ジュール・ビアンキ

（左）Jules Bianchi / （右）Mauro Bianchi

先日の日本F1GPでアクシデントを起こしたビアンキさん
長い事F1を見ていなかったので、ビアンキって誰？
色々情報が流れて来るなか、Julesという名が目に入り
まさか？！いや、彼しか考えられない。。。
そう思って調べてみると、僕の知るジュールさんでした。


Jules Bianchi

彼の祖父は以前ブログでも紹介しているのですが
アルピーヌのワークスドライバーだったマウロ・ビアンキ
そしてマウロの兄はルチアン・ビアンキという血筋です。
1960年代、販売促進の為にル・マンで優勝を試みます。
当時としては画期的なシミュレーションや風洞事件等々
巨額の投資を使いGT40を作りますが
エンジンが重くバランスの悪い車で参戦前にドライバーが事故死
その後MkⅡを開発し、フェラーリと対決するようになります。
ルチアンさんは1966～1968年までル・マンに参戦しますが
リタイア等で終わり、1969年にはアルファロメオT33で出場
しかし、事故でこの世を去ってしまいます。
マウロさんも1986年に事故により炎上、奇跡的に生還を果たしていますが
兄の死にレースに戸惑いを感じレースを辞めたようです。


Jules Bianchi

そんな祖父を持つジュールさんがフォーミュラ2のドライバーになり
どこまで成長するのかな？とは思っていたのですが
フェラーリのアカデミーに入り、F1の世界で走っていました。
それは非常に嬉しい想いなのですが
そんな彼までも事故に遭うとは。。。
50Gもの衝撃ですから、外見では分からない衝撃が脳に加わり
緊急手術は成功したものの、後遺症など非常に気掛かりです。
またレースの世界に戻ってきてくれれば、、、
若い才能が、このまま終わらないで欲しい。
再びサーキットで走る日が来て欲しいと思います。