2016年09月04日
オルタネータノイズ&イグニッションノイズについて(1)
もう、ほんとうに久しぶりにカーオーディオについて書きます。ある意味でカーオーディオにおいて永遠の課題であるオルタネータノイズについてです。少し長文になりますが、おつきあいください。
我がオデッセイに外部アンプを導入してからというもの、ある意味でずっとオルタネーターノイズには悩まされてきました。おそらく、RCAケーブルの経路のどこかで、ノイズを拾っているのだと思われます。ただ、経路は何度も確認しましたし、アースの取り方も変えてみました。それでもとれないものはとれないのです。ただ、いくつか経験則的にわかってきたことはありました。オルタネータノイズは古いアンプで出やすいこと(おそらく、コンデンサーの不良が原因)、さらには、アンプを新品に換えても出るものは出る、ということです。
ちなみにわたしはずっとAudiocontrolのラインドライバーを使っていて、ラインドライバーを使うとオルタネータノイズが減る(消える)ことはわかっていました。Audiocontrolのラインドライバー(Overdrive, Matrix)は、グランドの回路をデッキとアンプの間で切り離すか、接続するか、もしくは抵抗を挿入するかを選べるようになっていて、たいていの場合、「分離する」セッティングでノイズはかなり(というか、ほとんど)無くなります。このラインドライバーでグランドをアイソレートして、オルタネータノイズを消す原理については私は知りませんが、この効果があることで、長らくラインドライバーを手放せませんでした。
実は、長らく使っていたアンプ、Clarion APA4321が猛暑で昇天しました。実はこのアンプ、2台めでした。 故障の原因ですが、アンプがおかれた部分の熱の流れが悪く、熱が籠ってしまうのが原因です。テンパータイヤスペースにアンプラックをこしらえて2台のアンプとラインドライバーをインストールしていましたが、どうしても熱が籠るのです。
いろいろ考えた結果、次のアンプはデジタルアンプにすることに決めました。オーディオショップで聞く限り、アナログアンプと聞き比べても悪い点は見つかりませんし、省スペースかつ、熱をあまり出しません。いいことづくめです。まずはあまり値段の高くないものということで、ALPINEのMRV-F300に決めました。このアンプ、かつての定番アナログアンプと同じ型番というのも不思議です。もちろん、こっちは紛れもなくデジタルアンプ。なぜにMRVの型番を与えたのか非常に不可解ですが、まあ、それはいいでしょう。
定格50W×4のこのアンプ、非常にS/Nも高く、よい音を出します。アナログアンプに比べると非常にフラット感が高く、特定の帯域が強調された感じがありません。かといって線が細いわけでもありません。非常に気に入りました。それなりにパワー感もあります。そこで、気をよくしてラインドライバーを外してみました。そうすると、ベールが一枚剥がれたようにクリアな音が飛び出すではありませんか。もともとのS/Nが良いことがプラスに働いて、ラインドライバーを接続せずとも力感も十分にあります。申し分ありません。
しかしながら・・・ ラインドライバーを外すとツイーターからノイズが・・・ オルタネータノイズというよりは、プチプチというノイズ、これはイグニッションノイズでしょうか。明らかに聞こえます。アンプのゲインが最小でも聞こえますから、これはなんとかしなければいけません。改めて、ノイズとの戦いが始まりました。
(続きます)
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Posted at
2016/09/04 23:31:28
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