今日から5日ぶりに出勤です。でも3日行ってまた休み・・・。良いんだか悪いんだか・・・。
これと言って日常ネタも無いので、今日はまた引き続き大きいラリーネタにしようと思います。
そう言えばこの変なブログを始めて、もうすぐ1年になるんですね~。
最初はこんな予定じゃなかったのですが、気がついたらこんなになってしまった・・・。(汗)
さて、このところモンテカルロラリーの話題を扱っていますが、今回もまたモンテネタにします。
モンテの240Zと言えば、殆どの方が72年のゼッケン5番を真っ先に思い浮かべると思います。
でも、モンテには71年、73年にも出場していますね。その中から今日は3位入賞の翌年、1973年
第42回モンテカルロラリーをアップしてみます。
前年の3位入賞によって大きく期待されたダットサンチームは、ゼッケン17番トニー・フォール/マイク・
ウッド組、ゼッケン10番ラウノ・アルトーネン/ポール・イースター組の240Zがエントリー。
今回は17番フォール&ウッドを掲載します。
まずはパルクフェルメから
昨年の雪辱戦で優勝を狙うアルピーヌチームは圧倒的に数が多いですね。
5大ファクトリーとして、アルピーヌ、ランチア、フォード、フィアット、ダットサン。
他にも沢山のチーム、プライベーターが集結します。
エントリーは321台。第1ステージは例によって各国からモンテを目指してスタート。SSはありません。
スタート直前に雪が降ったモンテは、またコースを難しくすることに・・・。
コースに残った雪が融ければターマック用タイヤに、凍ればスパイクにしなければなりません。
2500Kmのラリー区間を走り、各車モンテに到着。そして続けてラリーがスタート!
321台中279台が走行します。
上位チームは殆ど差が無いため、第一ステージの結果は17KmのSSを設け、タイム順で走行することに。
ランチア、フォードが好タイムをマーク。ダットサンチームはフォールが20位、アルトーネンが23位でトップ
との差は1分以上になってしまいます。
ゼッケン17番、フォールの240Z。基本的には72年と外見は大差ありませんが、エンジンは72年の
2393ccから規定一杯の2498ccに拡大され、230~240馬力を発生します。
ボンネットのDATSUNロゴは一回り小さくなったかな?

さらに、フォールは前年同様ソレックスですが、アルトーネン車は実はインジェクション仕様になってました!
珍しい?かも・・アルトーネン車のECGI搭載時の画像です。長いファンネルがカッコ良いですね!
第2ステージ27のセクションに分れて、前年よりも範囲が広がります。
少し雪が残る第1、第2SSを走行、アルピーヌチームが群を抜いて早く、その後ろをフォード・エスコート
が追います。
ダットサンチームは第1SSではアルトーネンが13位、フォールが15位、第2SSではアルトーネンが8位、
フォールは11位と健闘します。
舗装路で綺麗なドリフトを決めるフォール240Z
第3SSは46.5KmのロングSSで積雪も多い状態。ここではランチアのサンドロ・ムナーリが勝ち、2位に
10秒以上の差をつけます。ダットサンチームは同じくアルトーネンが8位、フォールが11位です。
ここでこの第2ステージ第3SSで大きな問題が発生します。
雪が降る中、後半スタートのゼッケン80番台アルピーヌがクラッシュしてコースを塞いでしまいます。
コース上から移動させるのに1時間以上掛かり、その間にどんどん雪が積もってきます。
途中までドライ路面だった為、この雪で身動きが取れない車が出てきて、ついに90番台以降の車は
上がれなくなってしまいます。タイムアウトは1時間で、何と100台以上の車が失格となってしまいます。
そこに納得の行かないヨーロッパのエントラントがオーガナイザーに抗議。
話し合いをするも、有力チームは第8SSまで終了してる為ラリーを続行すると通達、ラリー終了後にFIAに
この事実を報告することになります。
話は戻って第4SS。コースはドライコンディション。ここではアルピーヌチームが1~6位を独占。
第2ステージは第10SSまである予定が、上記の問題によって第8SSまでで終了。
ここでアルピーヌチームは1~4位続いてハンヌ・ミッコラのエスコート。ダットサンチームは8位、11位で
変わらずです。
白黒ですが、こちらも雪が融けた舗装路を走るフォール240Z
少し話は飛んでいよいよ最終ステージ。
アルトーネンは8位をキープし、順当ならこのままゴールで行けそうな状況でスタート。
この時点で約51台が残ってます。この最終ステージは7箇所のSS、モンテ名物チュリニ峠があります。
優勝争いはアルピーヌとフォード。第2ステージまで8位だったアルトーネンでしたが、ここで不運が襲います。
第3ステージ早々にエンジンがストップ!アルトーネンは急いでZを降りて原因を調べます。
原因は燃料ポンプの不調でガゾリンが来ていないことが判り応急処置をするも23分のロス。
減点になってしまいます。
一方でフォールは何とか11位から9位まで上がりますが、アルトーネンは18位になってしまいました。
多分チュリニのナイトステージだと思います。フォール240Z
優勝はアルピーヌルノーが1~3位を独占し、昨年の雪辱を晴らします。
4位にフォード・エスコート、5~6位もアルピーヌとほぼ独壇場になります。もし、アルトーネンがトラブルが
無かったら7位には入れたそうです。残念でしたね・・・。
と、以上がまた前回の72年同様に、簡単にまとめた73年のモンテです。
もう少し話はありますが、それは第二弾がありますのでまた次回にします。
73年は勝てなかったのであまり印象に残ってないと思います。でも、日産としてはそれなりにノベルティ等も
作って9位をアピールしていたようですね!
ちょっと珍しいかな?73年モンテのポスター。結構大きいんです。撮るのも大変!
ステッカーコレクションにある当時のノベルティステッカー。
アルミステッカー調で、72年よりもお金が掛かってる感じです。
やはり240Zは永遠の定番ですね!でも、あまりメジャーな話ばかり書くと、その内マイナーなネタしか
書くこと無くなっちゃいそうですね・・・。(笑)
ってことで、また長くなりましたが、今日の所はこの辺で・・・。
でわ、また次回に!