沼(ぬま)という字は、
水を招きいれたようにできたもの、
というのが由来だそうです。
愛用しているポータブル音楽プレーヤー、
今はどれだけの人が使っているのか、
ケンウッドのMEDIA keg、
型番MG-G708という機種になります。
ケンウッドが現時点で最後にリリースした
ポータブルプレーヤーです。
2011年製とありますが、
調べたら2011年10月発売とのこと。
発売されてすぐに買ったハズなので、
稼働して6年経過したことになります。
圧縮された音楽データを補間再生する
「Supreme」技術も搭載されていて、
今でも私の耳には十分良い音質に聞こえます。
欠点があるとすれば、それは曲のサーチ機能。
その前に使っていたiPod nano(第1世代)は、
サークルの部分を指でぐりぐりなぞると
なぞった速さに応じて曲のリストを繰れましたし、
懸賞で当たったウォークマンNW-E050シリーズは
左右ボタンであ行・か行…の先頭に移動できました。
つまり目的の曲をすぐ探すことができたのですが、
MG-G708は上下ボタンでひたすら探すのです。
アーティスト・アルバム名等で
昇順に並んでいるのは他機種と同じですが、
それでも約500くらいある項目を
ひたすら上下ボタンで移動するのは…
お気に入り機能を有効活用すれば
幾分改善されたかもしれませんが、
気分によって聴きたい曲を探して聴く、
という使い方をしたい私にとっては、
この仕様はシンプルすぎました。
さて、今年10月にウォークマンの
NW-A40シリーズが発売されました。
このシリーズはウォークマンの中でも
ハイレゾ音源の再生に対応する
最も廉価な機種になります。
上を見れば約1ヵ月分の給料がふっとぶほど
ハイスペックなWMシリーズもある一方、
こちらはイヤホン無し・16GBで2万ちょっとと、
そこまでお金をかけて音楽を聴きたいわけじゃない
私にとってはお手軽なのです。
そしてこの機種はタッチパネルでもあるのですが、
これが搭載されたのは先代NW-A30シリーズから。
(先々代NW-A20シリーズより前のAシリーズでも
タッチパネル搭載機種はあったようですが。)
去年NW-A30シリーズが発売されたとき、
そのうちこれを手に入れて、
タッチパネルの恩恵も受けながら
ハイレゾ音源を聴いてみよう、
と思っていたわけですが、
代替わりした今その時期が来たと思いまして、
ようやく買うに至りました。
NW-A35です。
イヤホン無し、内蔵メモリ16GB、
色はシナバーレッドにしました。
取説や付属品は全て付いていますが、
経年劣化による傷ありレベルの中古で、
ネットで12,000円強で買いました。
NW-A40シリーズが特定のスピーカーとセットで
5000円キャッシュバックキャンペーン中なので、
それより安い中古を狙ってました。
ハイレゾ音源をバリバリ聴くわけでもないので、
SDで拡張できることも考えれば、
容量は最低の16GBで十分と思いました。
(ちなみにMG-G708は8GB+SD拡張でした。)
色は本当はピンクにしたかったのですが、
毎日ウォッチしてたらこれがどんどん値を下げて、
赤もいいかと思いまして。
付属品が揃ってますので、
再度手放すときの査定も良さそうです。
ただ、付属品が揃ってるのって、
中古でもそれなりにするのが多くて、
なぜこれはそんなに安いのか?
と疑問が。
何より、ネット通販に出てたこれは、
実物の写真がなくて(汗)
手に入れてみなければ、
「経年劣化」による傷みが
どこにどんな程度付いてるのか
わからない怖さがありました。
が、こんなに安いのもしばらく
出ないかもしれませんので、
イチかバチか買ってみたところ…
幸い傷はここだけでした。
経年劣化というより、
落としてできた凹みな気がしますが(苦笑)
だから安かったのかもしれません。
しかし、画面に傷がないなら、
ほかにどんな傷があっても構わないのです。
だって、
カバーすればわかりませんので。
AVIDETさんの液晶保護ガラスとソフトケースです。
どちらも1000円弱でした。
このカバーのいいところは、
本体下面のWM-PORTもカバーできること。
本体付属のWM-PORTカバーは
中古の本体を探してると欠品状態のものが多く、
なくしやすいものみたいです。
このカバーなら付属カバーを
付けておく必要はないので、
なくさないように大事にしまっておけます。
さて、カバーについては、
個人的には手帳型がいいのです。
スマホも手帳型のカバーを使ってます。
かさばってしまったり、
とっさのときの操作性は落ちたりと
デメリットはあるでしょうが、
落としたときの液晶割ってしまう率は
ほぼゼロになる点を重視しています。
ただ、iPodならともかく、
ウォークマンはカバーが少ない…。
良さげな手帳型のカバーがなくて、
どうしようかと思っていた矢先に
某店で見つけてしまいました。
iPhone5用の手帳型ケース!
大きさがたまたまウォークマンに
近いということもありまして、
ソフトケースと合わせ技で使えば
どうにかなりそうと思いました。
しかもアニメのイラスト入り。
観たことなくて知らなかったのですが、
2015年9月公開の劇場作品、
「心が叫びたがってるんだ。」です。
何となくウォークマンで音楽を聴いて
物思いにふけっているようにも見え…
ませんね、どう見ても2つ折り携帯ですね。
そしてお値段、500円(笑)
元値が3000円くらいするそうなので、
かなりの割引価格で入手できました。
なぜ安いのか、
やはり理由があるハズです。
2年以上前の作品の売れ残り、
ということもあるでしょうが、
Amazonで評価を見てなるほどと思ったのが、
ベルトのイラストがおもて面とずれている、
という指摘でした。
た、確かに…
何とも思いませんでしたが、
作品に思い入れのある人にとっては、
めちゃくちゃ気になる点なんでしょう。
しかしこれが、
気にならなくなってしまうのです。
iPhone5用ケースに付いているハードケースは
両面テープで付いてるだけですので、
剥がす代わりにソフトケースをくっつけます。
ウォークマン+ソフトケースの厚みが
iPhone5より厚いみたいで窮屈だったので、
左側のカバー面を1枚剥いで薄くしました。
有りもののシートで急ごしらえしたので、
デザインはもっと工夫の余地がありますね(苦笑)
ひとまず、手帳型カバーが完成。
ベルトが気にならなくなると言ったのは、
どのみち撤去する必要があったからです。
ウォークマンは音量や一時停止等の
ハードボタンが本体右側についているので、
ベルトが右側についていると、
カバーを閉じたまま操作できないのです…。
代わりに固定する手段として、
ベルトの中に入っていたマグネットと
冷蔵庫に貼っていたマグネットを、
ケース内側上部の黒いシートと
赤いシート内に仕込んで、
カバーを閉じたときにマグネットが
吸着しあって留める構造としました。
本体の次はイヤホンです。
今まで使っていたものだと
40kHz以上の周波数の音が聴けませんので、
ハイレゾ対応品に新調しました。
電車の中で気軽に聴きたいので、
耳に入れる目立たないタイプ(カナル型)の。
これも数万円以上するハイスペック品がありますが、
本当に音質の良さを求めるなら
小さいイヤホンじゃなくて
オーバーヘッドタイプのヘッドホンか、
普通のスピーカーで聴くべきと思うので、
そこまでいかないお手軽なのが希望でした。
で、あれこれ悩みまして…
NUARLさんのNX01Aを選びました。
人間の可聴域を超える70kHzまで対応。
お値段は8000円ということで1万円を切りつつ、
全ての音域がフラットに聴けて良いとの評判。
実はこの前にもうひとつ、
同じ価格帯で低音重視のを買ったのですが、
逆にそれが音がこもったように聞こえたのと、
感度が高くて(インピーダンスが低くて)
ホワイトノイズがあるように感じたので、
それよりインピーダンスが大きい32Ωの
コレも買ってみました。
聴いてみて…
これはイイ!
高音の鋭いキレイな音も、
低音のダンダン響く音も、
音がこもってるという印象がなく
クリアに聴こえてくる感じです。
個人的には高音と低音が強めなのが好みなので、
ウォークマンのイコライザを使って
微調整して聴いてます。
目の前でアーティストが歌ってる感が、
これまでのも良かったですがより一層感じます。
イヤーピースも材質・形状違いで
たくさん付属しているので、
コスパも高いと思いました。
これからの音楽ライフがまた楽しくなりそうです。
一時話題になったモスキート音は17kHzくらいだそう。
ハイレゾ対応の定義は(いろいろ議論があるようですが)
高音が40kHz以上再生可能であること、だそうなので、
40kHz以上の高音がわかる人はモスキート音もわかるハズ。
逆にモスキート音が聴こえない人は
40kHzの高音もわからない…
恐ろしくてモスキート音を聞く勇気がありません(苦笑)
音自体は聴こえないにしても、
少なからず聴覚に影響して、
よりリアリティある音楽を聴けることにつながる、
と思えばまだ救いがありましょうか。
ちなみに犬やイルカなど動物は
それくらいの高音の周波数も聴けるらしいので、
彼らにハイレゾ対応イヤホンを聴かしたら
ハイレゾの良さを理解するかもしれません…
ここまで来たら、
もう少しいい音を聴いてみたい、
と欲が出てしまいます。
将来きちんとした家を持てたら、
書斎にいいオーディオと
いいスピーカーを置いて、
ゆっくり音楽を聴きたいなあ、
なんて。
だったらスピーカーはこれにしようとか、
ケーブルや電源までこだわろうとか、
真空管アンプも面白そうとか…
妄想してネットを調べていたら、
丑三つ時になっていることもしばしば。
気の向くまま身をまかせていたら、
いつの間にかこの世界に招かれて、
気付いたらオーディオの沼にはまっているような。
ま、想像する分には楽しいですね。
妄想している間が一番音質がいいのかも(笑)
Posted at 2017/12/23 13:30:55 | |
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