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THE COSMIC CONNECTION

宇宙との連帯
異星人的文明論

著者Dr　カール・セーガン
1976年 初版




以前にも書いたかもしれませんが
長い人生　良い事よりも悪い時の方が多いものです

悩み苦しみ行き場を見失った時
この本を読むと何故か不思議に頭がリセットされる

この本を読むと自分の悩み事など
本当にちっぽけな事だと思えるようになる

最近はもう歳なのであまり悩むことも無くなりましたが
今までこの本のお陰で何度助けられたことか

そんな人生のバイブルと思える本に巡り合えた自分は幸せだと思う

この本は3部作で書かれており
第一部　宇宙的な視野
第二部　太陽系
第三部　太陽系の彼方

この中で特にお気に入りなのが第三部　太陽系の彼方　28節

宇宙人は地球を訪れたのか？
「UFOとサンタ・クロースのトナカイ理論」

ザックリ言うとUFOは宇宙人の乗り物なのか？

それを検証するためにクリスマスイブの夜たった一人のサンタ・クロースが
毎年12月24日から25日かけての7～8時間で
全米（全世界ではない）の約1億世帯に訪問するとして
サンタが乗る🛷を引くトナカイが1億世帯を回るとすると
家から家への移動時間を１秒としても
1億軒の家を回るのには3年以上かかってしまう

もし7～８時間内に1億軒全てを回るとすると
一人のサンタクロースではなく数万人のサンタクロースが必要となり
クリスマスイブの夜空はトナカイだらけになってしまう（笑）

よってこの相対的トナカイは理論的に成立しない

これを毎年全世界で多く目撃されるＵＦＯを当てはめてみる
その中で本当に宇宙からの来訪者が1年に1度だけ地球に来訪するとして
広大な宇宙で超地味な太陽系の中の地球と言う惑星に来るためには
対宇宙側はどれだけの宇宙船を飛ばせば良いのか？

結果から言えば
UFO（未確認飛行物体）は確かに存在すると思うが
数値的、科学的に計算すれば
それが宇宙から来訪したものではないとの結論になるのです

ま～読みだしたら切りがなく
読み終わると自分の悩み事など
ほんの小さい事だと思えるようになるから不思議です

46年前に初版された古い本ですが
今でも十分通用する理論が満載の本で
文系の人には向かないかもしれませんが
理系の人はツボにハマるかもです
興味のある方は一読されてみたら如何でしょうか