ディスク ブレーキ の パッド の交換

前回車検時からきになっていた，ブレーキ パッド を新品に交換しました。

ブレーキ パッド 厚み

標準値 ： 10.0 mm

限度値 ： 2.0 mm

キャリパ の スライド ピン には，特殊 グリース が塗布してあるので
特殊 グリース をふき取ったり，スライド ピン を汚さないこと。

キャリパ の ピストン を戻す前に，リザーバ タンク の ブレーキ フルード を少し抜いておきます。

今回使用する純正パッドAss'y。

品名 ： パッドS，Fブレキ

部品番号 ： MZ690182

単価 ： 7,770 円

数量 ： 1

VALUE セレクション です

元の ブレーキ パッド から部品を移植します。

アウター シム には特に グリース の塗布指定がありません。
（CJ4A ミラージュ 等には，グリース 塗布の指定があります。）

パッド 取り付け後の ブレーキ 引きずり力測定のために，パッド を取り外した状態での ハブ の回転しゅう動抵抗を測定する。

(1) ブレーキ Ass'y 取り付け後の ブレーキ 引きずり力測定のため，プレーキ Ass'y を取り外した状態で，ばねばかりを使用し，前進方向の ハブ の回転しゅう動抵抗を測定する。

（注：画像の紐は長すぎです。）

(2) キャリパ サポート を ナックル に取り付けた後，パッド クリップ 及び パッド を キャリパ サポート に組み付ける。

注意
・パッド 及び ブレーキ ディスク の摩耗面に油脂その他の汚れを付着させないこと。

(3) ピストン 部を清掃し，特殊工具を使用して ピストン を シリンダ 内に押し込む。

(4) ピストン ブーツ がかみ込まないように注意いし，キャリパ Ass'y を下げ スライドピン を取り付ける。

スライドピン 締め付け規定 トルク ： T= 50Nm ｛5.0kgf｝

パッド 及び キャリパ Ass'y を取り付け，ブレーキ の引きずり力を点検する。

（5） エンジン を始動させて ブレーキ ペダル を 5 秒間強く踏み込んだ後，エンジン を停止させる。

(6) ブレーキ ディスク を前進方向に 10 回転させる。

(7) ばねばかりを使用して前進方向の ハブ の回転しゅう動抵抗を測定する。

(8) ディスク ブレーキ の引きずり力 （（1) 項と (7) 項の測定値の差）

標準値 ： 69 N ｛7.0kgf｝ 以下

(9) ブレーキ の引きずり力が標準値を越えるものは ピストン を分解して ピストン しゅう動部の汚れ，錆，ピストン，シール の劣化及び スライド ピン のしゅう動状態を点検する。

（注：画像の紐は長すぎです。）

今回の結果は，右 フロント しゅう動抵抗値の差が
約 12 kgf であったので引きずりが発生していると言えます。

（約 14 kgf - 2 kgf = 12 kgf）

左　フロント しゅう動抵抗値の差は約 6 kgf でしたので，
基準値内となりました。

（約 8 kgf - 2 kgf = 6 kgf）