
納車からひと月。購入前のリサーチで諸先輩たちによる数々のツッコミどころを知りましたが、ホント笑っちゃうくらい面白いクルマです。
既に何万キロも乗っていらっしゃる方はもとより、これから購入を考えている皆さんのためにまとめておくことにします。
【ドライビングポジション】
座った瞬間の違和感といったらありません(笑)
「ミニバン?いや軽トラかこれ?」
これまで経験してきた、定評のあるドイツ車やマツダ車のナチュラルな姿勢とは対極。しかもシートだけは超ハード(笑)
ペダルが近くてステアリングが妙に遠い。しかもテレスコピックなし。腕長の私でもバックレストを立て気味にしないと厳しいです。
100kmの運転で右前脛骨筋のこむら返りが起こるとか、普通じゃないとしか言いようがありません(笑)
【コンパクトなのに小回りが利かない】
軽乗用車並みの車体に強力なエンジンを詰め込み、4ポッド対向ピストンキャリパーと40プロファイルのタイヤなんて無茶なことをした代償です。最小回転半径はなんと非公開(笑)
前車のアテンザと感覚的にはほとんど変わらないので、5.6mくらいあると思います。
※追記:取扱説明書で5.4mであることを確認しました。まあ、大物ですね(笑)
【座る人を強烈に選ぶサベルトシート】
私は175cmの標準体型ですが、腰骨の部分が当たるというか締め付けられます。フルバケとは妙に異なる被拘束感を味わえる稀有な椅子(笑)
それからさんざん言われてますが、リクライニングダイヤルはドアを開けないと操作できません。納車時のインストラクションで担当さんが真っ先に言及してました。
まあイタリア人は運転中にバックレスト調整なんかしないのだと割り切ってましたが(笑)、サイドサポートの後ろに手を回して後方からアプローチすると回せることを発見しました。
ただし、その姿勢で運転するのは危険すぎるので、やめておきましょう(笑)
【シートベルトバックルの位置】
低すぎます、というかなんでこんなところに埋まってるんだよと(笑)
目視しないでシートベルトを装着しようとして、内側の隙間に差し込んでしまう「あるある」は、たぶんベース車と共通でしょう。
【パワーウィンドウスイッチ】
オープンカーでもないのになんでシフトスイッチのところにあるのかと(笑)
窓開けようとしてドアミラー動かすのも「あるある」でしょう。
【小物入れ】
シリーズ4になってようやくグラブボックスに蓋が付き、コーナーでドリンクホルダーからペットボトルが吹っ飛ばなくなるなど、改善著しいですが(笑)、相変わらず小物入れのたぐいは少ないです。そんなもん自分でなんとかしろという主張すら感じます(笑)
【ウインカーレバー】
国産車やドイツ車のしっかり感とは対極の曖昧で妙にヤワな感じがいい味出してます。しかもときどきバキッと鳴ります(笑)
【パーキングブレーキ】
シートベルトバックル同様、低い、というか妙に遠いです。レバーの仕上げと手触りが極めて良好なのと対象的なゴムブーツのチープさは見逃せません。
【メインメーター】
シリーズ3までのイエーガーの同軸メーターの異様な見づらさには及びませんが、なかなかツッコミどころ満載です。
ノーマル、スポーツの両モードともに視認性は良好で、デザインも好きですが、ノーマルモードとスポーツモードで時計の位置が違うとか、まるで人間工学に挑戦しているかのようです。これも「主張」でしょうか(笑)
しかも時計合わせの方法がなんか特殊(笑)。オーディオの取付けを行っていただいたサウンドガイアの社長さんですら、ディーラーの工場長に問い合わせたくらい。ちなみに私は「発見」してました(笑)
【ブースト計】
右ハンドル仕様のいかにも取って付けたような配置。そのくせしっかり前方視界を制限する無駄な存在感(笑)
スポーツモード表示?メーターが赤くなって嫌というほど主張するので意味なし(笑)
【ワイパー】
皆さんご指摘のとおり、鳴きまくります。水はけ自体は良いのですが、フロントウィンドウの三次曲面が特殊なのか、撥水コーティングとワイパーブレードの材質、ウィンドウの濡れ具合などの諸条件のストライクゾーンが異様に狭い感じがします。
間欠ワイパーの無段階調整なんてありません。雨滴感知?なにそれおいしいの?の世界(笑)
そのくせワイパーOnでリバースに入れると、リアワイパーが勝手に動き出すという、謎の親切設計(笑)。思わずワイパースイッチ確認するのも「あるある」でしょう。
【ヘッドランプ・スモールランプ】
ライトはOn/Offのみ。お洒落なデイライトは点きっぱなし。ここまでシンプルだと男前とすらいえます(笑)
【デフォルトでOffになっているTTC】
TTCは駆動輪の空転を制御する疑似LSDで、基本的にOnの状態で運転するものですが、エンジンをかけた状態ではOffなので毎回スイッチを押さなければなりません。しかもその場所がエアコンパネルの中にあるという不思議(笑)
【レコードモンツァ】
コンペティツィオーネはこれ抜きでは語れません。
エンジンをかけた瞬間に注目され、視界から消えるまでガン見されます(笑)
ノーマルの円形のカバーから後付け感満載の4本出しのルックスもさることながら、これホントに車検通るのかと心配になるくらい獰猛な音です。
担当さんいわく、
「焼けてきたら落ち着きますよ」
とのことですが、どうなることやら(笑)
・・・とまあ、ぱっと思いつく限りでもこれだけ挙げられます。アウディやBMW, 国産車ならトヨタやマツダあたりではありえない仕様ですが、これら数多のツッコミどころすら、笑って許せるくらい魅力的なのがこのクルマです。
クルマ選びや運転は、異性との付き合いに喩えられることが多いですが(スターリング・モスの名言、というか迷言などもその文脈でしょう。彼が何を言ったかは検索してみてください)、よく言われる、
「いいクルマに乗るならドイツ車を選べ。好きなクルマに乗りたいならイタリア車を選べ」
という文言がはっきり当てはまる。そんなクルマです。1000km乗っただけで、これだけのネタを書けるんですから、楽しいとしか言いようがないですよね(笑)