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サンディエゴの滞在ホテルの近くに「バルボア・パーク」という広い公園があります。

公園といっても他の地区からも観光客が来るような有名な場所らしく、パンダのいる動物園もあり、なかなか美しい癒しの場所でもあります。

そこにはいくつかの博物館も設置されており、いずれもかなり濃い展示物で人気のようです。

先日散歩がてらその公園に赴き、行ってみたかった「AIR　AND　SPACE　MUSEUM」に入ってみました。
入場料は17ドルほどで少し高いので躊躇しましたが記念にとおもい・・・。

館内を、それこそ狭い中に暖簾の様に無数に吊るされた実機をかき分けながらペタペタと歩いて行き、展示も最終ブロックに差し掛かったところ、思いもかけないというか、非常に嬉しいものが天井から吊るされているのを発見しました。


ゼロ戦！
・・・アメリカで見るゼロ戦。
・・・当時の敵国で見せてもらう、日本のゼロ戦。

並み居るアメリカの傑作機の中で、彼は少々窮屈そうに見えましたが、それでも両端に日の丸を背負った主翼を大きくピンと伸ばし、薄暗い博物館の中でひときわその存在感を輝かせているように見えました。

（型式とかは分かりませんがこのゼロ戦に関しては、特別に説明ボードが設置されていて、その技術力の高さや機動性のよさが記されていました。）



思い返してみると、物心ついてから目にしてきたゼロ戦・・・・総てここアメリカででした。
はじめてみたのが20歳の時の、ワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館。
そして今回こっちに来てから見に行った、AIR　SHOWにおけるデモンストレーション飛行。
元気に飛んでいました。

そして今回。

なんだか皮肉ですね・・・アメリカで・・・・ゼロ戦。
（靖国神社にもあるそうですが、行ったことないんです。）



今まで紹介してきた、路上で見かけたアメリカで頑張るちょっと懐かしい日本車たち。
旧車集会のハチロクやZ、カローラ。
そして、まさかの出会いのHONDA　N600。

・・・思えばいずれも海外における品質とコストというビジネス戦争に挑んだ“ゼロ戦”みたいなものだった、と言ったらいいすぎかな。

でもこのゼロを見た時、なんだか“総てが繋がった”ように感じました。

そして、どこの国に居ようとも常に日本人であることに誇りを持ち、そして日本が再び強い日本になることを目指して行きたいですね。

次は私たちの世代で創っていかねば・・・そして遺していかねば・・・と。

（ってお前はいつも海外で日本の技術リークさせやがって～。って言わないで！爆）


では！