2013年09月30日
今日のレース、解説しちゃいます!
さて、スーパーフォーミュラの録画を見終わりましたので、このレースの中でのキーポイントの解説をしてみたいと思います。
とにかくSCが4回も入ったレースなんて滅多にないので、展開がよく分からなくなった所もあると思いますが、ロイックとアンドレの素晴らしいバトルに釘づけになったというだけではもったいないので、解説します!
まずは最初の4周目SCでピットに入ったマシンは3台。
6周目に伊沢選手が最初に入り、次の周に安田選手とブラッドレー選手が入りました。この時点で入ることは少しばかり賭けでもあるのですが、燃料を薄くして走る「リーンマップ」を駆使して、走れば走りきれるという判断からの作戦だったと思います。
最終的には安田選手しか残らず、その後3回もSCが入ったので、この時点でのピットが正解だったかどうか、すなわち最後まで走りきれたかどうかというのは、解らずじまいです。なぜなら終盤は気温も下がってきて燃費は悪くなるからです。もちろんペースを落とせば走りきれますが、それでは通常の「リッチマップ」を使っているマシンを押さえきれるかどうかも???でしょう。
後方集団に埋もれているマシンにとっては、このタイミングのSCはおいしい状況でしたね!
そしてすぐに8周目に2回目のSCが入るのですが、ここではほとんどのマシンがピットに入ります。ここまで走れば「リーンマップ」を使えば最後まで走りきれるからです。俗に「SCウインドウオープン」という言い方をしていますが、もし序盤にSCが入った場合に、ピットに入れる周回数をいいます。
そしてここでは確認できている中ではタイヤを交換したマシンはいません。それはピットの時に他のマシンに前に出られたくないからです。まだ数周しか走っていないので、タイヤの摩耗よりもポジションを優先するということです。
そんな中、ピットに入らずにステイアウトしたマシンが3台いました。小暮、国本、中嶋大祐です。
セオリーでは入った方がいいんですが、狙ってかたまたまかは分かりませんが、ここで小暮選手がレースの主導権を握る素晴らしい走りをしていきます。
フォーミュラカーは一番前を走ると綺麗な空気の中を走れるので、ダウンフォースを最大限に使うことができ、速く走ることができます。よく「フレッシュエア」の所で走るという言い方をしますが、それにプラス、ピットに入ったマシンはガソリンを満タンにしていますので、約85kgを積んで走っています。
ピットに入っていないマシンは満タンからスタートしていたとしたら、9周+フォーメーション+グリッドオンの計11周分の約15kgを重く積んで走ることになるので、「フレッシュエア」+15kg軽く+マシンの速さ+小暮の速さで、1周につき0.7~1秒ものGAPを作っていきます。
今回の菅生のロスタイムは22.5秒+静止時間だったので、約36秒の差を後続につけられればトップで戻れる計算です。
ピットインをしているマシンのトップは伊沢選手でその後ろがロイック、アンドレ、山本でしたが、3回目のSCの直前の27周目の小暮選手と伊沢選手のタイム差は16秒でした。
小暮選手が最大にピットを遅らせて入ることができる周回数は約51周と予想すると、(ピットの際のリフューエルが12秒から算出)残り24周であと20秒のGAPを作ることができるかどうかがレース中盤の見どころでした。
3回目のSCが入るまでは・・・
27周目のブラッドレー選手のクラッシュで3度目のSCが入ったんですけど、正直、これで小暮選手の勝機は潰えたかなと思ったんですけど、ここで起きたことがまたまたややこしく・・・
ピットに入っていない小暮選手はなるべく急いでピットに戻ってきたけれど、ピットに入った組はゆっくりと走っていたんだと思います。
結果、小暮選手は伊沢選手の後ろ、ロイック選手の前に戻ることに成功しました。
SCは1コーナーあたりで待機してトップを捕まえるので、SCの後ろでロスしたのではないですね。
このSCが入った周の伊沢選手とロイック選手の差が7秒ありました。SC前は2~3秒だったと思うので、SCが入ったことによってたくさんのマシンがスピードを落とし過ぎたことが小暮選手のポジションをあまり落とさなかった要因になりました。
無線があるので、クラッシュの場所をしっかり教えてもらって、セーフティーになるべく速くSCの後ろに着くことが必要だったということです。
こうなると小暮選手の優位は歴然でした。
ほとんどの選手はタイヤ無交換でリーンマップを使用しなければならない状況で、小暮選手はタイヤはフレッシュ、そしてリッチマップという状況でしたので、小暮選手がトップに立つのは時間の問題かなと思ったんですが、、、
いやいや、今回のレースは接触が結構ありましたね。
小暮選手にペナルティが下りましたが、言えるのは双方が勿体なかったなということですね。
いやいや、残念な接触でした。
ということで、終盤の激しいバトルに繋がっていくんですが、このバトルが4回もSCが入るような少々グダグダな展開を払しょくしてくれように感じます。
二人はホントにすごかったですね~
本当に見どころ満載なレースでしたが、やってる方はたまったもんじゃありません。
ガチのスピード勝負の部分と、戦略の部分と色々ありましたが、ロイックとアンドレはすげ~な、といういつものオチでチェッカーでした。
ということで、解りにくい部分をクローズアップしてみました!
このシリーズ、ちょいちょいやっていきたいと思います。
ではまた!
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Posted at
2013/09/30 02:03:43
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