シートポスト固着取り

シートポストが重度な固着。

アルミ製のシートポストがクロモリ性のチューブに挿入されてる訳ですが錆で固着、っという生易しいレベルの物ではなく素材違いによる電位差で分子レベルでどうのこうの、
いわゆる電解融着というやつです。

このシートポスト固着と格闘してる記事は大量に出てきますがみなさん相当苦労されてます。
最終的にはフレームごとバーナーで焼いてアルミ部を溶解させる。
or
切って割って削ってをひたすら繰り返っという戦法になるようです。

しかし焼くという事は再塗装必須になる訳で。
切ったり削ったりというのは確実でしょうがこないだソニカでアームのブッシュ交換する時に死ぬほど苦労したので避けたい。。

まずは試した事↓

・シートポストにM12の穴あけしてボルトや鉄鋼ドリルの歯などを2M位の単管パイプで延長し鬼トルクで試みましたがことごとく治具側が破壊されました。。この分だと治具がもってもポストがねじ切れそう。
・次にフレームをひっくり返してコンクリ地面にアンカーで固定した万力で固定しフレームを回転させる方法をとり、回った！と思いきや万力の足がもげました。。ホムセンで売ってる安物です。
・並行して熱膨張の差を利用して剥離作戦。ヒートガンでフレームを加熱、ポスト側は急速冷却、幾度となく浸透性の高い潤滑剤を吹いては叩いたりと行いましたが効果はみえず。

万力が破壊された時点でひらめいた戦法。
道路の側溝の蓋。ちょうどポストのやぐらと同じくらいの幅。
ここにポストを噛ませます。

ポストのやぐら部はポストと一体でないので穴あけしてM10ボルトで共締めして二人がかりでフレームを回転！(初めはM6で結合しましたが折れました)
しかし相当な重量な側溝蓋が何枚かまとめてズレたり浮いたり、これ以上やったらフレームが曲がるのではっという位の力です。
これは本当に固着というよりフレームと一体化されてるレベル。

次に側溝蓋の遊びに金物を詰め込んでフレームをダメにする覚悟で渾身の力をこめるとバキー！っともの凄い音がしたのでフレーム逝ったと思いましたがポストが僅かに回ってるじゃないですか！
そこからは左右に何回かひねって潤滑剤を吹いてを繰り返し画像のアルミ板で抑えながら上に力をいれると抜けてきました。
もう鋸で切る覚悟でましたがなんとか摘出成功。
ちなみに何件かプロショップにTELしてみましたが定番のトラブルの用ですが全て断られました。結局抜けるかどうかわからない、最悪フレームを壊す、抜けたとしても掛かる作業時間からして数万円～場合によっては新しいフレーム変えてしまう位の金額になるとの事でした。