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鮎川雅樹のブログ一覧

2010年06月09日 イイね!

スバルインプレッサ(R19WRC)1998ポルトガルラリー

スバルインプレッサ(R19WRC)1998ポルトガルラリー 1998年3月22日から25日にかけて、第32回ポルトガルラリーが開催された。
このラリーではスバルのコリン・マクレーが優勝している。
日本でも人気の高かったマクレーだが自身が操縦するヘリコプターで事故を起こし、息子と共に命を落としている。




イギリス人ラリードライバーのジミー・マクレーには二人の息子がいた。
コrンマ・クレーとアリスター・マクレーである。
コリンマクレーは1986年にラリーにデビューし、1993年にスバル・レガシーRSに乗り、
ニュージーランド・ラリーで初めてスバルに栄光の優勝を与えた人物である。
それまでのマクレーはとにかくリタイアが多く、
マクラッシュと呼ばれる程、コースアウトの際には派手な転倒を見せ
折角の新車も1レースしか使えない程の暴れん坊であった。
WRCでの初優勝は、自身の精神的なコントロールを身に付けた結果である。

98年のポルトガルラリーでは116台の車が出走し、47台が完走している。
スバルのライバルはトヨタ・カローラWRC、三菱カリスマ(ランサー)、フォード・エスコートWRCである。
スバルはマクレーとリアッティーで応戦、マクレーの乗るインプレッサはNo.3のブルー・メタリックの車で
レジスリレーション・ナンバーは、「R19WRC」である。

グラベルラリーで28のSSを持つポルトガルラリーは、観客が道路両脇まで押し寄せる事が多い。
滑り易い路面でタイヤの消耗も激しく、マクレーは初戦から3戦不本意な結果であった。
そんなマクレーだが、Leg-1(初日)に10のSSで6つのベストで走り切り
30秒以内にワークス勢が5台も入り込む激しい戦いであったが、
マクレーだけが圧倒的に速さで首位を独走した。

Leg-2(2日目)
SS14でタイヤがパンクし、2位との差が一気に44秒から25秒に縮まった。
その後トヨタのロイクスが追い上げ、マクレーに11秒のところまで迫った。
更にサインツが追い上げ6秒まで追い詰められた。

勝負は最終SS28に持ち越された。
マクレーは2秒差まで詰め寄られたものの、無事に優勝を果たします。

1位:マクレー(インプレッサ)
2位:サインツ(カローラWRC)
3位:ロイクス(カローラWRC)
4位:バーンズ(三菱カリスマ)
5位:バタネン(フォード・エスコートWRC)


この車「R19WRC」は、その後プライベーターで使われ、白色ベースに青色のラインが入れられ、
インテリアとしては、左ハンドルから右ハンドルへとコンバートされて、売りに出されていました。
Posted at 2010/06/09 05:30:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライバー | 日記
2010年05月29日 イイね!

ヘンリ・トイボネン(ランチアの天才ドライバー)

ヘンリ・トイボネン(ランチアの天才ドライバー)チェザーレ・フォリオは、30年ものキャリアの中で、ヘンリは最高のドライバーだったと。
若干29歳の若者は、1986年のツール・ド・コルスで命を落とした。








1956年8月25日にフィンランドのユバスキラで生まれた。
父親のパウリ・トイボネン、弟のハリ・トイボネンもまたラリードライバーで、
トイボネンのラリーデビューは1975年の1000湖ラリーとなった。
その時はシムカ・ラリー2で、結果はリタイアとなっている。

1980年からタルボ・サンビーム・ロータスのワークスドライバーとして活躍する。
荒々しさの残るドライビングであったが、この頃から既にその気迫が伝わる速さで
私も初めてビデオを見た時釘付けになった。

トイボネンは1980年のRACで優勝し、24歳という最年少記録を樹立した。
この記録は2008年にラドバラが22歳で優勝するまで破られることは無かった。

1982年にはロスマンズのスポンサーを受け、オペル・アスコナ400に乗る
1983年にはオペル・マンタ400で戦っていたが、そんな優秀なドライバーをランチアが獲得する。

1984年から037ラリーに乗るようになると、WRCでは優勝こそしていないが
順位も3位に食い込める実力まで上げてきた。
トイボネンは速いドライバーでもあったが、リタイアの多いドライバーでもあった。

トイボネンの車がデルタS4に変わると、1985年のRAC、1986年のモンテカルロで続けて優勝
アティリオ・ベッテガのナビゲーターでもあったセルジオ・クレストと共に喜びを分かち合った。
しかし喜びは長くは続かなかった。
複合素材やチタニウム金属を多用し、とにかく軽量に仕上げられたマシンのエンジンは
スーパーチャージャー付きのターボで、電子制御も無い事から既に人間が扱えるような代物ではなかった。
トイボネンのみが使いこなしているとはLANCIA関係者の弁であるが、
1986年のツール・ド・コルスでコース・オフし、崖の下に転落、車は炎上してしまう。
ランチア・チームはトイボネンの事故を伝える無線で混乱した。
マシンは完全に焼き尽くされ、二人とも帰らぬ人となる。
1986年5月2日の事であった。


度重なるグループBの事故も、この事故をきっかけに廃止を決定
当然グループSも凍結され、1987年からはグループAで競われることになった。


若き天才ドライバーであるトイボネンが生きていれば、きっと様々な歴史を刻んだに違いない。
Posted at 2010/05/29 06:59:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | ドライバー | 日記
2010年05月18日 イイね!

北欧ラリードライバー ビヨン・ワルデガルド

北欧ラリードライバー ビヨン・ワルデガルド1943年12月12日生まれのスウェーデン人ドライバーのビヨン・ワルデガルド(Björn Waldegård)は、1962年にラリーにデビューし、1979年のWRCタイトルを獲得、長いラリー人生で多くの車を操ってきました。








ポルシェ911Sで1969年と1970年にモンテカルロラリーを制し、1972年までポルシェに乗っていた。
1973年からフィアットアバルト124ラリーで参戦し、Hans Thorszeliusがナビゲーターを務めるようになる。
この年BMW2002にも乗ってるが、スウェディッシュで6位、マロックで6位といった感じである。
1975年からランチアストラトスに乗るようになり、母国スウェディッシュで勝利を飾る。
ストラトスでは、サファリ、アクロポリス、マロックといった過酷なラリーに良く登場するが、
ラリー特性の違うサンレモラリーに1975年と1976年に優勝している。
1977年からフォードエスコートに乗るようになったのですが、
これは前年の1976年のサンレモ優勝に原因がありました。
ムナーリを勝たせる為にチームオーダーが出ていたにも関わらず、
ワルデガルドが勝ってしまったからです。
世界選手権を戦う以上、チームオーダーは守るべき事項であると私も考えますが
どうしても我慢出来なかったのでしょう。。。

エスコートでもサファリ、アクロポリス、RACといった難しいラリーに優勝し、
1980年にはメルセデス450SLCに乗るようになります。
あの重く大きな車で、コートダジュールのラリーを制する事が出来たのはもしかしてエアコンのお陰?

1981年からトヨタとの契約になり、トヨタセリカ2000GTに乗るようになります。
そして1991年までトヨタで走り続け、チーム監督のオべ・アンダーソンと戦い続けたのでした。
Posted at 2010/05/18 01:44:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライバー | 日記
2010年05月17日 イイね!

ジャン・クロード・アンドリュー(Jean-Claude Andruet)

ジャン・クロード・アンドリュー(Jean-Claude Andruet)モンテカルロラリーとツール・ド・コルスに欠かせないドライバーであるアンドリューは、
1942年8月13日生まれでのフランス人で、今でもヒストリック・ラリーで活躍をしているドライバーの紹介です。






1968年と1970年のフランスラリーチャンピオンであり、1970年のERCチャンピオンでもあります。
長年に渡って活躍しているので人によって、どの時代で活躍していたか分かれるでしょう。
アルピーヌA110では1973年までドライバーを努め、その後サンドロ・ムナーリと共にストラトスで参戦
1976年にはA310に乗ったかと思うと、1977年からフィアット131アバルトラリーで参戦を続けます。
その後1981年からフェラーロ308GTBに乗るようになり、1983年に再びランチアに抜擢
037ラリーで1984年まで走ると、1985年から1986年までシトロエンのBX等に乗ります。

アルピーヌ好きであれば、A110の印象が強いですし、フィアットが好きなら131アバルトで、
私の場合はストラトスか037に乗っている時の印象が強いです。
アンドリューのリザルトとしては、上位入賞かリタイアといった感じで、ターマックのイベントが好きだったように感じます。
ストラトス時代では、ターマックではアンドリュー、路面が悪い状態ではムナーリが比較的良い成績を収めています。

今でもヒストリックラリーやらレースで活躍しているところを良く見かけますが
それだけフランス人に愛されているドライバーなのでしょうね。
そう考えるとA110が似合っているのかな?
Posted at 2010/05/17 01:52:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライバー | 日記
2010年05月16日 イイね!

Dragoと呼ばれたエースドライバー サンドロ・ムナーリ

Dragoと呼ばれたエースドライバー サンドロ・ムナーリランチアストラトスのエースドライバーとして大活躍した人物こそ、サンドロ・ムナーリであります。
1940年3月27日生まれで、もう70歳になるんですね。
イタリアでは盛大な誕生パーティーが開かれ、当時の中間達と時を過ごしたそうです。




1965年にラリー界にデビューし、そのラリーでフィオリオの目に留まります。
1967年にはチームのレギュラーシートを射止め、IRC(Italian Rally Championship)を獲得し、
1969年に再びドライバーのタイトルを獲得します。
当時使用していたランチア・フルビアも時代の流れで、パワーが不足していました。
当時のランチアは経営状態も悪く、フィアットに買収させる道を選ぶ位で
自社で新車を開発出来る状況でもありませんでした。
しかし、ベルトーネの技術と生産能力を使う事でストラトスは誕生します。
1973年ムナーリはフルビアにERC(European Rally Championship)のタイトルを与えると
1974年の10月からストラトスと共にラリー人生を歩みます。
ストラトスは1974年から1976年までの3年間、メーカーズ・タイトルを獲得し続けますが、
ランチアの販売数には直接結びつかず、親会社のフィアットが自社の131アバルトを投入し、
ストラトスを追い出そうとします。

ランチアの1977年のWRC活動は大幅な縮小となりましたが、
この年のFIA CUPのドライバーズ・タイトルはMunariが獲得します。
1978年はフィアット131アバルトで参戦していましたが、リタイアも多かったようです。

その後フィアットを離れ、サファリラリーに出場していました。
1984年にはトヨタ・セリカにも乗っているのですが、リタイアしています。
Posted at 2010/05/16 06:08:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライバー | 日記

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