ほんの少しの勇気

ワタクシが初めて所有した自家用車はユーノスロードスターだ。

高校のときに
FD3S型RX-7の魅力を知り
マツダ車に興味を持つ。
ドライビングテクニック向上のため
最初はパワーの少ないユーノスロードスターに乗ろうと決めた。

18歳のワタクシはユーノスを買うために必死でアルバイトをしていた。
深夜勤務だったが夢のためだったので全然、苦にならなかった。
学生時分のため車を所有することは親に反対されていたが
それでも自分で買うことに決めていた。

アルバイトを続けて1年くらいたったとき
あんなに反対していた親父が車を買ってやると言い出した。

なぜかよくわからんがラッキーだった。
車の知識もないのに
なるべく安くて程度の良いロードスターをと中古情報誌を探し
九州から出てきた親父といっしょに
羽島の自動車屋に電車に乗って見に行った。

平成3年式
フルノーマルでシルバーのロードスター
45万　

当時のワタクシにとってはなかなか手の届かない金額だった。

「これでいいのか？」
と聞く親父。
「うん！」
とワタクシ。

こうして初めて乗る車は
親父に買ってもらったユーノスロードスターになった。

親父にマツダ車の魅力を説明したら
マツダに洗脳されていないかと心配された。

洗脳されているよなあ、いまだに（笑）

そして親父はユーノスロードスターを名前が覚えられず
ずっと「ユーロスター」と呼んでいた。
それはイギリスの電車だろ！

その後3年
ワタクシはユーノスに乗った。
運転も整備もこのクルマでたくさん失敗しながら学んだ。






たくさんの思い出もできた。

そして月日は流れ・・・

16年後

まさかの

生涯2度目のマツダ車購入。