ブレーキキャリパーのオーバーホール⑤

ようやく最終工程です。

前回組み立てたキャリパーを車体に取り付けます。

まず最初に、キャリパマウントを取り付けるのですが、ボルトが緩んでこないように、緩み止め剤を塗ります。

キャリパマウントを固定したら、各種ボルトを規定トルクで締めていきます。

キャリパーマウントボルト 3.2kgf/m
パッドピン 1.8kgf/m
スライドピン 2.3kgf/m
バンジョーボルト 3.5kgf/m
ローターボルト 4.3kgf/m

締め付けを終えたら、ブレーキフルードを入れエア抜きをするために、ブリーダーキャップを外します。

そこに、逆流防止弁のついたチューブをさして、エア抜きの準備をします。

マスターの蓋をあけ、フルードを入れ、エア抜きをします。

前回は、フルードの缶から直接マスターに入れて、こぼしそうになったので、今回はロートを使ってフルードを入れる事にしました。

が、これが失敗の元。


ロートが大きく、フルードがどのくらい入っているか分からず、かなり溢れてしまいました。。。。。


でも、フルードは吸湿性が高いので作業を止めるわけにはいかず、急いでエア抜きをしました。

エア抜き終了～。

が、さきほど大量に溢してしまったフルードを洗い流す作業がまだ残っています。


水道水で念入りに洗ってようやく作業終了です。


水気を落としてから、テスト走行に行ってきました。

今までと比べて、ブレーキのタッチがかなり良くなりました。