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AC電費とは車両に充電した際の消費電力量から求める電費であり、ガソリン車の満タン時の燃費計測と同様と思って下さい｡
消費電力量から消費金額もわかりますし、1km走るのに幾ら掛かるかどうかはこれでわかります。
WLTCモードはこれを使ってます。



私のModel3 RwdはWLTCモードで565kmとなってます。
その隣に書いてある交流電力消費率は127Wh/kmとなっており、1km走るのに0.127kWhの電力を消費すると言う意味です。
1kWhで7.87km走行出来るということにもなります。
過去の月間電費は9月の7.1km/kWhが最高で、まだWLTC超えは果たしておりません。
国土交通省審査値で565km走って、満充電になる迄の電力量から交流電力消費率を求めているのですから、実際どれだけの電力量を消費したのでしょうか？
565kmx0.127kWh/km=71.755kWhとなります。
Model3 Rwdのバッテリー容量は60.5kWhなのにどうして71.755kWh消費するの？って思いますよね。
それは交流200Vを直流に変換して更に400Vとかに昇圧している際に熱として電力を失うからです。
60.5/71.755=0.843となり約15.7%が熱として失われたと言うことですね。
私も消費電力量と車両に充電された電力量を比較すると概ねそんな感じの値です。

それに対してDC電費とは、車両に充電された電力量をどれだけ消費して、何km走ったかで表されます。
バッテリーに溜められた電力の30kWh使用して240km走ったら240/30=8km/kWhとなります。バッテリー残量からあとどれくらい走れるのかとかを判断するにはこちらのDC電費が便利ですね。

前回に引き続きモデル3の消費電力及び電費情報です。
今回は充電残量100%から21.9%迄78.1%消費した状態です。403km走行しています。
総消費電力は46.2kWhとなり、そこから求めたDC電費は8.73km/kWhとなりました。
先月からつけている詳細版での最高電費です。
電費が良かった理由は空調消費が少なかったからです。


深掘りすると興味深い点が見えて来ます。

走行中に74.5%消費しています。
内訳
運転57.1%
空調2.6%
標高差2.3%
その他12.5%となっています｡
運転で33.76kWh消費しており、仮に運転のみで消費した電力だけで電費を測ると11.93km/kWhとなり、ここ5回で一番悪いのです。
雨中走行が70km分含まれていますが9月22日分は100km含まれていますからそれだけでは無いと思います。EVにとって良い温度があるのでしょう。これも要検証です。
レクサスGSだと気温が高い方が燃費は良かったです。シートベンチレーションがあるのでエアコン入れなくても送風でなんとかなる温度で走っている時が一番燃費が良く、エアコン入れると燃費が落ちます。そこの切り分けがGSでは出来なかかったのですが、テスラは何に使われているのかがわかるのでその点は自分に合ってます。
但しシートベンチレーションが私のモデル3は無いのでエアコンに頼らざるを得ないのは唯一残念な点です。

その他の消費電力も深掘りする必要があると思ってます。
結構な消費ですし何に起因しているのかまだわかってないのでこれも深掘りして行きます。

駐車中に3.6%消費しています。
内訳
スクリーンタイム0%
セントリーモード0.6%
モバイルアプリ1.1%
車両スタンバイ2.0%となっています。

夜23時から翌朝640迄の充電で100%迄回復しました。46kWh充電されています。
走行可能距離は前回から1km増えて430kmとなってます。LFPバッテリーはNMCと異なり100%充電推奨なので、連続して100%充電したのでバッテリーセルバランスが整ったからでしょうか？

データが正確だと(思いたい)クルマと対話している感が強くあり、クルマ好きの私にとってテスラは愛着が湧いて来ますね。

消費電力詳細として9月から充電の際の消費電力量を記載していましたが、電費については記載していませんでした。
100%充電出来ればDC電費については記載できたのですが、先月の充電は4回中100%は2回で、他は90%と99%でした。
ガソリン車に例えるとガソリンスタンドに行って満タンにしない状態でどうやって燃費測るの？の世界ですよね。

テスラは前回充電時からの消費電力量がバッテリー総容量の何％なのかはわかるのですが、それが実際の消費電力量にどうすれば置き換えられるのかが課題でした。
Model3 RwdのBat容量は公式には発表されておりませんが、60.5kWhでEPA電費が439kmであることは色々な情報からわかっています。
なので、50%消費したのであれば、60.5x0.5=30.25kWh消費したと考えれば辻褄合うのでは？と思いましたが合いません。
何故ならBatは劣化するからです。なので8月末時点での満充電航続距離が431kmだったので、(431/439）x60.5=59.4kWhを9月のBatt容量とします。
10月は9月末の満充電走行距離429kmを使って(429/439)x60.5=59.12kWhを10月のBatt容量として毎月見直すことで、前回充電時からの消費電力率から消費電力量を求め、前回充電時からの走行距離で割ることでDC電費を求めることが出来ます。これで充電毎の電費が測れるようになりました。

9月の4回の消費電力量をすべて足した値が182.59kWhになり、9月にテスラに充電された電力量がアプリ値182kWとまぁ同じになので大体間違いないかなと思ってます。

テスラ系youtuberは結構居て、OBDつないであーだこーだ言っている人は居ますが、テスラ車載の情報だけでかなり正確に電費がわかるというのは盲点でした。
そもそもAC電費とDC電費の区別すらついてない人も見受けられます。

9月に書いた消費電力詳細も今後アップデート予定です。
→10月8日にアップデートしました。

定期更新の電費です。
満充電走行可能距離は429kmになりました。新車時439kmに対し10kmの減少。先月比2km減少です。

自宅充電量と金額ですが、東電の電化上手の深夜帯の料金29.05円/kWh。
全電化割引5%はそのまま。
再エネ賦課金 1.4円/kWh　
燃料調整費 -11.21円/kWhから-12.22円/kWhに値下がり

9月　　　　　8月
走行距離 1459km 1303km
消費電力量 205.5kWh 221.1kWh
充電料金 　3449円　 3933円
AC電費　 7.10km/kWh 5.89km/kWh
　　　　 2.36円/km 3.02円/km

車両充電量　182kWh. 194kWh
充電率　 88.5% 87.7%
DC電費　 8.02km/kWh 6.72km/kWh

先月と比べて朝晩涼しくなって来たので冷房での消費電力が減り、6月、7月の水準に戻って来ました｡

さて10月は更に涼しくなって来ているので電費に期待が持てそうですね。