2020年の衝撃的夏季休暇報告
投稿日 : 2020年08月22日
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…ブログからの続きです。
頭を上げた時点で、尺超えは確定。
何度か潜られましたが、インスタネット(ラバーネット交換済)に収まりました。
久々に最後は手が震えました。
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じゃーん!
インスタネットが大きい(縦幅50㎝)ので、実寸が伝わらないかもしれませんンが、38~39センチのヒレピンイワナでした。
電話で奥方を呼び、
「気を付けて来て」
と言ったときには既に電話切った後。
到着すると顔から出血が!?なんと岩場で
「あわてて転んじゃった」
との事。
幸い頭は打たなかったので、一晩は様子見です。
が、上がったイワナを見て感動~
「ホントにいるんだねー♡!!」っと。
3
勿論、天然イワナでは自己レコードです。
皮肉にもフライでは本州イワナは34㎝。
(北海道アメマスは50㎝丁度・過去ブログあり)
しかしながら34+5㎝は迫力が違いました。
実際狙っていたのは50クラスだったので、ソコから思えば残念賞ですが、考え付いた作戦が見事当たったのは嬉しい結果です。
しばしイワナ観賞タイムです。
と言う事でお約束通り、スピニングタックルで釣ったとだけの情報公開とさせて頂きます。
いつ、ドコで、ナニをキャストしたのか、は夢を持って頂ければ幸いです(笑)(笑)(笑)
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交代で記念撮影。
奥方は痛々しいので写真は乗せません(泣)
このサイズのイワナだと獣感が重々しいです。
撮影タイムが終わり、本流の緩い所で酸素補給&体力回復しましたので、優しくリリースし、淵の底へ消えていきました。
やっぱりありがとうー!って言ってしまう(笑)
宿に到着後、それはそれは美味しいビールを頂きました。
つまみは、アウトドア仲間に連絡です(笑)
お騒がせしました<(_ _)>
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翌日も朝から晴天。
一人で同じ場所に朝マズメに入りましたが、例の作戦は空振りでした。
魚野川沿いをウロウロし、小さいイワナ、ヤマメと遊びます。
朝ごはんでGDP(ガーデンパラソル)の登場です。
朝とはいえ、日差しが強い。
1分で設置できるのは今後様々な場所で期待が持てますね。もう少し低くしてもいいかも??
奥方は自分にドライフライのアタリが無くて怒ってます。
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翌日も上流支流をウロウロ。
そこら中に「クマ出没注意」
看板があります。
本当に多い様です。
一応川に入る前に、電子ホイッスルをビービー鳴らしての入渓でした。
7
そして8月20(日)5:00朝マヅメ、一人で入渓します。
あまり奥はクマさんが恐いので、自分的には安全な車道に近いポイントを選びました。
ここはあえて、詳細場所を明記します。この場所周辺で先ほどのイワナを釣ったわけではありません。
土樽地区、土樽公園最上流部、
魚野川と毛渡沢の合流部2か所の上流側、毛渡沢に、30m程入った橋の下流で事件は起こりました。
入渓時にホイッスルを鳴らすつもりが、河原キャンパーがいたので控え、鈴だけで入渓。
小さいイワナが遊んでくれます。
合流点から30m程入ったところで、ライントラブルw
川の真ん中の岩に腰掛、絡んだ糸を直します。(
画像7は遭遇する前の場所です。
フライも付けおわった時、真後ろ左岸(下流に向かって左手)から
「ガサガサバキバキ」
と気配を感じました。
とっさに振り向くと、直ぐソコにいました。
熊です。体長1m30~40㎝。
割とでかいです。
自分との距離、川も太くはないので、3m~4mというところでしょうか。
大げさではアリマセン。
竿でつつけそうな距離です。
立ち上がったワタシに熊も気づき、頭を下に向け、ゆっくりと川岸をワタシとの距離を保ちながら下流側へ回りました。
その数秒間、ワタシは声も出ず、ひたすら腰にあるクマスプレーをホルスターから出し、安全ピンを抜き、トリガーに指をかけた状態でヤツに向けました。
その間も、幾度か小刻みに方向転換もありましたが、4m~5m程とやや離れた時点で電子ホイッスルを鳴らしました。
今思うと、良くない行動だったかもしれません。びっくりした熊は物凄いスピードで川を渡り、右岸の笹薮へ猛烈に突入。こちらからは見えなくなってしまいましたが、ヤブが動いているのが解ります。
再び電子ホイッスルを鳴らすと、
ひょいっっと顔を出し、こちらに近づき向かてくる気配も感じます。
「マズイ!」
と思い、ふと
「怒鳴り声が効く」
といのを思い出しました。
「んだコノヤロー!来たらぶっ殺すぞー!」
と柄の悪い低い太い声で幾度となく怒鳴りちらしました。
しばらく笹薮の中(魚野川上流側)でガサガサと気配を感じます。
流石にこの頃になると、手も足も震えているのに気が付きます。
数分一人でケンカ腰トーク&電子ホイッスル最大で、先ほどクマが渡った下流側を下る決断をします。
どちらの藪から飛び出してくるか解らないので、少しでもソーシャルディスタンスが取れる様、川の真ん中を下ります。
この時はマズメの短時間で帰るつもりで、ハーフウェーダ―で来てしまい、慌てたせいか、太ももから水が入り、走れる状態でありませんでした。
左手にホイッスルとロッド、スプレーを右手に、バクバクしながら堰堤まで戻り、車に到着した時の安堵感。
まだ油断は出来ぬと、乗車するまでスプレーは最後まで放しませんでした。
乗車後窓を開け、公園最上流部でキャンプしていた方に
「熊出ましたー!」
と声がけ、その下の長竿の釣り人にも報告、目を丸くしてました。
その下の散歩していたご老人にも報告すると、
「大きな声出してたのはおたくさんかい?!」と車道まで聞こえたそうです。
6:00にホテルに戻り、家族に報告。
ホテルの受付にも一応報告しました。
8
その後、あまりの衝撃と緊張から解放されたせいか、気分が悪くなり、しばし仮眠。
お昼を軽く済ませ、気分転換後、夕方には開けた本流で夕マズメ(呆)
あまりのライズで止められず、暗くなるまでやってしまったのはもう違う病気です(笑)
近年、特に今年は熊や野生動物との遭遇や事故が多く、他人事ではなくなりました。
暫く一人で熊の生息地、出没報告がある場所の出入りは控えようと思います。
又そうは言っても、入る時は絶対に事前、見通しの悪い所では、ホイッスルは必ず必要です。
最終手段で熊よけスプレーは直ぐに出せる位置へ所持は絶対です。
あくまで、こちらが相手の生息地にお邪魔している訳です。
投げかけた言葉とは真逆の謙虚な気持ちで付き合っていきたいと思います。
アウトドア大好きなみん友の皆さん、くれぐれも気を付けて、楽しんでください。
命あっての…です。
改めて、日常の生活、家族、社員、友人に感謝です。
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