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2016年09月05日 イイね!

オルタネータノイズ&イグニッションノイズについて(3)

長くなりました。ごめんなさい。オルタネータノイズ&イグニッションノイズを取る方法を以下に述べましょう。「そんなの当然知ってるぜー」という方はどうぞ読み飛ばしてくださいません。

1.RCA用ノイズフィルターを使う

 RCAの信号伝送経路にトランスを挿入してノイズを除去する方法。サンスイST-71が使われる例が多いようです。原理は高校の物理で習う電磁誘導で、結果としてグランドが切り離されることによりノイズが減少します。それなりに効果も高いようで、いろいろなところで記事が見つかります。
http://www.emuya.com/fjr/new_09/filt/filt.htm
http://www5e.biglobe.ne.jp/~G4kowaza/detail_r/r01_13/FilterForDongle3.htm
構造もトランスを介して配線するだけで、電源もいらないので自作も可能でしょう。オーディオテクニカやBOSSなど、市販品もあります。
https://www.audio-technica.co.jp/car/show_model.php?modelId=1208
http://www.bossaudio.com/auto/car-wiring-components-system-accessory-boss-audio-b25n/
 ただ、個人的にはトランスを挿入することによる音質劣化が気になります。そのため、他の方法でノイズが取れない場合に・・・ということになるでしょうか。「音質劣化はほとんど無い」というネットの意見もありますので、最終的には自分の耳で判断するしかないのかもしれません。

2.電源ライン用のノイズフィルターを使う

 一時期導入しましたが、明確な効果が認められませんでした。効果がある、無いは、ネット上でもさまざまな意見があるので、正直なところなんとも言えません。ただ、たいていの製品で電流の許容値が30A程度のため、消費電力の大きな大きなアンプでは、電流値が足りなくなる場合もあります。なかなか難しいところです。

3.【決定版!】RCAのグランド線に抵抗を挿入する

 これはかつて、どこかのカーオーディオ関連の掲示板で見た方法です。RCAのグランド(マイナス側)の配線を切断し、そこに1kΩ前後の抵抗を挿入せよ、というもの。
 で、わたしもこの方法を試してみました。私は、ツイーター用のRCA線のLeftとRightのグランドをひとまとめにして、そこに1kΩの可変抵抗を挿入しました。私は左右をまとめてしまいましたが、本来はLとRを別々に配線したほうがよいのかもしれません。抵抗値を変化させて最適なポイントを探ると、ボリュームをかなり絞った位置でノイズがほぼ消えました。ノイズが消えるのは約10~20Ωと、非常に低い値です。しかしながら、たった20Ωでもグランドラインに挿入すれば、しっかりノイズは消えます。驚きです。
 調べたところによると、アンプ側の受け側回路のインピーダンス(10kΩ程度)と、送り出し側(デッキ)の出力インピーダンス(10Ω程度?)のバランスが崩れると、アンプ側のグランドアイソレーション回路(ノイズキャンセル回路)がうまく働かず、ノイズが消えないのだそう。理由は・・・わたしは大学で電気を専門に学んだわけではないのでわかりません。何れにしても、おそらくは送り出し側のインピーダンスが不足することで、ノイズを消せない状況が生まれるのでしょう。その「足りない抵抗」分を、新たに挿入して補ってやればよいということになります。
 私の場合、挿入する抵抗の最適値は20Ω程度(これは左右独立の接続なら40Ωに相当)と非常に小さかったのですが、これでも確実にノイズが消えました。いまはまだ実験段階のため、この抵抗の最適値が状況によって変わるのかどうかについては分かりません。私の環境における「挿入する抵抗の最適値」は、ネット上の情報とくらべると、かなり小さいですね。AudiocontrolのOverdriveやMatrixでは400Ωの抵抗を挿入するジャンパがありますから、このぐらいが普通なのかもしれません。もちろん、可変抵抗を使えば最適値を探れますから、みなさんがチャレンジするなら、まずは1kΩ程度の可変抵抗をつかって、最適な値を見つけてください。最適値が判明し、一度決まったら動かさなくてもよいのであれば、固定抵抗に置き換えることもできますので。


 繰り返しになりますが、私の環境では、グランド線に20Ω(左右独立なら、40Ωに相当)の抵抗を挿入してノイズはほとんど消滅しました。結果、ラインアンプも不要となり、色付けがなく、非常にクリアなツイーターの音を楽しめるようになりました。

 ミッドはどうでしょうか?実は、ミッドはいまもAudiocontrolのOverdriveを使っているのです。なので、ノイズの問題は生じていません。なぜ、いまだにミッドにだけラインドライバーを使っているのか? その理由については、ちかいうちに改めてこのブログに書くことにしましょう。

 ここまで読んでくださって、ありがとうございました。



 
Posted at 2016/09/05 00:53:56 | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記
2016年09月04日 イイね!

オルタネータノイズ&イグニッションノイズについて(2)

さて、オルタネータノイズ&イグニッションノイズを取る方法はあるのだろうか?

ネット上の情報を調べると、とにかくいろんな情報が錯綜している。大事な項目をいかに整理したい。

1.グランドのとりかたを考えよ。
 よく言われるのが、グランド(アース)の取り方を考えろ、というもの。「一点グランドがよい」という意見もよく聞かれるが、果たしてほんとうにそうだろうか。例えば、ラゲッジに設置したアンプのグランドを、デッキ部やバッテリーまで戻す・・・ ほんとうによいのだろうか。あまり自信はないのだが、おそらくは「No」だと思う。むしろ、太く短く直近のシャーシに落とした方がよい。それはなぜか? シャーシは電気的に抵抗値が非常に小さく、電位差がでにくいからである。また、グランドケーブルを短くすることは、ノイズを減らす面でも効果があるからである。異論はあるだろうが、私としては

「グランドはできるだけ短く、太く、近くのシャーシに繋げ」

と言いたい。グランドの話は以上。

2.RCAケーブルを見直せ
 高級品が良いと思われている。果たしてそうか? 超有名な4chケーブルを使っている。端子部が弱く、コネクタは結局、すべて付け替える羽目になった。そもそもノイズに苦しみ始めたのもこのケーブルを導入してからである。ケーブルの構造は、樹脂チューブ内に4ch×2の細線が詰め込まれた、どうってことのない単純な構造。細線がリッツ線であることがわずかな救いという感じ。ノイズに強い構造とはとても思えない。
 できれば、2芯+シールド構造のケーブルを使い、シールドをボディーにつなぐのが良いと思う。シールドは信号線のグランド側に、しかも機器の下流側につなぐのがよいという説もある。この構造のRCAケーブルを使うのであれば何れの方法も試してほしい。で、結果が良い方を採用して頂ければよいと思う。
 2芯+シールドが良いことはわかっているのだが、私も使っていない。6chものケーブルをこの構造で、デッキからリアのラゲッジまで結ぶのはスペース的にも難しいからである。メーカー製の4chケーブルと2chケーブルを使って配線するのがいまのところ精一杯。現状のオルタネータノイズの原因が、このケーブルの構造にあるのかどうなのか、正確なところはわからないが、カーオーディオに凝る人が皆、2芯シールドでケーブルを自作できるわけでもなかろう。
 RCAケーブルの「低ノイズ化」は、できれば行いたいところだが、それができなくてもノイズをあきらめてはいけない。どちらかというと、RCAケーブルによるノイズの違いはそれほど無いと言ってよく、迷ったら「安物のケーブルでもじゅうぶんだ」と思っておけばよいと思う。

3.キャパシタを導入する
 キャパシタは効くようである。特に、オルタネータの直近にHELIXのCAP33のような小型のキャパシタを入れると効果が高いそうだ。それについては異論はない。できるなら、キャパシタを導入したらよいと思う。ただ、キャパシタはそれなりに故障するという噂もある。目に見えないところに挿入するパーツだけに、壊れるとやっかいだ。あとは、個人的にキャパシタはどうしても怖い。大電流をためるからだ。もちろん、CAP33のような小さなものならそれほど危険ではないかもしれないが。何れにしても、キャパシタはきちんと充電してからつなぐようにしたい。そうでないとヒューズが飛んだり、いろいろびっくりすることになる。電気に詳しくない人は、キャパシタはやめておいたほうがいいかな?あと、キャパシタを入れても "プチプチ" のイグニッションノイズは消えないと思う。

4.バッテリーを変更する
 高価なバッテリーに入れ替えるとノイズが消えると思い込んでる人も居る。ドライバッテリーのODYSSEY(愛車のオデッセイじゃないよ)とか、PanasonicのCaosとか。はっきり言う。バッテリーで音はかわりません。ぜったいにかわりません。そもそも、エアコンつけてたりすると電力はほとんどがオルタネータから供給されているのです。バッテリー換えても無意味です。もちろん、良いバッテリーにしたところで、オルタネータノイズも消えません。悪しからず。


さて・・・ それではオルタネータノイズ&イグニッションノイズを消すにはどうしたらよいのか? それに対する回答は、やっと、次回に(続く)


Posted at 2016/09/05 00:23:02 | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記
2016年09月04日 イイね!

オルタネータノイズ&イグニッションノイズについて(1)

もう、ほんとうに久しぶりにカーオーディオについて書きます。ある意味でカーオーディオにおいて永遠の課題であるオルタネータノイズについてです。少し長文になりますが、おつきあいください。

我がオデッセイに外部アンプを導入してからというもの、ある意味でずっとオルタネーターノイズには悩まされてきました。おそらく、RCAケーブルの経路のどこかで、ノイズを拾っているのだと思われます。ただ、経路は何度も確認しましたし、アースの取り方も変えてみました。それでもとれないものはとれないのです。ただ、いくつか経験則的にわかってきたことはありました。オルタネータノイズは古いアンプで出やすいこと(おそらく、コンデンサーの不良が原因)、さらには、アンプを新品に換えても出るものは出る、ということです。

ちなみにわたしはずっとAudiocontrolのラインドライバーを使っていて、ラインドライバーを使うとオルタネータノイズが減る(消える)ことはわかっていました。Audiocontrolのラインドライバー(Overdrive, Matrix)は、グランドの回路をデッキとアンプの間で切り離すか、接続するか、もしくは抵抗を挿入するかを選べるようになっていて、たいていの場合、「分離する」セッティングでノイズはかなり(というか、ほとんど)無くなります。このラインドライバーでグランドをアイソレートして、オルタネータノイズを消す原理については私は知りませんが、この効果があることで、長らくラインドライバーを手放せませんでした。

実は、長らく使っていたアンプ、Clarion APA4321が猛暑で昇天しました。実はこのアンプ、2台めでした。 故障の原因ですが、アンプがおかれた部分の熱の流れが悪く、熱が籠ってしまうのが原因です。テンパータイヤスペースにアンプラックをこしらえて2台のアンプとラインドライバーをインストールしていましたが、どうしても熱が籠るのです。

いろいろ考えた結果、次のアンプはデジタルアンプにすることに決めました。オーディオショップで聞く限り、アナログアンプと聞き比べても悪い点は見つかりませんし、省スペースかつ、熱をあまり出しません。いいことづくめです。まずはあまり値段の高くないものということで、ALPINEのMRV-F300に決めました。このアンプ、かつての定番アナログアンプと同じ型番というのも不思議です。もちろん、こっちは紛れもなくデジタルアンプ。なぜにMRVの型番を与えたのか非常に不可解ですが、まあ、それはいいでしょう。

定格50W×4のこのアンプ、非常にS/Nも高く、よい音を出します。アナログアンプに比べると非常にフラット感が高く、特定の帯域が強調された感じがありません。かといって線が細いわけでもありません。非常に気に入りました。それなりにパワー感もあります。そこで、気をよくしてラインドライバーを外してみました。そうすると、ベールが一枚剥がれたようにクリアな音が飛び出すではありませんか。もともとのS/Nが良いことがプラスに働いて、ラインドライバーを接続せずとも力感も十分にあります。申し分ありません。

しかしながら・・・ ラインドライバーを外すとツイーターからノイズが・・・ オルタネータノイズというよりは、プチプチというノイズ、これはイグニッションノイズでしょうか。明らかに聞こえます。アンプのゲインが最小でも聞こえますから、これはなんとかしなければいけません。改めて、ノイズとの戦いが始まりました。

(続きます)
Posted at 2016/09/04 23:31:28 | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記

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