
カラーセンサによるキャリブレーションの結果、今まで使用していたモニタの色が大嘘だったという事が分かった。以前のモニタではRAWを現像しプリンタでICM印刷してたが色のずれは仕方がないものとしてきた。でも1発の自動キャリブレーションで個人で楽しむ分には気にならない差といえるプリント結果が出ている。
写真の左半分がメイン機であるキヤノンPIXUS950iでプリント、右半分がサブ機のエプソンEP-901Aである。そして上の2枚がはがき光沢紙で下2枚がプロフォトペーパーとなる。(どちらもフジの用紙)印刷設定は全てプリンタ側でカラーマネージメントを選択、プリンタ側のマッチング方法をICMとし余計な自動調整をさせないようにした。但し紙の違いは光沢紙とプロペーパーに相当するプロファイルを当てている。
撮影はXZ-1で行いカラースペースはsRGB(というかRGBモードないし)でホワイトバランスを太陽光とし、一緒に写しこんだカラーチャートの白とグレーを基準に明るさとホワイトバランスを微調整しています。(ホワイトバランス微調整は不要なほど合ってました。デスクライトに付けた5500K蛍光灯のおかげかな?)
そして元画像がコレ。

もしかすると見る人のPC環境によっては元画像と写真とで色ずれしているかもしれないのであしからず。(特に写真も元画像も少しくすんだ色で見えている可能性大。高色域モニタで丁度良くなるように調整している弊害です)
比較結果
葉の色は950iのプロペーパー(左下)が合ってるけど岩の色は901Aのプロペーパー(右下)のが合っているというちょっと甲乙つけ難いモノだが901Aの緑がちょっと気色悪い色になってるので総合的には950iの方が良いと思う。
いいカラーセンサを買えばプリンタプロファイルも作れるようだが個人で楽しむ分には必要性は無いと感じられた。
ちょっと意外だったのは950iの紙のグレードによる違いが色味に関しては出なかった事。この辺はドライバが優秀なのだろうか?
ちなみに自分のプリンタのメイン機は950iの方だが、発売から丸10年経過している。一度イエローとブラックが交じり合うという不具合(というかプリントヘッドの寿命だと思われる)でプリントヘッド新品更新を経て今に至っている。この先も故障が発生するとしたらそこなのだが既に保守部品は生産していない(4年ほど前に生産終了したらしい)ので次に似たようなことがあれば廃棄せざるを得ない。
その場合代替は今ある901Aの方になるのだろうが、コイツはとにかく燃費が悪い。インクタンク設置位置とプリントヘッドが離れているせいなのか、頻繁にノズルが詰まりリフレッシュを自動で行う為、気付いたらインクが減っているという事が良くある。しかもエプソンはインクタンクが小さいのだ。本当にすぐ空になるという印象が強い。
950i用のインクは901A用よりデカイのに安価で、しかもケースが透明なので残量が良く見え、印刷中にインク切れを起こしてもリセット押せは無理やり印刷出来もした。(現行はインク切れで問答無用で止まる。新品に入れ替えれば止まったところから印刷の続きを開始し失敗はしない。)
今だったら何を買うかと考え現行機種を調べたのだがキヤノンのA4型現行機種には何故かライトシアン・ライトマゼンダがないので淡い色は出にくいらしい。1ピコリットルで誤魔化しているのであろう。どうしても色の再現性を求めるのならA3のプロ機を買え!ということなのだろう。だけどあんなデカイの置けないよ。
とにかく現行機種にも無い良いところが950iにはあるのでなかなか手放せずにいるのが現状だ。願わくばあと5年位もって欲しいなあ。
追記:今書いたブログの確認画面見たが写真と元画像は全然違う。元画像を画面に表示させた状態で写真を撮るべきだったかな・・・。
Posted at 2012/12/27 01:44:48 | |
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