既製品の購入でエキマニを自分で作るよりはだいぶ楽をしたので、少し手間を加えて取付の準備をします。
純正ではしっかりした遮熱板がつけられていて熱害を抑えてくれてますが社外品ではパイプむき出しがほとんどです。
ヘッドカバーの塗装が剥げてしまう。エキマニ周辺の配線や配管が溶けてしまう。周辺部品のパッキンの劣化が早いなど交換した事でデメリットもあります。
一番良いのはバンテージ+遮熱板ですが、今回はNAと言う事もありターボ車ほどは高温にならないので遮熱板を制作して対策しておきます。(バンテージ巻くのがめんどくさいだけ。)
まずはエキマニに合わせて加工のしやすいアルポリックの板で大まかな形を作っていきます。たまたま端材が有ったのでアルポリックですが加工しやすければ他の物でも良いと思います。
これに合わせてステンレスの板を曲げていきます。
が、、いつも使ってる↓↓で曲げてみたんですが、思うように曲がらず、これがさらに横板の小さな部品となればおそらく無理。
ギロチンみたいなのをプレス機で押して曲げる工具ですが、緩い角度はうまく曲がらずアールが緩くメリハリのない形状に。。。。
ホームセンターで急遽Lアングルや丁番などの部材を購入して、手動式の折り曲げ機を作りました。
造りは簡単でLアングルに挟んで曲げるだけですが、この方が浅い角度や小さい物にも対応出来そうな気がします。
この自作の折り曲げ機を万力に固定して「おりゃ!」って曲げます。
「おりゃ!」
今回は1.2mm厚のステンレスの板なので手曲げで簡単に曲げられました。
側面の板も造りますが、FD2はエキマニ周辺のクリアランスがほとんどないのでなるべくコンパクトに造ります。
横板はまず何枚かの板を点付けして型取りの板を作ります。
これを型にして同じ角度と形状で一枚板を曲げます。
出来た部品を溶接して繋ぎ合わせます。 写真は忘れました。
出来た遮熱板をエキマニに取り付けられるように長ナットを使いねじ穴となるボスをパイプに溶接していきます。
これで完成!
FD2の場合取り付けてしまえばエキマニ自体ほとんど見えないので、バンテージだろうが遮熱板だろうがどちらも見えないのですが、バンテージの効果の高さは魅力なのですが、あまり見た目が好きでないのと、エキマニの負担も考えて今回は遮熱板にしました。
おまけで、走行距離2万キロにもかかわらず過去に何度かサーキット走行をしていた事もありエキマニに近い部分でステアリングラックからのオイルにじみが有ったので念のためラックに近い部分にも遮熱板を作っておきました。
次回取付の予定です。
Posted at 2023/09/01 22:01:17 | |
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