ヒューエルポンプ　リレー点検

温態時の再始動困難の原因追及の為、ヒューエルポンプ　リレーの接点を点検してみる事にしました。

まず、コントロール　リレーを外します。
助手席センタコンソール側の内張を剥がすと、見えます。

次に、ヒューエル　ポンプリレー　No.2を外します。

ヒューエル　ポンプリレー　No.2は、ゴムを被っていますので、車体からは引き抜くだけで取れます。

レジスターは、外さなくてもコネクターで抵抗確認出来ればOKです。

コントロールリレーのカバーを取ってみました。

赤丸のリレー接点が傷んでいました。

このリレーは、両方でECUへの電源と各センサー類への電源供給を行っています。

コントロールリレーの接点です。

2番がヒューエル　ポンプ用電源出力で、3がIG S.Wからの電源、7がECUからリレーへの電源となっています。

IG ONで、リレーへ＋（3番）が供給され、ECUから－（7番）が供給されるとリレーONでヒューエル　ポンプ　リレー　No.2に＋（2番）電源が供給されます。

ヒューエル　ポンプ　リレー　No.2です。

DENSO製で、ゴムのカバーを被っています。

ヒューエル　ポンプ　リレー　No.2のカバーを取ってみました。

接点はどちらも傷んでいました。

このリレーによって、ヒューエル　ポンプの高速・低速を切り替えています。
低速はレジスターを通ってヒューエル　ポンプに電源が供給されます。

ヒューエル　ポンプ　レジスターです。

端子間の抵抗値を測定します。

標準抵抗値：0.6～0.9Ω

これは、0.9Ωでした。

リレー接点の抵抗値をリレーに実際電気を流して測定。

一応全ての接点は0Ωでしたが、ヒューエル　ポンプ　リレー　No.2の高速側（OFF状態）のみ抵抗値が安定しませんでした。

全ての接点を清掃、酷いものはポイントヤスリで磨き、紙摺りしてから深海鮫OILで清掃しました。

結果

ヒューエル　ポンプリレー　No.2の接点が傷んでいたせいか、エンジンの調子が良くなっています。
特に、排気音が大きくなっているのが分かります。　
アイドリング時にヒューエル　ポンプの音が小さかったのが改善されているので、接点で少し接触不良を起こしていた可能性があります。