデザインは◎だと思います。
そういう車だということかもですが(>_<)
8位
日産ラシーン typeⅡ
理由
開発期間が短かったのでしょうか・・
何とも煮詰めの甘い感じがしました。
またエンジンは完全に旧世代の印象を抱かすものでした。
でも、そのデザインや空間はとても新鮮で、
8位になってますが、9位との差は僕の中で大きく、
エンジン以外には大きく不満という所は意外にありませんでした。
ただ、そういう車ではないので当然かもですが、
走りに秀でてるということもないので、この順位としました。
7位
スバル レガシィランカスター6VDC
理由
こちらもマルチパーパスを主眼に置いた、
あまり走りを前面に押し出したモデルではないですが、
オンロードでは何となく中途半端さを感じる場面が多かったように思います。
水平対向エンジン搭載車のスバルのモデルの持ち味である、
高速での直進性、修正舵の必要の少なさ、
ロールの少なさ、これらを余り感じることが出来ないな・・と言った記憶があります。
オフロードや深めの積雪路ではまた違う印象なのかもですが、
オンロードに限ってはそんなに感動的な印象が無かったので・・
ただ水平対向6気筒のすべらかさは異様なほどでした。
6位
トヨタ ヴェロッサ20
理由
本当に可もなく不可もなく・・
何とも印象が残りにくい車でした。
良いところなのかも知れませんが、
走りにおいても、まあ普通・・・といった感じでした。
限界超えたらとっちらかりそうで、
もうイイや、と走る気にならないのもまた事実・・
ということで順位も真ん中よりちょっと下のこの辺。
5位
ホンダ バモスターボSパッケージ
理由
S-MXとは打って変わって、
足回り、ボディ、真面目に作られている印象です。
とても軽とは思えない感触で、
この不利な背の高さで、信じられないほど腰の据わったコーナリングをしてくれました。
実際の速度は速くないのかもですが、
リアを軸にして回る感じは気持ちよかったです。
滑ったところで予測も出来るので、安心してハンドルを切れました。
ミッドシップの特性と、
リアサスのジオメトリー変化に妙がある気がしました。
こういうのが作れるのに、S-MXにはそんな気配すら感じられないのが分かりません。
僕の中ではヴェロッサやランカスターを抑えてこの順位です。
4位
日産テラノ V6R3m
理由
あの図体(確か1890kgありました)、
あのタイヤ・・ほぼ完全にオフロードに本籍地があると思うのですが、
その割りにオンロードでも結構安心して走ることが出来ました。
そういう印象でした。
恐らく、ですが、車体に対してサイズに余裕のあるタイヤ、
前後重量配分の良さ、トレッドの広さが安定感を生んでいるのではないかと思います。
また、頑丈そのもののボディと強靭なシャーシも、
走りのキャパシティを感じさせる要因なのかもです。
ただ、オールシーズンタイヤなので無理は出来ませんし、
コーナーが速いわけではありません・・
その過程が分かりやすい感覚で、
滑ったり、車が限界域にあっても気持ちに余裕を持って操作、
又は対応出来るという点を加味しての順位です。
3位
VWパサートV6 4motion
理由
安全性では間違いなく歴代1位だと思いますし、
全てにおいて作りこまれている印象ですが、
如何せんフロントヘビー過ぎた気がします。
恐らく元々V6を積むように設計されてなかったんじゃないのかな・・
と思ってしまいます。
しかし軽い4気筒と4motionの組み合わせが無いのも残念です。
セッティングや電子デバイスが上手いのか、
高速域ではそのフロントヘビーな印象は少なくて、
意外にも限界域ではニュートラルからオーバーステアの挙動をしました。
またその挙動も分かりやすく伝わり、恐怖感はあまり感じません。
反面ワインディングのくだりではメロメロになりそうです。
ですが、そこを除けば、走りにおいてとても良く出来た車だと思います。
2位
日産スカイラインGTS type-J
理由
質が物凄く高いとか、安定性が素晴らしいとか、
コーナーが速いとか・・そういうのは飛びぬけてはいないのですが、
ほんと、自分でどうにでも出来そう。
そういう走行フィールです。
公道でドリフトとかする趣味は無かったですけど、
仮に滑っていくような状況でも、
その過程が分かりやすくて、
気持ちに余裕を持って対処出来るのが滑ってなくても分かる?
それくらい情報量が伝わってくるというのでしょうか・・
BMWのE30やW124といった名車ほどではないにしても、
走ることにおいて、素直に伝え、また素直に応えてくれる車だと思います。
即ち楽しいし、安全だし、走りが良いと言えると思います。
1位
レガシィ ツーリングワゴンGT-B
理由
現在乗っている車が1位だなんて、
出来レースのようですが、
これはちょっと他の車とは付いてるものの次元が違うので仕方ない気がします。
タイヤ、ショックを含め、設計がこれまでの歴代愛車より、
相当走りに振ってあります。
水平対向やシンメトリカルAWDという基本性能の高さももちろんあってのことですが、
全ての特性がそこを向いています。
こういう方向において、低重心やシンメトリカルAWDは優位性を発揮しやすい気がします。
AWDですので、限界を超えてしまうと「待ち」の時間が出来てしまうと思うのですが、
そこまでの安定性は素晴らしいものだという想像が容易に出来ます。
またその安定性自体の高さもパサートと甲乙付けがたいものです。
個人的な感覚でも、客観的に見てみた場合でも、
この面子の中でこの順位は妥当かなという感じです。
快適・安全性 経済性 総合 についてはまた別の機会に・・・
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。