• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

鮎川雅樹のブログ一覧

2010年04月29日 イイね!

プジョー206WRCのヒストリー(その2)

プジョー206WRCのヒストリー(その2)それでは本日は、昨日の続きを調べてみましょう。
売却が無ければ同じチームで走っているはずです。
翌年は他のドライバーが使っている可能性もあります。
また本戦で走っていない場合、レッキに使われている場合もあります。




「479 YK 74」のナンバーからネットで色々調べると、2006年から2007年迄使われていました。

2006年のヒストリー
 Ronde Dolomiti Bellunesi (Marco Silva)
 Rally del Gargano (Marco Silva)
 Rally della Lanterna (Marco Silva)
 Rally della Marca (Marco Silva)
 Rally dell'Appennino Reggiano (Marco Silva)
 Beta Rally Oltrepo (Marco Silva)
 Rally Valli Pordenonesi e Piancavallo (Marco Silva)
 Rally AC Como (Marco Silva)
 Rally Fabaria (Marco Silva)
 Rally Valle d'Aosta (Marco Silva)
 Ronde del Rubicone (Silvano Luciani)

それではこの前後とは言うと?
「479 YK 74」は2006年と2008年で変わっているのです。
ワークスから調べる時はシャーシ番号は割りと分かるのですが、
ナンバーとシャシー番号の関係について普通知りませんよね?
専門に調べている人に聞くか、車輌に付属する資料を見ないと分からないかと思います。
最近ではネットでも情報を公開している人が多いので随分と楽になりました。
因みに「479 YK 74」のシャシー番号は050です。

私の場合、シャシー番号が分からない時は結局他の車も全部調べようとします。
結構地味な作業ですので、「そんな事して何の役に立つの?」と良く言われます。
でもこれが楽しめないようだと長続きしません。
残念ながら途中で挫折する人が殆どですね。

シャーシ番号050の主なヒストリー

最初のタルガは「624NZT75」でした。
2002 Acropolis (Rovanpera)
2002 San Remo (Burns)
2003 Swedish (Burns)
2003 Acropolis (Rovanpera)
2003 Australia 03 (Gronholm)
2003 Great Britain (Rovanpera)

2004年はテストカー
2005年フランスのBSA

2006年に「479 YK 74」に変更
Tamautoに譲渡されます。

2008年に「NM MR 514」に変更

Posted at 2010/04/29 04:02:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | IRCup | 日記
2010年04月28日 イイね!

プジョー206WRCのヒストリー(その1)

プジョー206WRCのヒストリー(その1)今日はヒストリーの探求について書きたいと思います。
ここで言うヒストリーとは、ラリーカーが歩んできた戦歴の事を意味します。
日本では余り馴染みが無いかと思われますが、ヨーロッパではヒストリーを楽しむ方がいらっしゃいます。
通常自分の好きな車種について調べる方が殆どで、調べる対象は決まってファクトリーカー(ワークス)となります。

ヒストリーを調べるといても、難しい事をする訳ではありません。
当然ですが、情報を如何に集めるかがポイントです。
調べる内容としては以下の9項目があると便利でしょう。
 1.開催年月日
 2.ラリー名
 3.順位
 4.ドライバー
 5.ナビゲーター
 6.ゼッケン番号
 7.シャシー番号
 8.登録ナンバー
 9.チーム

それでは早速調べてみましょう。
本日調べるのは、昨日の日記にも出てきたルチアーニさんがタイトルを獲得した車です。
本当はプジョーが使用したファクトリーカーを最初に調べてから
プライベーターに売却されるのを調べていくのですが、今回は逆なので難しいかも?
ただ、Tamautoはプジョースポールからセミ・ワークスとしてプジョーで参戦していて、
当然使っている車もファクトリーカーの206WRCですから何とかなるでしょう。

2007年の登録ナンバーは「479 YK 74」です。
掲載した画像を見ても分かると思いますが、
フロントバンパーの下側に小さな黄色いステッカーが貼ってあります。
掲載するにあたって画像は小さくしているのですが、読み難いのは確かです。
つまり前から撮った写真はシャープに撮った画像でないと判別し難いのです。
はっきりと確認したい場合は、後ろ側から撮った写真を探すのがポイントです。
でも後ろからの写真って意外と少ないのです。
また雨等によりリアのナンバーは泥で汚れる事も多く、
折角後ろ側の写真を見つけても全く読めない。。。なんて事もあります。
2007年のルチアーニさんは、基本的にこの車に乗っていました。

3/24 Rally degli Abeti
4/28 Rally Internazionale del Taro
6/2 Rally Alto Appennino Bolognese
7/13 Rally Internazionale del Casentino
9/14 Rally della Valle Varaita
10/6 Rally Internazionale della Valtellina
10/20 Rally Internazionale Trofeo Maremma

運がいい事にイタリアのサイトに2007年の戦歴がまとまっていて
以下のラ4つのラリーについても走っていました。

Appennino Reggiano (Matteo Musti)
Oltrepo Pavese (Matteo Musti)
Ronde degli Etruschi (Fabio Angelucci)
Taormina (Fabio Angelucci)

ルチアーノさん以外に2人使っていたんですね。
Posted at 2010/04/28 02:51:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | IRCup | クルマ
2010年04月27日 イイね!

Silvano Luciani

Silvano Luciani今回紹介する人は、僕に新たなるラリーの楽しみ方を教えてくれた人です。

特段、教えて貰ったって事は無いのですが、ストラトスに続いて037ラリーも調べるようになったのですが、それでも近年のラリーには全く興味が無かった頃のお話です。




Tamautoをキーワードに調べていたら、ある人物のホームページに辿り着きました。
彼の名は、シルバノ・ルチアーニさん
プジョー206WRCに乗って、イタリア国内のターマックラリーに参戦していました。
Tamautoはこの年プジョースポールから支援を受けて戦っていました。
勿論ラリーで使う206WRCは、当時のオフィシャルカー(ワークス)です。
WRCでの役目を終えた車は、この様にナショナル・チャンピオンシップで戦い続けます。
Tamautoはプライベータかもしれませんが、日本人が考える規模とは違います。
イタリアでプジョーのセミワークスとして戦う彼らが狙うのは勿論「優勝」です。

2007年は8戦あり、8月には既に4戦が終わっていました。
1位2回、2位2回と成績は好調で、ライバルは同じ車に乗るGrossiです。
グロッシはベテラン・ラリー・ドライバーで、非常に手強い相手です。

調べるのが大好きな私は、早速ルチアーニさんのヒストリーを作成してみました。
A112に乗り始め、ルノー・クリオ、デルタ、エスコート、ランサーEVO7、カローラWRC
と様々な車に乗っていましたが、リザルトだけを見ると非常に優れたドライバーにも思えません。
ただ、206WRCになってからは余程相性が良いのか、トップクラスの成績を残しています。
もしかして、このままイケルのか?

206WRCという懐かしい車と彼の活躍に興味を持つようになり
自然とラリーとは年代に関わらず面白い事を認識するようになりました。
自分の中で何かが弾けました。。。

一方、ルチアーニさんはと云うと、10月に行われた「Maremma」で優勝します。
全てのSSでトップタイムを叩き出し、王者に相応しい2007年のタイトルを獲得!

今回紹介するのは勿論「Maremma」の画像です。


そんなルチアーニさんは1年ぶりにIRCupに復帰します。

●今年のIRCのスケジュール
 5/1-2 Rally Internazionale del Taro
 5/22-23 Rally Internazionale Abeti
 7/9-10 Rally Casentino
 9/10-11 Rally Internazionale Valli Cuneesi
 10/8-9 Rally Internazionale Prealpi Trevigiane
 10/29-31 Rally Trofeo Maremma

もうすぐ5/1のTaroが始まります。
凄くワクワクします。
Posted at 2010/04/27 05:52:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | IRCup | クルマ
2010年04月26日 イイね!

Tamauto

Tamautoずっとストラトス・ネタばかり続いておりましたが、時折違う事も書きます。
今回はずっと書きたかったのですが、書く場を失していたので数回に分けて書こうと思います。

今回のネタは「Tamauto」です。
掲載した画像の037には、ラジエター・グリルにTamautoと記されています。


2007年の夏に知り合いの車が所属していたチームについて調べていました。
その時、一人のドライバーのホームページに辿り着きました。
そのチームとはイタリアの有力チーム「Tamauto」
私が知っている限りでは、1975頃にランチア・ストラトスを走らせています。
そのストラトスのドライバーが、「Germano Nataloni」さんという方で
ストラトス以後、037、S4、デルタと同じスポンサーで走り続け
いつかコンタクトしてみたいなと思っている人でした。

そんなTamauto、無知な私は消滅したのかと思っていました。
イタリア国内で80年代数々の037を走らせており、数々の優勝記録があります。
037ではTotipカラーのJolly Clubと並ぶ存在です。
その後、デルタ→エスコート→ランサーEvo7→カローラWRC→プジョーと車を変えながら、現在に至るまでラリーに参戦し続けている事を知ります。
まだ、ストラトス、037の事以外は、さっぱり分からなかった私にとって、037以後の新しいラリーについては全く興味がありませんでした。
しかし友人の車の事を尋ねている間に、彼のラリー活動にも興味を持つようになります。

そして彼が結構いいポジションにいる事を知ります。

もしかしてタイトル狙えるのでは?!

2007年私はTamautoに釘付けになりました。
Posted at 2010/04/26 02:15:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | IRCup | 日記

プロフィール

「Rally Cars Vol.38 Toyota Corolla WRC http://cvw.jp/b/733865/48610167/
何シテル?   08/19 23:00
>>>Activity ラリーカーズの執筆を機に、ラリー・ヒストリアン(Rally Histrian)として活動を開始。 主にランチアのコンペティションカー...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

メイドの土産 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/08/15 08:50:24
ロータス・ヨーロッパ・スペシャル〜もし、WRCを戦わば。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/10/28 23:01:44
RAVEN MOTORSPORT 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2010/04/19 11:42:16
 

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation