• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

nissanrallyのブログ一覧

2011年05月09日 イイね!

2ドアの610ラリー車で・・・。

2ドアの610ラリー車で・・・。長かったGWも終わり、今日からまた仕事です。
結局何をやったのか?と言うと特に何もしなかった休暇だったような気がします。
しいて言えば一部ですが昔の雑誌や冊子、資料を片付けたので、また少しネタが出てきたかな?って言うぐらいです。

そうそう、海外のサイトで調べ物をしている時に、とあるサイトで凄い物が販売されていたのを偶然発見してしまいました!

私は初めて見る物で、70年代のサファリラリーの資料?としては超1級品だと思いましたが、お値段がちょっと高くて悩みました・・・。当然購入するには品物以外にも関税や手数料、海外輸送送料等も掛かる訳で、総額で完全に予算オーバーだったのですが、結局悩みに悩んで買ってしまいました!
海外のコレクターが持っていた物ですが、完全に国内の物で勿論日産が作った物です。
果たして国内にはあるんだろうか?どのくらい現存してるのだろうか?と言うぐらいの物じゃないかと思います。
海外からですので、正直手元に届くまではコンディション含めて信用してないのですが、手元に届いたらまたここで取り上げたいと思いますので、それまで何かはお楽しみです!
と言うか書いてみたけど届かなかったりしたら恥ずかしいので・・・。(笑)
何より英語が苦手なので偽物とか復刻とかだったら困るな~と思ってます。(笑)
でも、見つけた瞬間、すげ~!って思って3日ぐらい悩みました。嬉しかったのでフライングで書いちゃいました!
普通に人にとっては多分どうでも良いような物ですが、コレクターにとっては逸品ですから・・・。

さて、今日のお題ですがちょっと簡単に・・・と言うか、資料が殆ど無かったのでこの1枚だけなのですが、今回取り上げるのは610ブルーバードです。
1972年にオーストラリアで開催された第7回サザンクロスラリー出場、510ブルでもお馴染みのエドガー・ハーマンのドライブするゼッケン2番610ブルです。
しかしこのブルは良く見ると・・・珍しい2ドアクーペです。メインのサファリを含め、走ってる610の殆どが4ドアセダンなのに、この時は2ドアを使っています。
そして1973年サファリに出た610と一見同じような往年の赤い車体に黒ボンネットですが、通常はボンネットとフェンダーの上面のみ艶消し黒塗装ですが、ちょっとですがサイドまで黒を塗っており、さらに510と同じホワイトラインがリヤにかけて入ってます。

サファリを走った610ブルーバードは・・・。
https://minkara.carview.co.jp/userid/717755/blog/20388460/#cm

サファリ初参戦の610ブルーバードは・・・。
https://minkara.carview.co.jp/userid/717755/blog/21479772/#cm

1972年最初(4月)に610ブルを走らせたのはオベ・アンダーソンの銀の4ドアですが、10月のサザンクロスにはワークスとして2ドアを採用してます。
レースでは2ドアクーペが多かったようですが、ラリーで2ドアを使った理由は良く判りません・・・。

さて、そのサザンクロスですが、610ブルは残念ながら総合4位、5位に・・・。
しかし2位にはラウノ・アルトーネンが240Zで総合2位を獲得します!ちなみに優勝はアンドリュー・コーワンのドライブするギャランでした。
時期的に610は色々と試行錯誤をしていた年だと思いますが、結果として翌73年のサファリでは総合2位(1位はメッタの240Z)を獲得することになりました。
510と710の間で、ラリー車としては注目されることが少ないですが、個人的には結構好きな車です。SSSも良いですが6気筒のGT(サメブル)も好きですけどね!

と言うことで、今日の所はこの辺で・・・。
でわ、また次回に!







Posted at 2011/05/09 23:44:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | 610ブル | クルマ
2011年02月15日 イイね!

サファリ初参戦の610ブルーバードは・・・。

昨日は関東も雪が凄かったですね~。でもウチの方はあまり降らず、積もるようなことは殆どありませんでした。
箱〇は大分降ったようですね。もう時効かな?昔は雪が降ると箱〇にほぼ100%の確立で走りに行ってました。
そうすると、一人で行ったのにも関わらず、芦ノ〇まで行くと何故か知り合いがいっぱい来てたんですよね!(笑)
みんな考えることは同じで・・・。もうあんなこと今のブルでは勿体無くて出来ないな。リスク高すぎ・・・。
あ、某M菱の競技車を持っていた時代です。

さてさて、今週はまたもや帰りが遅いので大した更新が出来ませんが、ちょっとだけアップしますね。
今回はサファリを初めて走った610ブルーバードを掲載します。

以前、73年サファリで2位に入った話は書きましたね。
サファリを走った610ブルーバードは・・・。
https://minkara.carview.co.jp/userid/717755/blog/20388460/#cm


それよりも1年前、72年第20回サファリラリーにテスト的に610ブルを参戦させていました。



ダットサンチームは240Zを3台、このゼッケン3番610ブル1800SSSをテスト的に1台参戦させます。
ドライバーは後のトヨタ・スターレットでお馴染みの故オベ・アンダーソン/ダベンボルト組。

240Zは勿論勝つ為に参戦し、モンテのFR覇者アルトーネン/フォール組、510ブルでお馴染みの
ハーマン/シュラー組、ご存知メッタ/デューティー組です。
その240Z必勝体制に反して、610はちょっと趣旨が違います。
610は今後のラリー車作成の為にデータを取る為だけに参戦されます。
改造は基本的に510用を組み込んだだけで、カラーリングもワークスカラーではありません。
とりあえず作ったと言う感じの仕様となります。

ドライバーのオベはアルピーヌルノーでモンテを制したドライバーであり、トヨタの広告ではラリーの神様とまで
言われた程の名手なのですが、このオーダーに不満があったのか、その後は日産から離れてしまいます。
オベはトヨタ、プジョーとドライブし、その後はTTE(トヨタチームヨーロッパ)の監督となります。
最後はF1チームの監督となり、3年ほど前のクラシックラリーで事故死をしてしまいました。合掌


データ取りとは言っても、手は抜かない(当たり前ですが)オベ。

しかしながらダットサンチームは連覇ならず、残念ながら完走するも240Zは5位、6位、10位と、610ブルは
12位と言う結果となってしまいます。
優勝はフォードエスコートRS1600に乗るハンヌ・ミッコラ。出走85台、完走18台。ただ、総合優勝は
逃したものの、完走18台の内、なんと10台が日産車と言うのは大変素晴らしいです!
この雪辱戦で、翌年73年には240Z優勝、610ブルは2位となり、総合優勝、2クラス制覇、チーム優勝など、
日産モータースポーツ史に残る、世界にラリーの日産知らしめる結果となりました。

またいつかブルーバードSSSが、世界のどこかで活躍する日が来ると良いですね!
ってことで、今日の所はこの辺で・・・。
でわ、また次回に! 明日からまた帰りが遅くなりそうです・・・。





Posted at 2011/02/15 23:52:17 | コメント(7) | トラックバック(0) | 610ブル | クルマ
2010年11月13日 イイね!

サファリを走った610ブルーバードは・・・。

今日はお休みですが、昨日からちょっと体調不良で寝ていました・・・。
大分良くなってきたので、その分ブログもちょっとグレードアップに挑戦?です。

今回のお題は1973年サファリを走った610ブルーバード1800SSS-Eです。
個人的には610ブルはかなり好きで、510よりも好きかもしれません!
この73年の日産ワークスはメッタ/ドリュース組の240Zをはじめ5台エントリー体制。
その中からゼッケン9番ハリー・カルストロームのドライブする610型ブルーバードについて触れてみます。

610ブルーバードは510ブルーバードからすると少々大型になってしまったのと、若干高級志向になってしまったのもあって、モータースポーツ向きじゃないと言われてましたがSSSの4気筒に加えて、GTシリーズの6気筒も発売され、通称サメブルなんて呼ばれたりして徐々にその存在をアピールしていました。実は610を販売された時には、まだ510ブルも併売していたのも面白い話です。

その610ブルーバード1800SSSは72年第20回サファリから登場するのですが、その時KP61でも御馴染みのオベ・アンダーソンがドライブし総合12位に入ります。
そして今回73年のサファリでは総合2位と4位入賞をしますが、SSS-EのEはインジェクション(ECGI電子制御燃料噴射装置付)の意味で、何とインジェクションでは  
世界初のクラス優勝なります。泥ねい路を激走する610!

実はこの610は総合2位に入るのですが、このサファリラリーでは、もしかしたら優勝していたかもしれない出来事がありました。
結構有名な話なのですが、5日間走った最後の日の4月23日に最初にゴールに入ったのはメッタがドライブする240Zで減点405点、2位にカルストロームの610ブルで減点406点と何と1点差!

この時メッタの240Zは損傷が酷く、今でも現車は日産が保管していますが左フェンダーも無くなってしまった状態で、規定により1点のペナルティが科せられます。

と、なると2台が同点になってしまうので審査委員会が急遽開かれて数時間協議。
その結果、同点ゴールの場合には最初の3チェックポイントを少ない減点通過したチームを優先すると言う規則により、メッタ組の240Zが優勝することになりました!

 


(画像右)日産が考えた泥ねい路を走行する為に予めチェーンを巻いて走行すると言う方法で、その準備をするサービス隊。
日産の現地派遣サービス隊は10名程度で、これに現地の30名を加えた40人体制。




 













当時のクラス優勝と総合2位の様子を伝える現地の新聞です。
もちろん私の自慢のコレクション!(笑)
(画像左)







結果、日産チームは240Zの総合優勝をはじめ、チーム優勝、クラス別(グループ4-B、2-D、1-D)とそれぞれ優勝。初の5冠制覇と言う偉業を達成しました!


この610は現在も日産が保管していますが、インジェクションじゃなくてキャブレターに変更されています。これはあくまで噂なのですが、実は最初はインジェクションで走っていたが、調子が悪い?のと整備性が悪くサービスに不向きでセッティングも出来ないからキャブに交換しちゃったなんて話しも・・・。でも、インジェクションと言うことになっています。真相はいかに・・・。
他にも都市伝説っぽい話で、本当は610ブルが優勝するはずだったが、240Zを売りたかったから順位を調整したなんて話しもあります。(これは眉唾でしょうけど)
色々な話はありますが、やはりラリーの日産、技術の日産は昔は強かったのです!
ここで610ブルが勝っていたら、またその後の歴史も色々と変わってきたかもしれませんね。





(画像左)
かなりシワが寄って見難いかもしれませんが、当時のアフリカのダットサン正規ディーラーである、D.T.DOBIEと言う会社の新聞広告で、1位の240Zと2位の610ブルを伝える内容です。



と、言う事で、今回PCが苦手な私ですが時間がちょっとあったので、初めてグレードアップした内容にしてみました。
やってみて、やっぱり面倒なので時間があった時だけはこんな感じで掲載してみようと思います。
今回は手始めにやったので、多少見辛い所はご勘弁ください!
ってことで、今日の所はこの辺にしたいと思います。
また1位の240Zについては、いずれ掲載しようと思います。


でわ、今日の所はこの辺で・・・。
Posted at 2010/11/13 23:04:33 | コメント(4) | トラックバック(0) | 610ブル | クルマ

プロフィール

「毎日寝不足気味!」
何シテル?   08/30 20:42
日本一?SSS-Rが好きで、国内で唯一のU12ワンメイククラブの代表をやらせていただいております。 U12と日産ラリーコレクターです。 クラシックカーイベン...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

いつかやろうと思っていた事。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/05/03 17:07:25
ダットサン・ベビー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/02/05 22:35:39
旧車王国 
カテゴリ:個人サイト
2010/05/07 23:08:47
 

愛車一覧

日産 シルビア 日産 シルビア
偶然の出会いで手元に来ることになり、それまでの赤い1号機とはお別れです。 2年半以上知り ...
日産 ブルーバード 日産 ブルーバード
S63年式U12ブルーバードSSS-R前期純正トリコロール仕様です。 トリコロールの現存 ...
日産 マーチ オーテック タンゴ (日産 マーチ)
普段乗りで思わず購入したオーテック仕様のマーチタンゴです。 1000ccで超非力ですが、 ...
日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZ
今は手放してしまいましたが、Z31の85年全日本ラリーで神岡選手がシリーズチャンピオンを ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation