
「成功したい奴はポルシェに乗れ!」
第1章 持ちたいと思うことでがんばれる
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・探しているときが一番楽しい
初めてポルシェに乗ったのは94年式の俗に言うタイプ993のティプトロニック(オートマチック)で新車同然、走行1000kmの極上品。親しい社長の奥さんが「かがっち、車好きだったよね、良かったら乗ってみる?」の一言から始まった。
お決まりのパターンで、舞い上がって右側から乗ろうとして車を一周、右手で持っているキーはハンドルの右へ、いえいえそこにはキーホールはありません。そう、ポルシェのキーホールは、「ル・マン式スタート」のためにハンドルの左側にあるのです。エンジンをかけることとギアを1速に入れるのが同時にできるからとか・・
オーナーさん試してみてください。
キーを差し込みエンジンスタート。野太いエキゾースト、走り出したらもう驚きの世界、ウルトラスムーズ、「なんちゅう速いオートマ!」「速えぇぇ」これが初めてポルシェに乗ったときの感想である。そのあと、赤信号で一気に減速、「ありゃりゃ、だいぶ手前でとまっちゃいましたよ」。止まることに関しては更に上をいく感じだ。これが2つ目の感想である。ついでに、「社長になったら乗れるんだ」と思ったのも事実です。
その感触は忘れられるわけもなく、ずっと疼いていたわけで、毎週のように中古車情報に目を通し、暇をみつけては販売店へ足を運び、何度も試乗を断られ、探しまくった一年半。もちろん一年半で社長になれるはずもなく、新車は夢のまた夢。初めて乗った993からすれば旧旧型のタイプ930。通称ビッグバンパー。1974年から1989年の15年間、ほとんど姿を変えずに造られたタイプ930の中でもっとも素人の扱えそうな、ボルクワーナーシンクロ、油圧クラッチ搭載の87年から89年モデルを片っ端から訪ね歩き、出物があったらと連絡を待ちました。
次の車を考えている時が一番楽しいですね、狙いを定め、欲しいものが決まってからは、もう毎日ワクワクドキドキ、夢の中じゃあ、すでに運転してますからね。
色はポーラシルバー、89年式のディーラー車。の予定が・・・
かかってきました、待ちに待った電話です。
色はグランプリホワイト。ま、まあしょうがないか・・
年式は88年式。油圧クラッチだからまあ良しとしよう・・
並行物。う~ん、でもこっちの方がパワーあるよね・・
希望と違うのに買っちゃいました。目の前に現物があると冷静になれない
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・手に入れたらこっちのもん
さあ、現金だろうが、ローンだろうがポルシェを手に入れてしまえばこっちのもん。
維持するためにしっかり働けるもんです。頑張って働く動機付けとして最適かもしれません。
ポルシェに乗ってると、たとえ中古車であろうとも、周りは金持ち…みたいな見方をします。だから乗ってる側もなんとなく少し偉くなってるような錯覚に陥る(悪い意味でなく)ことで、そのレベルを必死に維持したくなったら、それが背伸びであっても成功への第一歩。買っちゃったらなかなかおいそれとは手放せません。自分をポルシェに合わせようと努力します。ひとはなかなか努力が続きません。しかし、頑張って働くことのご褒美が週末にポルシェに乗ること、それだけでなんとなく頑張れちゃうから不思議です。
買っちゃった人に付いてくるこのオマケがいいことなんだよね。
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・ローンで買っても得をする
ローンで買ったら金利がかかり、手数料も取られるから得をするはずはない。当然です。先取りをしてその車に乗るわけだから、気持ちの面で得した気分にはなるのですが、金銭的には得にはなりません。
ところが、ポルシェはそうじゃない。車の減価消却率が違い他に比べて値落ちしにくいことで、損が少ないと思っていただければわかりやすいでしょう。
ポルシェに限らず、超人気車はともすると、買ったときよりも売るときの方が高くなることがあり、そういった類の車を手に入れたら、得になるのです。そこいらの国産車はよほどのことがない限り、ローンが終わる頃に査定額が0円になってしまい、次の頭金にもなりません。それどころか廃車手数料を取られます。買い替え時に価値ゼロでは、今まで支払った分がそこで無くなってしまい、失敗したなという後悔だけが残ります。
300万で買って、2年後に300万で売れ、乗った年数分、得をした話もチラホラ出ます。もちろん、その間にお金を掛けて手入れをし、整備をしたからこそ、そういうことが起きるのですが、普通の車は、やっても元がとれることはめったにありません。マニアのついている車は結局、お・買・い・得・
そうと知ったら、あなたもポルシェを買って整備しましょう。
第2章 ポルシェ選び
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・それぞれの年代で
20代、30代、40代、50代…。
人は、ひとりひとり違います。生活も、仕事も、環境も、もちろん好みも違います。乗りたいと思う車も当然違うでしょう。
ぽかぽか陽気のある日、軽自動車で買い物に出かけた私の目の前になにやらオーラのある車が1台。遠くから見てもメッキのバンパーがキラリと光る、深いグリーンのボディも磨き込まれた車に引き寄せられるように追っていました。信号待ちで追いつき横に並び、横目でチラチラ。次の信号でもチラチラ。視線を感じたのか、オーナーさんは、こちらを向き、目があった瞬間コクっと笑顔で頷き、空冷のエンジン音を響かせながら走り去りました。ハンチング帽をかぶった初老の方でしたが、その笑顔の目に人柄の良さ、温厚さを感じました。きっと長く愛情込めてその車を維持しているだろうことは雰囲気だけでもわかります。ポルシェ356C。911の先輩です。「あんな風になりたい」人生経験の豊さ、その年輪があの笑顔に表れていると思います。また、356との組み合わせが、まさにこの上ないマッチングでカッコイイ。人生のお手本にしたいと思える光景でした。
いつの日か、周りからそんな風に見てもらえるように、今のうちから練習しておきましょう。必ず似合うときがやってきます。
ただし、一足飛びに似合うようになるのでなく、年を追うごとに、ちょっとづつ苦労を重ね、買うことも、維持することも、うまく走らせることも徐々に培われていくでしょう。それをみんな苦労とは思ってないし、当たり前と感じているオーナーは、周りから羨望の眼差しで見られる、素敵なオジサンになっているんだろうなぁ。
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・色によって値段が違う
中古車市場では、そりゃ、あたりまえのこと、人気色は高く、不人気色は安い。ポルシェでは、その差がかなり大きい。ものによっては100万ぐらいの差がでる。もちろん程度や装備、グレードの違いも含めてだから仕方がないことなのだが、例えば964ならマリタイムブルーとリネングレーMでは、およそ100万近い差が出たりします。
塗り直しにそれぐらい掛かるから、まあ、それも致し方ないことかもしれません。でも機能的にはいっしょですから、走り堪能派の方には安いほうが、メンテに使ったり、チューニングしたりできる分お得でしょう。不人気色は案外、走行距離が短かったりするタマが出たりするので、結構、買いかもしれません。
ちなみに、930では、シルバー・ブラック・グランプリホワイト・ガーズレッド、964では、ルビーストーンレッド・マリタイムブルー・グランプリホワイト・ブラック・ガーズレッド、993なら、スピードイエロー・リビエラブルー・グランプリホワイト・ガーズレッド、996では、ピュリッツァホワイト・ブラック、997も同様で、水冷からは上級モデルの限定カラーとか、デカールに人気があり、素のモデルを外観のみ変更してある車がかなり増えてきます。
スポーツカーのカテゴリーに入るので、原色派手めのカラーが人気です。
996だとGT3RSもどき、993ならRSもどきが数多く売られてるし、買ってからイジるひともたくさんいますね。かく言う私も993RSもどきですしね。
ナローなんか当然のように73RSバージョンだらけで、偽物でも値段が高いんだから、もう。
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・限定車を狙うべし
人気色もそうですが、あらゆる年代で限定車がでているので、これを狙うのも良いでしょう。しかし、タマ数は非常に少なく、値段も結構高いのも事実です。いまだに発売当初の価格と全く変わらないほどの額面で取引されているものもあります。限定だから当然台数が限られており、現在の生き残り台数も少なく、コレクターズアイテムとなり車庫に眠っていたり、ショップにあっても価格応談とか、べらぼうな金額で誰も手が出せず、せっかくの車が台無しになってることも多いようです。走ってナンボでしょうに。可哀想な代表は、959。本物の走っているところなんてビデオでしか見たことがない。もう、神のような存在ですらある。触れることも恐れ多い神ですが、貸してくれりゃ、乗り倒してあげるんですけどね。
話をもどして、限定車をタイプ別に挙げると、
ナローでは、俗称73RS、911R。
930では、74カレラ、3.0SCRS、25thアニバーサリー、CS、
964なら、カレラ4lightweight、RS、CUP、RSR、Turbo3.6、TurboS、40thAnniversary
993は、RS、RSclubsports、GT2、GT2Racing、
996は、GT2、GT2Racing、GT3、GT3RS、PUE、
997は、GT2、GT2Racing、GT3、GT3RS、
などなど、かなりあります。
さて、どれが欲しいですか?
ほかにもGT1とか、カレラGTとか…
目移りしちゃいます。巡り会ったときは逃さすゲットしておきたい車たちです。う~ん、お金がいくらあっても足りない。手に入れるには、やっぱり成功するしかねぇな。
第3章 なぜ?ポルシェ
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・非常に安全です
ポルシェのブレーキに関する利点は、そのRRレイアウトからくる、制動時の重心と4輪にかかる荷重割合によるところが功を奏している。リアにエンジンがあるポルシェは、制動時にフロントに荷重が移動しても、まだリアヘビーなのでリア荷重が抜けてしまうことなく、安定した姿勢で止まれます。フロントエンジンの場合、フロント荷重になった途端に、リアが抜けて落ち着きがなくなります。当然、4輪のブレーキにかかる負荷は、均等な方が制動効率が良いので、同じ車重、同じブレーキならばRRレイアウトの方が短い距離で止まれることになります。ポルシェなら間に合ったが、そうじゃなければ「ドン!」なんてことに…
実際、ある日の夕方、ラーメン屋に向かう途中、信号待ちをしていると、なにやらクォ~ンと響く音と共に赤いマシンが横に並び、やたらとアクセルを吹かして「いくぜ!」みたいな感じになり、青信号でGO!。ちょいと出遅れて1車身差。グングン車速がのりほぼ併走。2個目の信号の手前で赤になる雰囲気。ギリギリ止まれるところまでガマン。すると、赤いのはドンドン前に行ってしまい、挙げ句の果てに、横から来た軽自動車の横っ腹にドン!。やっぱり止まれませんでした。私は安全運転ですから、停止線にピッタリです。
しかし、過信は禁物。リアヘビーなため、コーナーでのブレーキは要注意。たとえば、左コーナーで右に荷重がかかっている時にいきなりアクセルを抜くと、左リアの荷重が抜けた途端に、さよーならーなんてことが、いとも簡単に起きてしまいます。手前で減速し、4輪に荷重をかけて曲がり、クリップあたりからトラクションを生かして頑張るのが常道ですね。ポルシェの場合。命あってのモノだねですから、安全な車を選びましょ。
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・そのステータス性
泣く子もだまるってことはないけれど、まあ、高級ブランドのイメージはありますし、造りも合理的かつ機能優先で、日常にちゃんと使えるスーパースポーツカーです。他のスーパーカーは日常なんて考えてないですから、駐車場探しもひと苦労。コンビニに気軽にゃいけません。911は一応4人乗れるし(一部を除く)、そんなにデカくないし、フェンダーの盛り上がりで見切りはいいし、見栄張れるし、いいことだらけです。強いて言えば、荷物がたくさん載らないことぐらいじゃないかな?。
「何乗ってるんですか?」「ポルシェです」「すごいなぁ、いいなぁ」なんて会話、よくありますね。たとえ古いのであっても、持てることを羨ましがられる車です。オーナーは言われりゃ気分がいいので、維持できるように頑張るから、そこから下がれない。だから成功するんです。きっと。
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・フラット6は低重心
ドライサンプの水平対向エンジンは、車への搭載位置を下げることができる。車のパーツで最も重量の重いエンジンを低く搭載できることは、速く走る上で、コーナーでの姿勢がより安定志向になる。あくまで他と比較しての話だが…
要は、ロールセンターをより低く設定できるようになれば、コーナリング速度を上げられるんです。
重たいものが上の方にあると、横Gがかかった時に、ひっくりかえり易くなるともいいます。
スポーツカーの車高はみんな低いですよね。
4人乗れるスペースを残し、尚且つ、トラクションを稼ぎ、低い重心にし、ハンドリングのためにホイールベースは短くすると、911になっちゃいます。
ポルシェ博士に拍手。
それを現代まで引き継ぎ、進化させ、RRレイアウトの欠点をドンドン消していったら最新のポルシェになりました。ってな具合に新しいポルシェは、クセが消え、めちゃくちゃ乗りやすく、運動性能が高い車になりました。しかもチョー安全。
長生きしたきゃポルシェに乗んなさい。
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・鉄板の厚みとスポットの数
あまり見ることは無いでしょうが、ポルシェのボディの断面を知っていますか?。ボディの要所々に補強となる重ねがあり、解体のために切断するのがかなり大変。そこいらの国産とは比べものにならないほど溶接スポットの数も多く、実にバン金屋泣かせで、鉄板の厚みも国産より2割ほど厚く、やりにくいので修理を断るところも多いとか。おまけに微妙なカーブの重なるボディラインはうまく修正するのが難しいとのことです。ポルシェはポルシェ屋に頼むのが一番。
前述のことから、ボディ剛性が高く、走り比べるとガッチリしているのが体感できます。リフトアップすると、FやLはドアの開け閉めに支障がでたりするのですが、ポルシェは全く変わりません。ただし、接着タイプのガラスの車は、その接着面がミシミシいいだしているものもあるようです。ガッチリしてるのにちゃんと逃げが作ってあるんだと感じます。
サーキットを走ってもフニャフニャボディと思ったことはありません。ある方の体験談ですが、○○道路で200km/hでスピン、まるでピンボール状態でガードレールと壁に激突したものの、身体は全く無傷で生還したことがあるそうです。鈴鹿の130Rでスピンオフ、右側の助手席が縦に割れ半分になったのにピンピンしてたなんて話まで聞いてます。
ポルシェは乗る人を守る車なんですね。
えっ?運がいいだけだろ?って、そりゃそうですけど…
第4章 ポルシェがらみで
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・Goodsを集めたくなる
自分の車を探している時に、一緒に集めたくなるのがポルシェグッズ。中でもミニチュアカーは自分の車と同型式、同色のモデルが絶対に欲しくなります。かくゆう私も探して集めました。そこら中、暇さえあれば専門店、オモチャ屋、デパートなどいろいろと回りました。探している車が中古車なので、ミニチュアも現在は絶版になっているものがほとんどで、買取で入荷するのを待ったり、店にオーダーしておいたり、私の993は、同色のモデルがないので、TAMIYAのGT2のプラモデルを改造して同色に塗り替え、自前で作っちゃいました。今思うとよく集めたなぁと思います。なんとポルシェだけで280台ぐらいにはなっています。ミニチュアカーに使った金額も60万を越えています。だったらもっと程度のいい車を買えたのに、なんて後の祭りですね。限定の959のチョロQは、すれ違いで手に入れられませんでした。たまたまそのときの財布の中身が6000円に足りなかったことで、惜しいことをしました。あれからまだ出会えてません。持ってる方は是非ともご一報を…
993と930は結構あるんですが、964はもともとあまり作られておらず苦労しています。964の18分の1は、いまだに見たこともありません。マリンブルーの964を譲ってくださ~い。
他にもステッカー、ワッペン、エンブレム、ラジコン、ポストカード、プラモデル、バッジ、キャップ、マグカップ、Tシャツ、ネクタイ、トレーナーなどなど、収集にはパワーもマネーも要ります。そうさせてくれるのがポルシェで、仕事のほんの少しの合間に探しに出たり、それを面倒だなんて思いもしないし、頑張れちゃいます。ポルシェを所有することで、時間をポルシェに使い、そのおかげで、暇がなくなりました。もし、ポルシェがなかったら?きっと、暇なときにパチンコにつぎ込んで、財布は空っぽになっていたでしょう。
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・人とのかかわり
さぁて、ポルシェを買ってしまったあなた、ひとりでこっそり楽しむのもいいですが、それでは、ちょっと寂しくないですか。走っていてすれ違ったり、並んだりしたポルシェと挨拶したり、車を停めて話しませんか?話していると、そこに新たなポルシェ乗りの方が加わったり、ポルシェワールドは、どんどん広がります。今まで自分が知らなかったことや、故障に関する面白エピソード、パーツの情報、ショップ情報などなど、輪も広がります。
どこかで出会ったら、声をお掛けしますので、そのときは、宜しくお願いします。
ポルシェ乗りには、イロイロなひとがいます。社長さん、お医者さん、ドライバーさん、サラリーマンさん、公務員さん、インストラクターさん、ほんとにさまざま、余裕の方からギリギリまで、たくさんいます。話していると、人生にためになることやならないこと、崖っぷちを切り抜けた話や業界裏話など勉強になります。今の自分の問題解決に役立ったり、参考にさせてもらってます。一緒に走ること、人と話すこと、人の話を聞くこと、楽しい時間を過ごすこと、人生の大切なときです。お金に変えられない、大事なことだと思います。あなたも合流しませんか?ポルシェワールド。
たとえ車が変わっても、それがフェラーリやランボルギーニになったとしても、ひとのつながりは続きます。水平対向つながりでスバル車オーナーからもよく声をかけられたりします。車好き、車バカなら誰でも、JOIN US!あつまれ、いつまでも子供な大人!。人生の折り返しをとっくに過ぎている私も勉強させてもらってます。
会社のトップの方、一緒に息抜きしましょう。さらに、成功すると思いますよ。
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・ポルシェに乗る人たち
結構こだわりのある人たちが多いと感じます。今までに300人以上の方と知り合いましたが、世間でいわれるところの成功者が多いです。会社を起業して儲けた人、会社内で活躍する立場の人、人を束ねる人、重要なポジションの方々ばかり。会社から弾き飛ばされる私のような者は、お会いした方の中にはひとりもいません。それでも、私のような者と、気楽に付き合ってくださる方ばかりで、たいへん勉強になりますし、感謝しております。
車に対する気持ちやこだわりは、半端じゃないですね。一台を、ずっと、乗り続けていたり、何台も乗り継いでいたり、何台も所有していたり、特に、古いのと新しいのを所有し、楽しんでいる方が結構います。私は、ビッグバンパーから993まで順に進化してきましたが、最新型からナローへ戻るひとも少なくない、わざわざ乗りにくい車を選ぶんですから、ある意味、マニアックな車種のオーナーとみなさん言えるでしょう。
RRじゃなければダメとか、カエル目だとか、ボディの曲線だとか、ドアの締まる音だとか、クーリングファンだとか、そのこだわりの細かいところもマニアック。クセをねじ伏せながら速く走らせることに生きがいを感じるところなんて、素敵としか言いようがない。お金を出せば、速い車はいっぱいあるのに、それでもポルシェなんです。サーキットに持ち込むと、その凄さがわかります。ショートサーキットなら1クール50分をノーピットで走れます。他の車は、たいていブレーキがだめになるでしょ。ポルシェは大丈夫。鈴鹿と富士はちょっと厳しいけど、そこいら(失礼?)のショートサーキットなら、なんの問題もありません。フロントエンジン車は、フロントブレーキに負担がかかりすぎ、あっという間に、ピットインです。さすが、耐久のポルシェ。サーキットでも大丈夫なのが、ごく普通に売っているのって凄くないですか。
そんなポルシェを愛してやまない人たちが私の周りには多い。
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・運転がうまくなる!?
誰でも熟練度が増せば、運転は上手になります。だから決してポルシェに乗ったからうまくなるのでなく、へたくそに乗るとメインテナンス費用が嵩むから上手にならざるを得ないのである。マニュアルミッション車ならクラッチワークはうまくなると思いますよ。アイドリングスタートには結構微妙な足裏感覚が不可欠ですからね。軽いボディにトルクのあるエンジンだからこそのアイドリングスタート。ほとんどの国産車では、たいていエンジンストールするでしょう。低回転から立ち上がるトルクとRRレイアウトのなせるワザだと思いますが、それをうまくこなすには、左足の裏と、右足のアクセルのタイミングこそキモなんです。
RRレイアウトはFRから乗り換えると結構違和感を感じます。コーナーを攻めていくと、フロントの軽さゆえに、どんどん前が逃げていき怖くなる。ヒビッてアクセルを抜くと、重いお尻がスパッと外に流れようとします。どんな車でもそれは基本的にいっしょでしょって?アンダーステアからオーバーステアへの移行の幅というか、早さが、ズズッとスパッの違いというんでしょうか、そういった類の違いを体感できます。とくに930系の世代のポルシェは、その傾向が素人の私でもはっきりわかります。ショートサーキットのS字を切り返すようなときに、お尻がおっとっとてな感じになります。コーナリングの最中にブレーキングすると、あっという間にお尻がブレイク、即、スピンモード突入です。コントロールは微妙なアクセルワークとブレーキングよりもむしろ、スローイン・ファストアウト。コーナー手前で確実にスピードをコントロールし、コーナーではグリップで我慢し、立ち上がりでフル加速という走りが一番無難ですかね。
そう思っていたころ、とあるサーキットで、最終コーナー走行中に、大外からドリフト状態で一気に私をかわしていったポルシェドライバーがいました。恐ろしいほどうまい、抜かれたほうが思わず笑ってしまうほど鮮やかに930を乗りこなすNさん。それを見てからは、うまくなるためにサーキット通い、練習しましたね。アライメントの重要性、荷重移動、アクセルワーク、ブレーキングなどすごく勉強になりました。以前、プロYさんにマイPで同乗走行してもらったときには、ブレーキングとアクセルワークのメリハリの違いを指摘してもらい、一気に3秒以上タイムを詰めることができ、さらに楽しめるようになりました。フロントが軽いことで、しっかり荷重移動を理解した上でコントロールするようになり、ドラテク向上につながるポルシェに乗ろう。いかがですか。
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・「よし、走ろうか!」という気になる
ふだんも車を使っていますが、いざポルシェに乗ろうと思うとき、おもむろに車庫から出すとき、カバーをはずし準備しているとき、「よし、走ろうか!」と心の中で呟いている自分がいます。朝、出勤するとき、「よし、今日もがんばるぞ!」と思っている人、最近少ないでしょう。通勤車に乗るときに「よし、走ろうか!」と思って行く人は、さらに少ない。ちょっと気合いを入れて、その気にさせてくれるのがポルシェです。特に運転が難しいわけではなく、ふだんの脚に十分使えるところもオススメです。ティプトロニックならなおさら楽チン。困るのは、駐車場のカードと料金支払い、隣の車にドアを当てられないかの心配ぐらい。普段乗りなら赤のティプトロニック、「緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ」って、かっこいいでしょ。目立つし向こうがよけてくれます。結構コンパクトで、取り回しも楽、しかも速いッスよ。FやLはかっこいいけど、普段乗りはかなり厳しい。コンビニにいくのはねぇ…
かなり遠出て距離を走っても、適度に固く、ホールドに優れたシートは疲れ知らず。ポルシェに限らす、ドイツ車はそんな感じです。純正シートはRECARO製。最近は変わりましたが、基本的な考え方は筋が通ってます。営業で1日に700kmほど走ることが週3くらいあった頃は、RECAROに替えたら、腰痛に悩まされることなく仕事ができるようになりました。今は、ポルシェもRECAROのフルバケが入れてあります。
「よし、走ろうか!」と出て行くときは、たいていは山のほうに向かいます。気持ちよく走りたいから、交通量が少なく、コーナーの九十九折りを軽快に駆け抜けるために向かいます。街中をウジウジチンタラ走りたくないもんね。フル加速していくと、日常の頭の中に渦巻くいらんことを一瞬だけ置き去りにできる。ただし、減速したら元に戻っちゃいます。残念ながら、嫌なこと、つまらんことは、ぶっちぎれません。一瞬だけです。
その気にさせてくれるポルシェ、やっぱ、いいねぇ。
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・高速域でも超安定
もちろん路面がいいからそう感じるのだろうが、250km/hでもすごく安定しています。富士スピードウェイのストレートでのことです。
930の頃は、200km/hを越えるとフロントがフワフワして怖かったですね。しかし、自作のフロントアンダーカバーにより劇的に改善。どんなものかというと、薄っぺらなアルミ板をリベットとシールテープでフロントアンダーに固定するだけの簡単なもの。これで240km/hオーバーまで不安無く踏んでいけるように なりました。全くの素のカレラで5000円ぐらいの費用でこの効果。これは、あり、ですね。アウトバーン育ちは、素のカレラでも、この超高速域を悠々こなせるという底力を垣間見る瞬間でもありました。レブリミッターは介入するけど、スピードリミッターは無し。ポルシェのカタログデータで最高速度は、最高巡航速度のことで、つまり、この速度でずっと走れますよってことなんです。500万以上のお金をつぎ込んだ国産チューニングカーのオーナーいわく、短時間なら前を走れるけど、ずっとは無理、だそうです。一瞬のためにお金をつぎ込むのか、つるしで買って悠々クルージングするか、どちらを選びますか?
964、993と進化するごとに最高巡航速度は上がっていきます。RRレイアウトの欠点である加速状況下でのフロントの接地感不足でさえ、進化とともに改善され、最新型では、ほとんど感じないほどになっています。
安定感なら4WDでしょ、って言われそうですが、ありますよポルシェにも、カレラ4、4S、993以降のターボ、カイエン。あと、959も。これらは、ビックリするほど安定しています。ヒルクライムのような状況でも、オン・ザ・レール、グングン登っていきます。高速コーナーでも鼻歌混じりでいけますね。まあ、そこは運転手の度胸次第でしょうけどね。
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・性能の進化
最近の国産はよく頑張っているようで、速さ・価格もようやくスーパーカークラスのが出てきました。価格は追いついてもらわないほうがいいですが、高性能イコール高価格になるのは仕方がないところです。4000万近くする、文字通りスーパーな車まで出ましたからね。通常使用の国内なら、100km/h制限なので、リミッターの180km/hは何のためと問いたくなります。アウトバーンを見習いなさいと思うことしきり。だから国産はいつまでたっても300km/hで巡航できるような車にならないんだよってつぶやきたくもなりますよ。速さのレベルが追いついていかないから、シャーシ性能が上がらず、ユルユルボディに高性能エンジンということが多くない?もっと厳しい条件を実走 で鍛え上げないと、勝ち目は無いですね。その分エコには力みなぎるって感じでしょうか?個人的には全く興味無しですが…
たまに、ニュルを走ってる程度では、長く楽しめる車にはならない気がします。
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・コストパフォーマンス
ポルシェはけっして安い車じゃありません。911なんか1000万以上するんですから。でも、コストパフォーマンスには優れているとおもいます。まず、スーパーカーなのに4人乗れること。世に出ているスーパーカーは、ほとんどが2人乗りであるのに、ポルシェは4人乗り。めちゃめちゃ速く、4人同時に移動できるんです。しかも駅まで歩かなくてもいいし。つぎに、思いのほか、燃費がいいこと。○00km/hオーバーでコンスタントに高速を走っても、930なら10km/Lを超える、素晴らしいパフォーマンスです。街乗りで使っても7km/Lぐらいで、スーパーカーとしては、異常な数字です。
しかも、930なら自転車(ロードレーサー)が室内に収まってしまいます。以前、趣味で自転車のロードレースによく出ていたころ、所有していた車はポルシェの911のタイプ930だけだったので、会場への移動ももちろん911。27インチサイズのロードレーサーもいっしょに積んでましたから、なかなかの積載量をこなせます。それと、運転しづらいけど、スペアタイヤを4本積んで、タイヤショップにも何度か行ってます。
まさに、合理的に出来てます。合理的≒無駄が少ない≒コストパフォーマンスに優れる≒節約上手⇒成功につながる、と思いませんか?
まったく良くできた車です。そんなポルシェを選ぶあなたは、成功への第一歩を踏み出すこととなります。
19.
・部品は出てくる
古い車の維持で困るのが、パーツの欠品。壊れたらもうそのパーツがどこにも無いという事態が、一番の悩み事です。しかし、ポルシェは古い車でも、ほとんど国内在庫やドイツ本国オーダーで部品が出てきます。ただし、本国オーダーだと、1ヶ月半ぐらい(以前、88年式の930のフロントバンパーをオーダーした時にこれぐらい)待たないといけなかったりすることはあります。
最近は、ディーラー経由の部品代がどんどん上がっているようなので、リビルト品とか、重要パーツでなければ、流用品で間に合わせれば、ある程度安く仕上げることができます。意地でも純正にこだわるなら、出費が嵩むのは仕方ないと思いますが、頑固に譲らない人がかなり多いことは事実です。
901品番、964品番など、重要パーツも共有部品が多いです。たとえば、これも930のときの話ですが、ボルクワーナー製油圧クラッチがバラバラになったとき、クラッチディスクに77年式のターボ用を流用しましたし、964で使っていたRECAROのフルバケを一切加工せず993にも使っています。意外と使えてしまうものがいっぱいあるもんです。ホイールなんか928S4用を964にも993にも使いましたからね。最近知ったことですが、964用のステアリングボスは、993のエアバッグ付きステアリングボスとして、そのまま流用できると聞きました。エアバッグ対応ボスは40000円以上するから、流用できるなら、安くあげられますね。状態キープのために、みなさん涙ぐましい努力をしているようですが、ポルシェは比較的条件がいいようです。
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・思っているほど壊れない
車を買うときにどんなところに注意しますか? メーカー、車種、グレード、装備、色、内装、オプション、価格、保証、アフターケア、ランニングコスト、いろいろあります。昔も今も、外車はよく壊れるからという説が噂されているためか、敬遠されがちなポルシェですが、実は、故障はどんな車にもつきもので、国産だから壊れない、外車だから壊れるということはありません。車や道具には、個体差があり、運良くまったく壊れないものもあれば、買ってから故障続きのもの、とことん続き、次の車まで尾をひいたりなんてこともあります。なぜ尾をひくのでしょうか?それはオーナーの扱い方やメインテナンスによるところが大きなウエイトを占めているのでは?異音に敏感だったり、不調の兆しを気づくか気づかないかで修理の度合いも変わってくるはずです。壊れない車のオーナーは、肝心なところのメインテナンスをきっちりやっていると思います。扱いも丁寧なんじゃないでしょうか。乗りっぱなしで済むような車はこの世に存在しません。自分たちの命を載せて走る車をメインテナンスするのは、オーナーとして当たり前のことでしょう。きっちりやっておけば
、そんなに壊れることはありません。乗っているときに感じることと磨くときによく観察することで、ダメなところに気づきましょう。ポルシェって思ったより壊れないですよ。コストパフォーマンスの高い、突き詰めればエコカーだと思います。
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・思いのほか経済的
最近のエコカーと比較すると随分旗色が悪くなりますが、スーパーカーのイメージからすると非常に燃費がいいんです。
930で御殿場のポルシェ博物館までロングドライブにヒョイと出掛けました。ポルシェオーナーになって初の遠出で、途中で故障をしないか心配しながらも、楽しさのあまり、ガンガン飛ばして、休憩することすら忘れて走っちゃいました。ウキウキだったためか全く疲れを感じることもなく、ポルシェは凄いと思ったことをよく覚えています。たしか、ポルシェ博物館の閉館する1ヶ月前だったと思います。なくなっちゃったんだよね、ポルシェ博物館。しかし、あの時あったたくさんのポルシェはいったいどこへいったんでしょう。言ってはいけないようなハイペースで走って○時間45分、無事に到着。燃料計を見て、また、ビックリ。満タンでスタートして、まだ三分の一しか減っていなかったんです。ポルシェのエンジンは途中で片バンク止まるのでしょうか。あの速度で走り続けて10km/Lを遥かに超える低燃費。燃費もスーパーなスーパーカーたちとは明らかに違います。520km走ってガソリン消費は48L。かかった時間も短いし、まさにスーパーコストパフォーマンスカーですね。
街乗りでも8km/Lくらいですから、誰も文句は無いでしょう。ほんとうにいい車です。
ちなみに964、993のエンジンはさらにスープアップされ3.6Lになり、街乗り燃費は6-7km/Lになりましたが、そのぶんパフォーマンスが上がっています。
ターボに関しては燃費の面ではちょっと苦しいようです。
いずれにしても、速く走るという条件をつけると、ポルシェはスーパーコストパフォーマンスカーと言えるのではないでしょうか。おぉ素晴らしい。
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・相場について
最近上がっているのが930と964の相場。ただし、程度の悪いものは淘汰され、市場にあるのはそこそこのレベルで、ダメなのはみんな海外に売り飛ばされたようです。したがって、タマ数が減って平均が上がっているようで、5年前に200万を切るぐらいで買えた964が、最近は300万超えの状況になんです。特に5速マニュアルは、走行10万kmを超えたものでも、350万ほどの値がついています。ということは、5年前に964を買って今売ろうとしている人は、その間に掛かった費用を除けば、5年間タダでポルシェを楽しんだことになる。もちろん、買ったときの状態をキープしていることが前提なのだが、いずれにしても損はしていないハズである。930についても同様で、市場に残るのは、しっかり手が入ったものばかり、だから価格も手入れ分が乗っかっている。リーズナブルな金額ではなかなか手に入れられなくなっています。それでも、国産ならほとんど廃車処分され残っていない時代の車が、結構選べるぐらいの台数存在することが、頑丈さと合理性を物語っています。みんな20年以上前の車ですよ、普通ならボディは錆びてグスグスになっているはずです。まだまだ現役バリバリなちょい古ポルシェ、一生物として持っている人は結構多いかも。
996なんかは、初期モデルだと300万を切るようになってきました。乗り味はともかく、空冷時代の車を軽く上回る性能であるし、居住性も優れているのに、人気がない。形は好きずきだけど、しっかりポルシェなんですよ。チョーお買い得です。ひょっとしたら、今買っておくと、5年後くらいにラッキーが訪れるかも知れません。エコカー乗るより、ずっとエコになると思います。家計も助かること間違いナシ。
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・サーキットでは
車好きなら一度は走ってみたいサーキット。ただし、走り方は、そのドライバーの限界を求めたくなるために、車に対しても要求されるものが過酷になります。たとえそれがグリップでもドリフトでも、一般道と比較するとブレーキと脚周りに厳しく、消耗も激しくなります。もちろん、タイヤもあっという間になくなります。
ポルシェの凄いところは、ノーマル、市販状態、で購入して、そのままサーキットを攻めても大丈夫な部分にあります。たとえば、ショートサーキットで走行会レベルで走ったとすると、○ンエボ、□カイライン、△ビックなどは数周でブレーキ冷却のためにピットインしなければならないのですが、ポルシェは平気で60周ぐらい回れます。鈴鹿クラスのサーキットだとさすがにそうはいきませんが、フルブレーキの短いショートなら十分、ノーマルローター、ノーマルパッドでいけます。脚周りもノーマルのしなやかさで十分な速さまでいけるし、ボディも頑丈だから、走った後でドアの締まりが悪くなったりしません。リフトアップして試してみてください。ポルシェはリフトアップしてもドアの開け閉めは全く変わらず普通にできますが、某国産スポーツは開けたら普通には閉まらなくなります。しかも、そのドアの内側の守らねばならないところが、強いか弱いかは、ドライバーの命に関わる部分でもあります。同じように事故っても、生存率が高い車を選んだほうがいいですよね。成功するカギは、まさに ソコ にあるかもしれません。
そんな車がつるしで買えるんです。同年式の車で、ボディ、ブレーキ、脚周りを仕上げるのにいくら掛かります?ポルシェを買ってそのまま乗るほうが安くつくと思いますがね。
第5章 成功する人は・・
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・ところで成功って?
「成功したいヤツ」の「成功」ってどういうこと?
ひとそれぞれ考え方、価値観が違います。そんなことは言われるまでもなくわかってるって?そうですよね。みんな環境も違えば、性格も違うし、性別も、能力も違う。まだまだ挙げればきりがない。ひとりの人であっても、年を追って好みが変わったり、環境が変わったり、最近のことだと、急に会社を辞めなければならなかったり、収入が極端に減ったり、刻々と変わってきます。
たとえば、妻帯者でごく普通に暮らしている人がいるとします。毎日、会社勤めで変わらぬ日々だと思っていたら、会社の意向で転勤になり、生活や環境が急変することもあります。その場合、イロイロな出費が重なり、なにかをあきらめなければならなくなったり、できなくなったりします。それが大きなストレスとなり、悶々とした気持ちで毎日を送ることに成りかねません。いや、よくあることです。そうならないためにも、みんな工夫をし、節約して、乗り越えています。そのこと自体を「成功」とするもよしですが、ほとんどの人は、今よりもよい生活を思い描いているのが実際です。
「成功」とは、思い描いている「目標」で、それを実現すること、かなえること。「目標」は高く持ってください。そうなるためにどうすればよいかを考え実行し、完遂すれば「成功」です。文字に書くのは簡単ですが、決して楽なことはありません。やらなければ楽ということもありません。やらなければ、苦から抜け出せないですから。だったら、仮の「目標」でもいい、ひとつひとつクリアするための計画を立てて実行の一歩を踏み出しましょう。「目標」に到達するためにこうするということを何度も繰り返すうちに、自分なりのやり方が徐々に出来上がり、前向きになって「成功」できる人に近づいていきます。「成功」したら次の「目標」を新たに掲げ、どうするかを考える。できないと言う前に、とりあえずやってみる。前向きさが「成功」への第一歩となります。
さあ、一歩踏み出し、ポルシェを買いに行きましょう。
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・頑張ったご褒美にはポルシェ
ひとが一生のうちにする買い物で一番大きなものは、土地とか家だと思います。これは、衣食住に直接関係しているので、ご褒美という感覚ではないと思われます。ご褒美になるもので大きな買い物は飛行機・船を除けば、次は車でしょう。興味無ければ仕方ないですが、所有するだけで税金まで掛かるような代物ですから、ご褒美としての価値はかなり高いですよね。
毎日、仕事で頑張って、束の間の幸せとしてポルシェに乗る。短い時間でも贅沢なひとときの過ごし方ですね。
誰しも、一生のうちに一度は乗ってみたい車の部類に入るはずです。
そんなポルシェを頑張ったあとのご褒美でなく、先取りで、頑張るために、ローンでもいいから買って、早めに楽しめばいいでしょう。さあ、頑張ったから買おうかなって思った時には、欲しいと思っている車が変わっているかもしれません。思い立ったら吉日。善は急げ。早い者勝ち。何年も経ってからなんて、時間の無駄。欲しいときに買わないと必ず後悔しますよ。
さあ、ご褒美のためにポルシェを買いに行きましょう。
※5年以上前に記述したものです。車両価格等は当時を反映したものになってますので現在とは相違があります。