鮎川雅樹のブログ一覧

1974年ジロ・デ・イタリアで優勝こそ逃がし２位となったのは
ジョルジョ・ピアンタとクリスティーヌ・ベッカース
ピニンファリーナがデザインしアバルトが開発したこの車は、
風洞実験などをして開発されたと言う。
Ｖ６エンジンを搭載したこの車は、X1/20のプロトタイプとなる。
元々フィアットのX1/9で開発された車であったが、
最終的にはランチアブランドとして、モンテカルロとして生産されるようになる。
しかしエンジンは4気筒-ツインカムエンジンとなった。

レオーニはその後ルノー・メガーヌMaxi、セリカWRC、カローラWRC等に乗り
近年ではフィアット・プントS2000やプジョー207S S2000に乗っているようだ。
フィアット・プントS2000の画像は2009年のRally Appennino Reggianoのもの

1943年11月12日生まれのスウェーデン人ドライバーのワルデガルドは
1979年はフォード・エスコートで暫く走っていったが、1980年になると
Hans Thorszeliusと共にフィアット131アバルトラリーに乗り換える。
レジストレーションナンバー「TOR88538」の131アバルトラリーに乗って
1980年のモンテカルロラリーに出場した。
白い車に青と黄色のラインが入った7番のゼッケンを付けたこの車は
最終的に3位でフィニッシュした。
しかしワルデガルドはスウェディッシュラリーの後、メルセデスと契約
メルセデス450SLCに乗って、それなりの成績を出していたが、
最終的にはトヨタに落ち着いた。

1951年6月23日生まれのフランス人ドライバー、ミッシェル・ムートンは
1973年のモンテカルロラリーでプジョー304Sにナビをしている。
その後1974年からアルピーヌA110に乗り、A112やストラトスにも乗ったことはあるが
フィアット131アバルトラリーに1977年から乗り出す。
1980年のモンテカルロ・ラリーの優勝車がワルター・ロールの131であったが
ムートンも7位でフィニッシュしている。
レジストレーションナンバー「TOR92450」の131はカーキー色に赤いライン
冷え過ぎないようにか、ラジエターグリルは部分的に塞がれている。