
最近仕事が忙しく心に余裕がないせいか予定にもなかったモノを買ってしまった。
発売日当日に購入したのはこれで2度目だよ。
写真に写っているのは2台だけど購入したのは置くにあるパナ製のFZ300というヤツ、で、手前は比較の為にとあるところからお借りしてきた少々前に発売されたFZ1000である。特徴と言えばFZ300はF2.8通しの25~600mm(換算値ね)で画像素子が1/2.3インチ、FZ1000はF2.8~4の25-400mmで素子が1インチと今コンデジでは高級機とされるそこそこデカイ素子のヤツである。どちらも4Kで動画が撮れる。
ちなみに以前自分はFZ30という機種をしばらく使っていた。オリ製のE-3を買った事とCCDが赤い点(多分画素欠け)を沢山吐き出す様になり他にも背面液晶に不具合が現れ始めたので廃棄処分になった。(だって買うより修理費が高いんですよ)ただ、今でもコンデジに対するベンチマークはFZ30で似た様な製品を熱望していたが未だにこれを超えるモノは存在しない。スペックはF2.8~3.7の35~420mmで素子が1/1.8インチと以外に高性能だった。そしてインナーズームと機械式のズームリングがこの製品を自分にとっての過去最高の製品たらしめている。可動するレンズはボディ内に収まっているのでフロントテレコン・ワイコン付け放題、ズームは止めたい所で止められるし微調整も自在、しかもズームで電池を消費しない。どちらか片方は出来る製品はあっても両方出来る製品はほとんどないはずだ。
今回買ったFZ300はFZ30から丁度一桁増えた格好だが、似ているのは型番だけで基本は異なる方向性の製品だと思う。最近流行り(パナの中では)の4K撮影機能を盛り込んだ製品でFZ1000ほどでかくない、と言ったところか。画質はFZ30から経った年数分の技術の進歩はあるのだろうが画素数が増えている分に食われていると言う事もあるだろう。過度な期待は出来ない。
本機を買った理由は防塵防滴ボディのただ一点の衝動買いに近い。その為にインナーズームの12-50mmと45-175mmの2本を手放したくらい。失敗だったかどうかは現時点では”?”だ。
本当はFZ1000を外に持ち出して同じ画角で何かを撮れば比較になるのだろうが持ち出せなかったので部屋の中での比較しかしていない。しかもピクセル等倍というかなりレアな条件での比較だ。
FZ300

FZ1000

これがどんな事に役立つかというと肉眼では判別不能な距離にある文字を読むことが可能になる。一般的な使い方ではないがそういう能力に価値を見出す用途もあるのだ。
両方ともテレ端で撮影し画像サイズ800x600ピクセルに切り出した。なのでFZ300の方が少し対象物のサイズが大きく写っている。
他にも対象物を変えて何枚か撮ってみたが両機種に共通する事として粉をまぶした様な画像になる。FZ300は素子が小さいから仕方ないと思えるが、1インチのFZ1000は本当にコレで良いのか?とさえ思った。やはりいくら素子を大きくしようとも2000万画素も詰め込んだ弊害だろうか?
近くに小物を置きテレマクロ気味に撮って比較してみたが背景と境界になる部分は1/2.3インチ素子ではノイズが出やすいが1インチ素子ではスッキリしている。この辺は素子サイズなりと言ったところ。
ただ、プリント鑑賞しようとした場合、上記の様な差異はほとんどわからず、素子サイズ差から来るダイナミックレンジの差はレタッチでどうにか出来てしまう可能性があるので、素子がでかけりゃ良いとは言えない。素子が小さい事のメリットは被写界深度が大きく取れるので手前から奥までピントがほぼ合っているパンフォーカスな状態の写真が撮れるカモという事、自分はコチラを重視している。もちろん背景の距離があれば少々のボケ写真も撮れる。
以降は昨日今日で撮ったもの。少々のレタッチを加えて800x600に縮小したもの。
船尾の滝に向かう道の途中、ほぼパンフォーカスですが、これでF2.8です。
同上、背景ボケ例。完全な円形ボケではない気がする。
滝直前、縮小画像では分りにくいが中央付近も端部も安定した解像度。特筆するほどでもないが悪くもない。その辺はFZ30から変わってないのかも。
滝本体、ワイ端。災害防止のためだから文句を言ってはイカンのだろうが、手前の砂防ダムが風情ぶち壊し。
滝本体、テレ端。
そして、撮影してた場所の足元で雑草がモソモソ動くので何かと思ったら

まさかの蟹。しばらく眺めてました。ナゼそんなに上を目指して這い上がろうとしていたのかはナゾです。
本機のウリである4Kについてはまだテストしてません。やっぱ車が走る方のイベントとか行きたいなあ。
Posted at 2015/09/28 00:15:11 | |
トラックバック(0) |
雑記 | 日記