
今年は北海道を拠点に活動している音楽クリエイター集団 I'veが結成してから15年を迎えます。
彼らI'veは、いままでもおよそ5年周期で記念ライブを開催しており、前回は2009年に武道館で行われましたが、私自身ライブ慣れしていなかった事もあり、見に行くことは叶いませんでした。
しかし、今年行われた記念ライブは昨年のチケット手配にはじまり、「リスアニ!」の特集記事を読み込むなど、この日へ向けて着々と準備を進めてきました。
そういう意味でようやくたどり着けた、という点では、彼らの想いはもとより、私自身も一つの節目に感じるライブでもあります。
2015年3月16日(日) Tokyo Dome City Holl
IVE RADICAL ENSEMBLE of 15th ANNIVERSARY セットリスト
■ KOTOKO
1.Shooting Star
2.Wing my Way
3.Re-sublimity
4.Imaginary affair
■ C.G mix
5.under the darkness
6.TRUE EYES
7.Welcome to HEAVEN!
■ MOMO
8.DROWNING
9.Velocity of sound
10.philosophy
■ SHIHO
11.Belvedia
12.Kiss the Future
13.birthday eve
■ 彩菜
14.Last regrets
15.風の辿り着く場所
■ MAKO
16.Admonition
17.bite on the bullet -under mellow style-
18.Treating 2U -wrap up style-
■ 詩月カオリ
19.Shining stars bless☆
20.Senecio
21.Do you know the magic?
■ I've Sound Creators(高瀬一矢・中沢伴行・C.G mix・井内舞子)
22.no vain [G・M・S Re-mix]
■ RINA
23.DUpliciTY
■ marriage blue
24.The Never Ending Story
■ Pixy Lab.(岩杉夏&井澤佳の実)
25.Sig-naL ~0時過ぎのSpace soldier~
26.Dual Force
■ SHORT CIRCUIT(KOTOKO&詩月カオリ)
27.Short Circuit
28.ジェットスマッシュ! ※詩月カオリソロ
29.めぃぷるシロップ ※KOTOKOソロ
30.↑青春ロケット↑
31.Lilies line
32.Double HarmoniZe Shock!!
■ Larval Stage Planning(桐島愛里)
33.find a piece
34.two HeaRt
35.Stargazer
■ YUZUNO
36.サブリミナル・アジェンダ -Album mix-
37.Evidence nine
38.モラトリアム・クラスタ
■ IKU
39.Rimless ~フチナシノセカイ~
40.KILL ※MELL楽曲のカバー
41.Red fraction ※MELL楽曲のカバー
■ 島みやえい子
42.ひぐらしのなく頃に
43.スカラベの祈り
44.銀河の子
■ 川田まみ
45.風と君を抱いて
46.IMMORAL
47.Eclipse
48.INITIATIVE
49.Borderland
50.No buts!
■ アンコール:I'veバンド
51.FUCK ME
52.Suppuration -core- ※KOTOKO
53.JOINT ※川田まみ
54.See You ~小さな永遠~ 2015 Extended mix
■ エンディングロール
55.美しく生きたい
セットリスト如何でしょうか?
きっと、このブログをご覧の方なら、1曲くらいはご存知の曲があるのではないでしょうか…
I'veの活動は美少女ゲームを中心とした前期、I've所属の歌い手さんによる番組タイアップが始まる中期、そしてクリエイターによる他のレーベルに所属する歌姫への楽曲提供や劇伴が始まる後期に分けることができると思います。
今回は純粋にI'veのクリエイターとその出身アーチストによるライブの為、Rayさんや黒崎真音さんなど、楽曲提供アーチストさんは入りませんでした。
とはいえ、私としてはシークレットゲストに黎明期を支えたLiaさんに是非来ていただきたかったのですが…
そして黎明期といえば、もう一人大切な方が来ていません。
そう、MELLさんです。
MELLさんはご結婚され妊娠の為、残念ながら活動休止中で現在も音楽活動はしていません。
それではすこしづつ感想などを綴ってみます。
今回のライブも嫁と参戦です。
実は嫁は「ひぐらし」ファンという事で、I'veにはひとかたならぬい想いをもっているので、この歌い手のラインナップなら来ないはず無いとふんでました。
さて、物販は開場の1時間前の14時から始まりますが、この規模のライブならそこそこはけるだろう?と思っていたのですが、それがとんでもない間違いでした。
結局、私が買うことが出来たのは開演の16時ころまでかかり、タオルはおろかTシャツ、パーカーに至るまで売り切れでした。
仕方なく、リストバンドとメタルキーホルダーをゲットです。
実はまだ物販に並んでいるときから、ホールの方から何やらMELLさんの声が聞こえていたのです。
良く聞いてみると、DJさんによるI'veのノンストップメドレーが始まっている様です。
そういえば、前にa-nationのフェスでも同じような場繋ぎがあったのを思い出しました。
物販が終わって席へ戻ってみれば、開演前の客席は沸騰状態です!!
ヲタ芸をするもの、サイリュームをふるもの…皆さん様々な思いをお持ちなのですね。
ここからトップのKOTOKOさんへ繋がります。
★★★
いきなりのメジャーデビュー曲「Shooting Star」に続き、大好きな「Wing my way」が…
いまKOTOKOさんのライブへ行ってもなかなか聴くことが出来ない曲に、序盤から鳥肌ものです。
've in BUDOKAN 2005/ch31-Wing my Way
★★★
その後、SHIHOさん、MOMOさんと歴代のI'veの歌姫達が続きます。
暫くすると、「AYANA」の文字がスクリーンに…
ん?
あれ、誰だっけ?
よくわからん。
と思ってたら、始まった曲は「Last regrets」です。
サイリュームのカラーはホワイト!
雪をイメージしているのでしょう。
続く2曲目は「風の辿り着く場所」です。
補足が後になりましたが、あのKeyの「Kannon」のOP/EDです。
よく考えたら漢字にしたら「彩菜」ですね。
それならわかったハズ!こんな曲がいまライブで聴けるのも記念ライブの醍醐味です。
Kanon OP 「Last regrets」
★★★
その後、若手の歌姫達のステージが続きますが、Short Circuitコーナーが終わった後、お目当のひとつでもあるLarval Stage Planningさんがステージへ上がりました。
2曲目はデビュー曲「two HeaRt」これもいい曲ですね。
そして、シンバルのイントロから「Stargazer」が始まりました。ここまでアニメというより、主体はゲームかなぁという印象が強かった為、この曲は正直途中から諦めていたのですがとにかく聞けてよかったです。
にしても意外と声援が多く、I'veの最新のアニソンタイアップだけに皆さん注目していたのでしょう。
それにしても桐島さん生の歌声は半端なく歌上手いです。
天体のメソッド Full OP (not a loop)
次回「天体のメソッド」のイベント期待して良さそうです。
★★★
続いて歌唱力の高さで注目していたのはlKUさんですが、2、3曲目はなんとMELLさんのカヴァーでした。
なかでも人気の高い「Red fraction」が入っているではありませんか!!
この曲は歌詞がフルで英語ですから、簡単な曲ではありませんが、lKUさんは見事にその大役を果たしきりました。
MELL - Red fraction (歌詞・和訳付)
参加できないMELLさんの分もしっかり楽しませてくれる辺り、なかなかイキな計らいではないでしょうか…
★★★
続いてのアーチストは「島みやえい子」さんです。
今のI'veという立ち位置があるのはこの方が居たからと言っても過言ではないほど、特に歌姫に影響があります。
というのも彼女はヴォイストレーニングの先生であり、学校へ来た生徒のなかで特に才能のある生徒を自ら所属するI'veの高瀬に紹介をしたのが、KOTOKOや川田まみの始まりでした。
その他に影響を与えた歌姫は多数…今は後方支援に回ることの多い彼女ですが、そんな彼女のステージに期待しないわけありません。
1曲目はいきなり「ひぐらしのなく頃に」に…
隣の嫁も感慨深げにサイリュームを振っています。
最後は「銀河の子」、クリエイターでもある彼女の曲は他のI'veの楽曲とはちょっと音色が異なります。
古風な音使いをするので、島みやサウンドと言ってもいいかもしれません。
ひぐらしのなく頃に OP Full Version
★★★
そして、トリは現役のI'veで最年長の川田まみさんです。アニメからは2曲と少なめですが、それでも、10年以上予習をしてきた私にとっては好きな曲ばかりでした。
とある魔術の禁書目録Ⅱ OP
言い忘れましたが、ステージ上ではI'veのコンポーサーが入れ替わりでサンプラーを担当します。高瀬さん、中沢さん、そして井内舞子さんまで登場!
表に立つ歌姫達の後ろで、手を大きくあげ「もっと盛り上がれ」とジェスチャーします。
これもI've流だなぁと、彼らの存在これだけ遠くてもすぐわかります。
持っているオーラが違いますね。
アンコールもすべて終わり、最後は「美しく生きたい」を会場と一体で合唱します。
ライブ終了後、高瀬さんからファンの方、関係者の方へお礼とこれからも支援のお願いがありました。
全55曲、4時間に及ぶライブか終了!
また5年後、次は20周年を楽しみにしておきたいと思いますが、この世界もどんどん実力のある若手が台頭し、生き残っていくもの大変なご時世です。
それでも、
常に変化を遂げる彼らなら、20周年も楽しませてくれる事でしょう。
美しくノリノリの楽曲提供をこれからも続け、私達を楽しませてほしいです。