
大分寒くなってきましたね。着る物に悩む季節です。
天気も微妙で台風が来そうな感じです。週末あたりが関東はヤバそうかも・・・。
さて、今日のお題ですが、前回のパルサーと同じく81年のモンテカルロに参戦したもう一人の日産車プライベーターで、ドライバーは柑本技研の柑本選手、車は910ブルーバードターボの2ドアクーペです。
柑本選手はこの時4回目のモンテチャレンジ。海外ラリーは74年RACに610ブルで参戦し、翌75年からは210サニーでRAC、モンテに出ます。そして77年には日本人初のモンテカルロラリー完走と、クラス優勝を遂げます!!これはテレビ放映もされました。
どこのSSだったか忘れましたが、ご本人曰く、サンドロ・ムナーリ
(ランチア・ストラトス)よりも1秒速かったのが自慢と言ってました。一番最後の240RSに乗るまで、数々の海外ラリーに日産車で参戦しアピールに貢献されました。
今回取り上げるのは910ブルーバードですが、柑本選手は81年にモンテとサファリ、82年にもモンテとRACに出ています。ラリーでは4ドアを使うイメージがあるのに、なぜ2ドアを選んだのかをご本人に聞いたら、「どちらでも良かったが神奈川日産が用意してくれたのが2ドアだった」から使ったそうな。
この時のモンテはお約束の氷雪でしたが、この時ラリーの直前でタイヤのレギュレーションが変わり、スパイクの突出量を上限2mmから3mmに変更され、ワークスのようにすぐに対応できないプライベーターは国内から送った2mmスパイクを使うしかなく、氷雪路では圧倒的に不利に・・・。
ターボを効かせて全開走行するとスリップしてしまう為に押さえ気味に走るしかなく、出走277台の内、第一ステージでは176位。第二ステージは上位200位以内だったのでギリギリでクリヤ。しかし第三ステージを走る為には上位100位以内に入らないと出走出来ない為、433kmのSSを必死に走った結果何と76位に!つまり100台抜いたことになります。(リタイヤもいると思いますが)
ファイナルステージでは雪が無くなり舗装路になってスパイクのハンディも無く、ターボと相まってアベ160km/h以上のペースでゴールを目指します。が、しかし・・・最後のSSでアイスバーンがありスピン。そこへ後続車のルノーが突っ込んでしまいFバンパーを破損。そこでのロスタイムが大きく響き総合54位、クラス7位になってしまいました。もしそれが無かったらクラス優勝できたそうです。(惜しい・・)
以前、沢山のお話しを聞かせていただき、本当に凄い人だったんだな~と思いました。(ドライビング意外でも)柑本さんについては他にも数々の日産車、数々のお話しがあるので、また機会をみてアップしようと思います。
とりあえず次回は一端他のネタにしようと思います。
ってことで、今日の所はこの辺で・・・。
でわ、また次回に!
ブログ一覧 |
910ブル | クルマ
Posted at
2010/10/26 23:41:17