
2003年5月9日に宇宙科学研究所 (ISAS) が
打ち上げた小惑星探査機
はやぶさ
2005年夏にアポロ群の小惑星 イトカワに到達して
探査の後60億キロメートルの旅を終え
打ち上げから7年ぶりに地球に帰還した
はやぶさの快挙については
他の方もブログで掲載しているので
そちらを参照して頂くとして
今回の惑星探査を元に
人類の夢である恒星間移動について考えてみました
長くなりますので
興味の無い方はスルーして下さい (;^_^A ・・・
今回の”はやぶさ”快挙の中で
何が一番かと問われればやはり
イオンエンジンの実用化 だと思います
現在我々人類が暮らす地球
資源や温暖化等の問題があり
それほど遠くない将来には人類が暮らせなくなると考えられており
人類絶滅を防ぐためにも世界の科学者達は地球外移住の為の計画である
「惑星地球化計画」
テラフォーミング(Terraforming) が考えられており
火星の地球化を目指しております
しかしこれとて所詮は太陽系内での惑星間移動でしかなく
寿命が100億年と言われる太陽は(現在誕生から50億年)
今後、大きさを増しながら巨大化し
5億年後には巨大化する太陽の影響で地球上の水分は全て蒸発!!
50億年後には巨大化する太陽に地球は飲み込まれてしまい
最後には質量の大きさからして
超新星 には成れず
白色矮星 に成ると考えられており
当然の事ながら地球化した火星も同じ運命を辿ることになります
では人類を絶滅の危機から救うには
どうすれば良いのか!!
答えはただ一つ!
母なる太陽系を捨てて無限に広がる大宇宙に
安住の地を見つける他
残された道は無いのです
前振りが長すぎましたが (汗)
宇宙は広い!ムチャクチャに広い!!
今回の”はやぶさ”の速度は時速5000キロ以上
しかし60億キロを進むのに7年も掛かっているようじゃ
遅すぎて全くお話にならないのです
現在の有人ロケット技術では同じ太陽系の火星まで500日以上もかかり
惑星間移動は元より、恒星間移動など夢のまた夢なのです
ではどうすれば恒星間移動が出来るのか!!
これは全く新しい推進システムを考案するしか道は無く
その夢の推進システムの一つとして今回実用化された
イオンエンジンなのです
太陽系に一番近い星である
ケンタウルス座アルファ星
その一番近い星でさえその距離は4.37光年
1光年=9 460億 730 4万72 58 キロ
その4.37倍で
約4兆1344億キロ と言う絶望的な距離ですので
”はやぶさ”如きのドン亀飛行では到達すら不可能なのです
そして人類が移住できそうな天体はこのケンタウルスには無く
41光年離れた「かに座」付近に見つかっているだけで
残りは全て数百光年以上の距離にあります
そこに到達するとなると
宇宙船の速度を飛躍的に上げない限り到底不可能なのです
ではどれ位の速度に上げれば良いかといえば
光速度に近いスピードまで到達しないと恒星間移動など不可能なのです
光速度=真空中の光速度は約30万km/s
秒速30万キロ
時速 10億8000万キロ
マッハ90万 ○| ̄|_
音速の90万倍と言う想像を絶する速度が光速度なんです
理論的にも光速度を実現する事は不可能ですが
光速に近い速度までは可能とされており
恒星間移動にはこの速度が求められるのです
ではどうすれば光速度に近いスピードに到達できるかと言えば
宇宙船を1Gで加速し続けれる事が出来るなら
1年後には宇宙船の速度は光速度に近いスピードになります
常に1Gの加速を続けるためには
1年間1Gで加速させるための推力が必要になります
そのヒントが今回のイオンエンジンであり
ソーラーセール実験機の
イカロス なんです
例えば地球から500光年先に
移住できそうな天体が見つかったとして
移動手段の光速宇宙船も完成したとして
多くの人は
500年も宇宙船で生存できるのか?
との素朴な疑問を待たれると思いますが
これも
特殊相対性理論 を理解できるなら問題になりません
何故なら光速に近い速度で移動する宇宙船の時間と
地球の時間は違うからです
地球から見た500光年は500年ですが
光速に近い速度で移動する宇宙船では数年でしか無いのです
しかし恒星間移動は理論的には可能ですが
同じ人間同士が互いにいがみ合い、殺し合うような下等生物の人類を見たとき
やはり夢のまた夢で終わるのでしょうね ww
ま~どちらにしましても俺には全く関係ない遠い未来の話ですが (爆)
Posted at 2010/06/14 11:10:28 | |
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