
ネタがネタなので長文お付き合いください。
お初の方は①からお読みいただけるとありがたいですorz
巻きで書いてますので解説が甘くなる箇所がでたらゴメンなさいm(_ _)m
巻く理由?近々インポーター大きな動きがあるようなのでその前にってことです・・・
その辺は最後の方にwww
その①はこちら
その②はこちら
その③はこちら
以下は本人及び関係各位の分析/検証結果を元に、
起こった事象及び起こりうるであろう事象を記載しています。
記載内容をどのように解釈されるかは、読み手の皆様次第ですのであしからず。。。
ここまでを簡単にまとめると。
①エンジン背面側よりエンジンオイル漏れ発覚
②補機類脱着の結果、場所はシリンダーヘッド/シリンダーブロック間
③AJの指示によりディーラーにてヘッド脱着
④ディーラーはヘッド歪みを発見できず、あれこれ紆余曲折の結果、ユーザーのワタシが歪み箇所を特定
⑤インポーターよりヘッド交換指示が出るが、ディーラーのエンジン組み付け能力に疑義がある為、Assy交換を強く要求
⑥いずれにせよパーツ待ちの為、歪んだヘッドに液ガス補助で組み付け出庫したが以下の現象が発生
-通常はピンク色のLLCが黒く染まってる。※オイル分離跡無し、LLC増減無し
-真冬にも関わらず水温はピークで115℃超(OBD値)でOH寸前。
-いつもと同じコースで同じ走り方をしても燃費3割程度悪化。
-フィーリングはやたら燃料を吹いてる感じ。※水温高いですから、、、
⑦サービスフロントの顔を立ててシリンダーヘッドをAssyで交換したが⑥の現象に変化は無し※除くLLC
⑧今度はピンク色のLLCの色が黄透明に変化
⑨サービスフロント/工場長/ワタシの見解は以下。
-初回のヘッド脱着時にウォーターラインに異物混入の疑いあり
⑩なぜか作業保証が不具合事例にすり替わる
⑪交渉開始。これまでの現象と保証作業ミスの可能性は双方合意するが、そのリカバリをサービス課長が対処する気無し。
さてその後です。
最後の猶予(24時間)を与えたので引き上げとなりましたが、フロント/工場長が水ライン洗浄をさせてほしいとのことで顔を立ててRS3を置いていきます。
まぁ24時間では証拠隠滅はしようもないし・・・
返却は翌日ってことでした・・・・・これがまた火種になります。
翌日昼間、W205 C43(LHD)を試乗し車の出来とポテンシャルを確認。
その間にRS3の査定もし、晩に結論を持って立ち寄ると伝えたうえでaudiに向かいます。
さてaudiですが3Fの販社本社の会議室となり同席者は営業部長が追加されました。
そりゃ吹抜けの店舗2Fで6-7人で数時間話してりゃ否が応でも目立ちますからねぇ・・・
で、回答は「インポーターと相談して真摯に対応する」とのことでしたが、肝心の方向性(以下抜粋)は一切ありませんでした。
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全部バラシて元通りに組上げられるかは、技術力欠落により相当難しいと思われること、
またコスト的に見合わない可能性は、内部事情として十分に理解はできる。
よってベアエンジンへの交換と内部洗浄が難しい箇所の部品交換、
それすら厳しいのであれば「別途追い金」での車両入替えの可能性を示唆。
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これ、以前のサービス課長(先見性がありAGにも交渉できる非常に優秀な方で他支店に昇格で引き抜かれた)でしたら、こんな騒動になることはなく最初からベアエンジンに入れ替えてクローズしてたと思います。 ※実際、他支店ながらもフロントが陰ながら相談していて、上記サジェスチョンをしてくれたそうですorz
そんな話をしながら、作業ミスに対するリカバリの方向性すらインポーターの指示が無ければ示せないのは、インポーター直轄の販売店としての責務を全うする姿勢に欠けているとしか見えない。
また修理/入替えの方向性も定まらないままトラブルの根を抱えた車両に乗り続けることは、何かがあった際に車両運行者の責務不履行にもなりかねないので、10年以上の付き合いを考慮したとしても到底受け入れることはできない。
ということで、おさらばと相成りました~~~
車は非常に良い出来なんですが、インポーター/直系販社がそれを生かせない体制ではねぇ・・・・・
この辺は後述します。
でもって一応、このRS3どうします?と聞いて見たところ、出来れば、、、と歯切れが悪い回答だったのでメルセデスの査定額を伝え、5日間以内の回答を要求しました。
こちらの顛末を先に書いておくと大差過ぎてメルセデスの下取りとなりました。支払条件も悪いし・・・
RS3は下取り、オークションを経由して別のaudi販社が認定中古車として店頭に並べておりましたよ~www
話を戻して、出来上がってるはずのRS3に乗って帰ろうとするとライン洗浄が予定通り進んでないと、、、、約束が違うのはいつものことですが、おさらばとなるとノーマル戻しを早々に始める必要があります。現状の確認に地下に降りると、洗浄剤を抜くのに苦戦してるとのことで助手席側インパネ(ヒーターコア外し?)もバラバラで、LLC以外の妙な薬品臭さが漂ってます。水回りは真空引きでやってるはずなのでそこまで苦戦することは無いはずなんですけどねぇ・・・
やはり水回りに何かあるなぁと思いつつ完了次第納車の手配をし、メルセデスに寄って契約してから帰宅します。で、翌日夜にRS3が帰ってきますが止まってるだけでそこら中がLLC臭いこと臭いこと・・・
数日後、ノーマル戻し作業をするために荷物満載でRS3を回送してる最中に水温変化が極端になっていることに気づきます。
・街乗り時に時折ながら水温が90℃まで下がる
・時期的に珍しく外気温は20℃越え
・外気導入、ヒーター非稼働、コンプレッサーOFF
ん?まさかライン洗浄ごときで治った???だとしてもやけに低いが・・・
で、以下を試してみます。
・外気導入、ヒーター全開、コンプレッサーOFF
すると水温はいつもの110℃超えへ
つまりヒーターバルブが閉じてヒーターコアをバイパスしている時に水温が下がってます。
で、ヒーターバルブが開いてヒーターコアに水が回ると水温上がる・・・
感の良い方はお気づきかと思いますが通常は逆の動きになりますよね・・・
でもそうはならないということで???が浮かびます
・水量が増えた時の流速が足りてない??
・ヒーターコアに抵抗??
・洗浄剤を抜ききれないって言ってたのはこれ?
さてここで構造のおさらいです。
サブラジエター(サーモ無し)が2つついています。
メインラジエターの裏にはオーバークール防止でゴム製フラップがあり走行風で開くようになっています。
つまり水回りの構造はTTRS(8J)とほぼ一緒です。
※RS3は多少はカロリーアップしていると思われますが・・・
※TTRS(8J、LHD)は水温は100℃弱で安定。気温25℃弱のサーキットでもピーク110℃程度
LHDエンジンルーム画像(8J)
RHDエンジンルーム画像(8V)
左上のヒーターコア戻りの配管が全然違います。
MQBシャーシのRHD車のヒーターコア配管は各車共通になっていて、
一番遠いヒーターコア出口で急角度で加圧タンクよりも高い位置に立ち上がってから、下に降りていく歪な形状をしています。この形状はRHD化によって移動したブレーキマスタを避けるためのものです。水量に対してポンプのマージンが少ない状態でこのような設計をしていたとしたら今までの現象に合点がいきます。さらに異物なんかあったら・・・・・((;゚Д゚)オレシラナイ
ちなみに友人のS3(8V)もサブラジ2つなのに季節に関係無く水温110℃近辺がほぼ常用なので、MQBシャーシRHDのパワー系エンジンで、ガッツリ踏む方は水温管理に念を入れた方がよいかもしれません。
水温が定石と逆の動きをしますので、ヒート防止にヒーターバルブ開く行為をすると火に油を注ぐ結果になるかもです。
※水温計オミットしたのは・・・おっと誰か来たようだw
ここまでは置き土産としてサービスフロントにレポートを上げていますが、
サービス課長/インポーターで握りつぶされてAGには届かないでしょうねぇ・・・
※前サービス課長なら確実に上げてるでしょうねぇ...( = =) トオイメ
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さてここからは没落の一途をたどるインポーターについてです。
・・・が増えますがご容赦を(笑)
夏頃から型式認定をフリーズさせてますから噂はほぼほぼ事実でしょうねぇ・・・
え?噂?そりゃぁ型式認定をフリーズせざるをえない内容ってことですよ!
今までの経緯が経緯なので直系販社もただではすまないでしょうね・・・
まぁ売上ボロカスですからねぇ・・・
以前から下降線をたどっていたのに手を打たずにディーゼルゲートが起きて、去年はそれでドン底だったのに、今年はドン底の昨年すらを超えられないわけですから。また、いっとき伸びた時の代替需要を取り込めず、昔からの継続ユーザーにも見放されたら、こうなることは火を見るより明らかなのに、調子乗って周りが見えなくなってるからこそかもしれません。
外人って目先の数字だけ追ってるイメージありますが、意外とこういうところもよく見てるんですよ~
にしてもよくここまで我慢したなぁって、ドイツ人の気の長さに感心してるくらいです(笑)
調子乗って直系販社を作って以降、メンツだけで無駄金使って親と重複する無駄なファシリティを増やしてりゃ、そんな温厚なドイツ人だって怒りますって。
結果としてグループとしてのノウハウの共有を自ら出来なくしたわけですし・・・
プチブレイク時に鼻伸ばし過ぎて周りが見えなくなって、先々の見通しも建てずにイケイケで突き通したらこうなるって見本みたいなものかと・・・
ここのところの場違いな値上げも自身のポジションを理解していないことの体現かと。
昔にヤナセから輸入権を取り上げてグループごとドン底に落ちて耐え忍んだ経験を忘れてしまうとは・・・
親は今回も地道に耐え忍んで失地回復を図っているっていうのに子がこれじゃぁねぇ・・・
ワタシの場合はどこで見切りをつけるかを見定めてたタイミングでトラブルが勃発したってだけです。
これまで付き合いが長いこともありかなりの数の顧客を紹介してきましたが、こんな事態となったので現在も絶賛引上げ中です(笑)
業界や規模は違えど、本業が似ているのでちょっと熱くなりましたorz
キリがないので一旦切ります。
とはいえ現場で頑張ってる方もいらっしゃることは忘れていません。
この辺りは追って番外編を書こうと思いますm(_ _)m
長文お付き合いありがとうございましたorz