
以前購入したコンパクトデジカメのXZ-1の性能をフル活用すべくRAWで撮影を行おうとしたら手持ちのレタッチソフトでは現像が出来ないという壁にぶち当たった。それまで使用していたRAW現像ソフトはSILKYPIX DS Ver3だったのだが、サポートが終了しているので最新のカメラのRAWファイルは現像出来ない。なので最新版を買うことになった。それが今年の年始の辺りの話。
そして購入したのがSILKYPIX最新版のDSP5というヤツ。基本操作はほとんど変わらないがそれまでのバージョンと比較するとノイズ除去効果が強いらしい。過去バージョンで現像したものより綺麗に現像できるとか、ただしその所為か要求スペックも上がったらしく何かフィルタをかけても動作がモッサリになった。ちなみにメイン機のE-3とサブ機のXZ-1は同じ1000万画素なので扱うファイルサイズがでかくなったから重くなったわけではない。
しばらくはそのまま使用していたが、どーにもイライラする。フィルタをかけるどころか露出補正程度でもプレビューが出るのには時間がかかる。過去バージョンでもノイズリダクション等は少し時間がかかっていたが明るさ調節程度で待たされたことはなかった。
で、調べてみたがこのソフトはGPUには依存しないらしい。ちょっとまえにGPUを新調したが処理速度はほとんど変化なかった。やはりGPUは3Dにしか作用しないらしい。
最近PC DEPOによく行くがあそこにはソケット775用CPUが1個だけ置いてある。それがCore2Duo E8500なのだが値段は結構する。i5の方が安いのでどうしても躊躇する。はっきり言って775のままだとかけた金額ほど効果があるとは思えん。i7でwindows7機を構築した方がいい様に思えるがどうしたモンかと思っていたが、まだ試していないことがあることを思い出した。それが禁断の技オーバークロック。
元々自分は危ない橋は渡らない派だ。なのでマザーボードの取説のオーバークロックの項目は自分には一生関係のない部分として読んだことすらない。というか読んでも書いてあることが訳分からんだけだが・・・。取説はあてにならないのでググってみる事に。すると買えば諭吉1人ちょっと位してしまうE8500と同等スペックに簡単になるような記事を発見。リテールファンのままで出来るらしいことも書いてあったのでモノは試しにやってみた。結論から言うと確かに拍子抜けするほどに簡単だった。BIOSでAUTO設定をMANUALに切り替えないとなにも変化しないというところに気付くのに時間がかかっただけでFSBを増やしただけで2.5GHzのCPUが3.4GHz相当まで引きあがりました。メモリクロックが一緒に上がってしまう点を注意していれば(メモリ定格周波数をちょっとでも超えたらアウトという訳ではない)超簡単。ほんとになんで今まで試さなかったんだろうってな感じでした。
※画像は倍率自動調整がかかってるので周波数が低いですが負荷かけると9.5倍までアップします。
結果オーバークロックの目的であった快適性の向上も実感出来ました。RAW現像ソフトのプレビュー速度上がりました。まあ我慢できるレベルになったという感じです。
もうちょっと踏み込んだ設定をしてもいいかな?と思いましたが、そうするとCPU冷却がリテールファンでは間に合わなかったりCPUコア電圧が不足するんで手動で設定したりと手間が増えそうな予感がするので踏みとどまりました。そういう試行錯誤が楽しいという人もいるでしょうが、自分は過程が目的ではないんでこの辺でよしとしました。
消費電力はワットチェッカー読みで75W→115Wくらいになりました。75Wの頃はGPUがGT220ですが現在はGT440に上げてます。まあそれでも消費は少ない方です。こないだ友達に払い下げしたcore2出たての頃のCPUとマザーボードの組み合わせにGTX550という超オーバースペック品を付けた時は3Dゲームを起動した途端170W位でましたし・・・。
以前は買おうとは思わなかった水冷に興味があるこの頃・・・、冷却強化すれば4GHz動作させられるだろうか・・・と。でも丁度いいあんばいでとどめておく方が良い気がする。車もそうだしね。
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Posted at
2012/02/24 22:24:50