
この週末に、初めてラリーに参加してきました。
主催は参加してる車関係の団体なのですが、土曜日にラリーを行いそのまま宿泊で、
次の日は一日遊んで帰ってこようと言う事で、
私はラリーの何ぞやを知らずに、なんとも気楽に考えておりました。
このラリーの平均速度は20~40キロ/hなので、かっ飛んで行くラリーとは全く違い、
早過ぎてもダメ、もちろん遅すぎるのも同じで、主催者が決めた時間を計算で導き出しながらのレースなのです。
土曜日早朝4時半に家を出発し、東京のかなり山梨寄りの某所に6時に集合。
見るとジムニーや軽のミラ、プリウス、ゴルフにM3等の多彩なメンバー。
しかし、パソコンを持ち込んで計算していたり、皆さん凄い本格的・・・。
説明の後に平均走行速度などが書かれた手書きのラリー指示書とコース地図等を渡されて、
あとはおおよそしか解らないチェックポイントに、自分達が計算した時間に上手くチェックを受けられるように走ると言う物。
その計算した時間が合っているか間違っているかは、最後のゴールでしか解らないので、
最初から最後までチェックポイントに到着できても自分達が正しいのか悩みながらのレースです。
事前の話し合いの結果、夫がナビで私がドライバーに決定。
当初はその逆で考えていましたが、緻密な作業が求められるナビには圧倒的に向いてないアバウトな私なので、そこは夫が判断しました。
そして私がハンドルを握っていざスタート。
いきなり夫から「ここを左折、すぐの信号左折、8.4キロをおよそ16分」みたいな、
もう一回聞き返さないと解らない指示・・・。
もうその時点で悟りました。お気楽では無理だと。
夫も初めての参加だったので、何も解らない手探り状態で指示された所を夫の計算に基づいて走ります。
チェックポイントの場所も、こちらが推測しながら、有りそうな所ではずっと夫の計測した時間に沿って走り続ける必要があるのですが、
そのコースと言うのが殆ど片側一車線しかない様な物凄い古くて狭い山の中の峠道なのです・・・(汗)。
だから皆さん小さい車で来てるんだなぁ~と合点。
初めてで手探りで家族連れ、もちろん優勝など狙える訳はないけれど、
しかしS6で来てるからと言ってそれを理由にしたくはない。
文字通り巨体を「ぶん回して」もう走るしかない。
女だけど私だって十分運転してきてる。
この凄い峠道、
よっしゃ、夫の言う通りドライブしてやろうじゃない!!
しかし早速後ろの席で娘が「気持ち悪い・・・」流石にうちの娘でも酔いました。
と言う事で、我が家は時間との戦い以外にも、娘の調子を見ながらのレースになりました。
夫の計算は理解度が低かった最初の頃を除き、
チェックポイントを通過して行くうちに理解度が高まり、
彼の中できちんとした根拠に基づくものになっていったらしく、
私は彼の指示通りにスピードをコントロールして、強烈なヘアピンの連続をクリアして、
安全を確保して行くだけです。
しかしこのラリーにはトイレタイムや景勝地での見学タイムっぽい物も若干含まれているので、
娘が酔ってからはそれらがとても助かりました。
もうこうなったら全て楽しもう!と思い、写真を撮ったり滝や渓谷を眺めて娘を車外に連れ出し、
一方では時間と向き合って、ドライバーに徹して頑張りました。
そしてほぼ夫の計算通りの時間に長野の某所にゴールイン♪
東京から埼玉、群馬を経て長野まで、距離はおよそ265キロ。
そこで夫は正解表を貰い、チェックポイントで貰ったチェックインタイムと合わせて、スタッフに提出。
ここで夫が「冗談抜きで、成績良かった・・・。優勝なんて無理だけど表彰台に上がれたら嬉しいな」と。
そして表彰式、
な、なんと、我が家は優勝してしまいました!!!
初参加で子供連れの家族参加、ドライバーは私で、大きなS6、娘の酔いとの戦いもあったので、
まさかまさかの結果でした。
やはり、最初の2つのチェックポイントを除き、夫の計算が見事に正解していました。
そしてそれに合わせるべく、何とかドライブ出来た事も大きかったです。
アバウトな私は道を間違えたら戻ればいいし、時間が足りないなら少し飛ばせばいいと考えていましたので、そこの辺は自分の力量と相談しながらのドライブでした。
ですからナビに苛立つ事も無く、文句も言わず自分のやるべき事をやるだけ。
ナビにとっては良いドライバーだったのでは?と勝手に自画自賛(笑)。
まぁ、何はともあれ無事に参加できて良かったです。
私には、サーキットよりもこちらの方が向いていそうです。
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Posted at
2010/10/18 19:43:34