1
Q&Aにも上げましたが、走行中の「ヒューン」「キーン」音が気になり、ファイナルリダクションのベアリング交換を決意しました。(交換前走行音動画
https://www.youtube.com/watch?v=C_FEcXj6qyo&t=52s)
この決意に当たっては、不躾なメッセージを送ったにも関わらず、貴重なアドバイスを下さった駄ねこ様、だぁーかん様に、多大なる感謝の意を表したいと思います。
また、作業に当たっては、お二方の整備手帳を大いに参考にさせていただきました。重ねてお礼を申し上げたいと思います。
お二方の整備手帳はすごくよくまとまっているので、作業手順などは、お二方の整備手帳を見た方がいいです(^^; 私は、お二方の整備手帳の補足的な事項をまとめていきたいと思います。
2
まず、必要な部品の品番です。
〇ベアリング 91009-KWN-901
〇 同 91004-KZR-601
〇 同 91008-KZR-601
〇 同 91003-KZR-602
〇 同 91006-KZR-601
〇 同 91005/KZR-601
〇オイルシール 91204-K35-J01
〇 同 91203-K35-J01
画像にありませんが
〇ガスケット 21395-KZR-600
この9点が必要になります。
私はモノタロウですべて揃えられました。
3
続いて、この作業のために買った特殊工具。
〇アストロプロダクツ パイロットベアリングツール F-1
だぁーかん様が、安物のではダメでアストロのモノで成功したというのに習いました。確かに使いやすかったです。また、同じくだぁーかん様が、スライディングハンマー無し、これだけで全部抜けたとの事でしたので、スライディングハンマーは買いませんでした。確かにこれだけで全部抜けました。
〇ベアリングレースシールドライバー 17PC
ベアリングを打ち込むツールはいろいろあって迷いましたが、アマゾンのこれ
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G2CXBLD/ と同じものをYahoo!ショッピングで(ポイントバックのために^^;)買いました。非常に使いやすく、6つのうち5個までこれで意外と楽に打ち込めました。一番大きいのは駄ねこ様に習って39mmのクラッチロックナットソケットで打ち込みました。
〇アストロプロダクツ 2WAY プラスチックハンマー
ドライブシャフトを叩かなければならないので、金属ハンマーではまずいです。ボロいプラハン持ってましたが、ホントにボロボロだったので、これを機会に新調。このアストロのは、ヘッド部が適度に重く、また、硬いプラのヘッドとやや柔らかめのプラのヘッドになっており、非常に使いやすかったです。
〇ストレート クランクインストールツール
ドライブシャフトをベアリングに引き込む作業に必要になる工具。これについては後述します。
4
いざ作業。多々躓きましたが、その中でも大きな躓きの1つが、リアホイールの脱着でアクスルナットを脱着する時。アクスルナット24mmです。24mmのメガネは持っていましたが、24mmのソケットがなかったので、トルクレンチで締められません。急遽ホムセンに走って24mmのソケット買いました。それから、このナット、非常に硬くて、サイドスタンドで後輪を地面に落としただけではホイールと供回りしてバイクが動いてしまうので、画像のブレーキレバーロックでリアブレーキ掛けながら回したら何とか回りました。
5
ベアリングを抜いたり打ち込んだりする作業は、思ったよりはスムーズにいった(といっても、時間はかかりましたけどね)のですが、最大の難関が、ドライブシャフトをベアリングに引き込む作業でした。クランクインストールツールの使い方の注意点は駄ねこ様の整備手帳に詳しいのですが、事前にこれを読み、この部分のベアリングを1つ余計に買って、ツールと一緒に現物合わせしながらホムセンで金具を探し、水道のブッシングという金具が、細い方がベアリングのインナーレースにピッタリで、太い方がツールにしっかりかかるので、これで行けると思って買ってきたのですが、なんと、クランクケースの穴に干渉してしまうという予想外の事態になり、もう一度ホムセンに走り、画像の2つの金具を買いました。「ステンツギテ」というのは水道(?)の金具で、外形30mm、内径24mmのただのパイプ(中にネジが切ってありますがネジはまったく必要ない)です。
6
2つの金具をクランクインストールツールと合わせて画像のように使い、ドライブシャフトを引き込みました。手すりの金具だけでも大丈夫そうでしたが、水道(?)の金具の方が厚みがあり、インナーレースにしっかり当たるのでこのようにしました。
あ、駄ねこ様の整備手帳のこの場面で、クランクインストールツールを大きなプライヤで挟んでいる画像がありますが、まん丸で何のとっかかりもなく、且つ意外と太いクランクインストールツールを、回らないようにかなりの力で保持して作業しなければならないので、しっかりとしたウォーターポンププライヤが必要になります。私は手持ちにあったのでよかったですが。
7
とにかく老体で体が思うように動かないのと、パーツリストやサービスマニュアルをいちいち見ながらやったりと慎重を期しすぎ、朝8時過ぎから作業を始めて、18時になっても終わらず、結局2日がかりでの作業になってしまいました。非常に疲れた。
さて、作業した結果ですが、もともとのベアリングに損傷や動きの渋さなどは見られませんでした。せっかく開けたんで全部変えましたが。
で、交換後の走行音動画がこちら
https://youtu.be/sevqu-mVySo
はい、交換前とほとんど変わってません(--;;; うーん、どこからの音なのか。セカンダリシーブなら走行中は音が出ないはず。考えられるのはクランクケースの軸受けのベアリングくらい?・・・でも、今回そこもチェックしたけど滑らかに回ってたんですよね。
まあ、ギア崩壊とか重大な故障につながりそうなファイナルリダクションベアリングではないことがはっきりしたんで、今後はあまり気にせず乗ることにします。ファイナルリダクションベアリングがやられたら、もっとすごい音がするのでしょう。ま、その辺がわかっただけでも、今回の苦労の甲斐があったと思うようにします(^^;
※今回作業 15121km にて。
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク