イスラエルとレバノン
資源権益めぐり「歴史的」合意
イスラエルとカタール 共同ガス開発
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CNN NEWS
イスラエルとレバノンは11日
長年対立関係にあったイスラエルとレバノンが
大規模な油田や天然ガス田の権益にかかわる海洋境界線を画定することで合意に達した
合意は、この海域にあるカリシュ石油・ガス田をイスラエル側
海底に天然ガスの埋蔵が見込まれるカナをレバノン側に振り分ける内容
国家が破綻状態にあるレバノン
電気、ガス、水道、警察、軍隊、学校、医療施設等を含め
全てのインフラが停止しているのが現在のレバノン
宗教的な対立から多くの中東諸国もレバノンを見捨てる中で
(サウジ、UAEなど多くの中東諸国はスンニ派ですがレバノンを支配するテロ組織のヒズボラはイランと同じシーア派)
カタールはそのレバノンに中東で唯一経済支援をしており
レバノン軍に6000万ドル(約84億円)の経済支援と
毎月70トンの食糧支援も行ってます
そんな中で今回の合意でレバノン側のガス田開発にカタールが加わり
イスラエルと共同開発することになった
イスラエルは採掘した天然ガスをパイプラインを通し
イスラエル →キプロス →ギリシャ経由で
欧州向けに輸出する計画があります
そんな関係か今回のイスラエルのカタール直行便がキプロスの航空機だったのかも
これで決まれば”めでたしめでたし”で終わる話ですが
そこに難癖をつける国が現れます
トルコ
トルコとイスラエルは8月に4年ぶりに外交関係を正常化しましたが
パイプラインが通るキプロスとギリシャとは犬猿の仲なんです
特にキプロスはウクライナ同様に民族問題が拗れ
北部はトルコ系住民が住み
1983年
「北キプロス・トルコ共和国」の独立を宣言
南部はギリシャ系住民が住む
「キプロス共和国」となってます
今回の合意に反発したトルコは
地中海の対岸にあるリビアと結んだ
EEZ(排他的経済水域)協定をもちだし
イスラエルの目指す欧州への天然ガス輸送ルートが通れない
いわば
「壁」となっているのです
Posted at 2022/11/28 08:44:49 | |
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