トヨタ純正 ステアリングシェイクダンパー 取り付け
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トヨタ車の色々な車種では流用が盛んなステアリングシェイクダンパーをエクシーガに取り付けてみました。
このパーツは、ステアリング側の設置プレートに適度な硬さのゴムによってウェイトがフレキシブルに揺れる構造で取り付けてあります。
ステアリング内に取り付ける事により、発進時やアイドリング時、路面の継ぎ目の凹凸などでステアリングに伝わる上下振動を軽減させるための物だそうです。
≪購入部品≫
● トヨタ純正部品
45713-12080/ダンパ,ステアリング ×1
90159-50199/スクリュ ×2
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ステアリングの取り外し
まずエアバッグの誤作動対策をし、エアバッグが固定されているトルクスネジを緩めてモジュールを取り外します。
このあとのステアリング取り外し手順は、以前サテライトスイッチ取り付けの際に一度ステアリングを外しており、手馴れた作業で・・・
ステアリングを取り外すと、ロールコネクターの回転がフリーとなり、簡単にクルクルと回ってしますが、動かさずにそっと元の位置を保持しておきます。
この状態でロールコネクターを回すのは厳禁で、元のセンターの位置が分らなくなってしまうばかりか、最悪舵角センサーの破損となりかねません。
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仮合わせで位置確認
こんな感じでステアリングフレームの上部に付きます。
スバル純正品ではないので当然ポン付けとは行きませんで、ステアリングフレームに取り付け穴の加工が必要となります。
本来は部品の取り付け面にある4つの穴の内、両端の2ヵ所を使用して固定するのですが、場所的にロールコネクタの位置決めピン穴と干渉してるので、内側の2ヵ所を使用して固定する事にします。
あと、揺れるウェイトが他の部位に干渉していては本来のダンパーとしての機能が損なわれると考えます。
確認するとステアリングのフロントカバー数箇所に干渉するようなので、こちらも多少加工が必要となりますが、その他は概ねいい具合に納まりそうです。
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ステアリングフロントカバーの加工
ステアリングシェイクダンパー取り付けに際し、フロントカバー内側の干渉する部位を切除します。
まずカバーの裏側にある、サテライトスイッチのハーネスが固定してあったコードフックを根本から切り取ります。
さらにそのすぐ横の勾配形状のリブを、高さが3mmくらいで一定になるように切除します。
なお同様センターにあるリブもクリアランスを確認して、根本側のみ若干の削りを入れときました。
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取り付け穴(タップ)加工
①ステアリンクダンパーの位置決めをします。
位置は必然的?にステアリングナットの窪み形状に沿う感じになってしまいます。
②取り付け穴のセンターをポンチでマーキングします。
結構際どい位置ですね(汗
③M5×0.8ネジの下穴を開けます。(下穴径=φ4.2)
なお穴あけの道具が普通の電動ドリル使用なのと、素材がアルミダイキャストと比較的軟材なので、使用するドリル刃はφ4.1と径を0.1mm小さくしました。
感で狙ったわりに傾く事なく上手く垂直に貫通しました。
④開けた下穴にM5×0.8のタップでネジを切りだします。
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ステアリングシェイクダンパー組み付け
確認としてタップを立てたネジ穴に購入したネジを挿入。
今回ステアリングダンパーの取り付け穴とした場所
(赤○部)は本来位置決めの穴。 穴が小さくM5のネジが通りませんのでφ5.5のドリルで穴を拡張しました。
先にフロントカバーを取り付けた後、ダンパーを組み付けてウエイト部を指で少し押して動かしてみます。
カバーへの干渉無しでバッチリです。
なお、サテライトスイッチの配線はステアリングダンパーが付いた事で必然的に取り回しが変わってきます。
幸いにも部品自体にコードフックが付いていたので、これをチョイと曲げて止めておきます。
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ステアリングの取り付け
取り外した逆の手順で車両に組み付けます。
サテライトスイッチ&エアバックのロールコネクタへの接続部も確りスペースが確保されていて問題なし。
あたかも純正品かのようなナイス納まりです。
配線を接続してダンパーに干渉が無いように整え、エアバッグモジュールを取りつけます。
エアバッグも特に問題なく納まりました。
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完成!って、取り付けたブツは外から全く見えませんが、果たしてその効果が少しでも有るのか否か?
まずはどのような変化があるのか楽しみです。
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