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鮎川雅樹のブログ一覧

2015年01月04日 イイね!

その名はカリオッティー・ニトロ

その名はカリオッティー・ニトロ












ようやくRally Cars Vol.07のカバー写真が更新されました。
今回はランチア・ラリー037です。
ランチアはストラトスの後、ラリー活動を休止
サーキットで活動する事になります。
そのベータ・モンテカルロ・ターボを表紙の次にと考えましたが
ストラトスの時から続く、サイドストーリーにしています。
という訳で久々に巻頭から書かせて頂いております。

当時の時代背景を知るにはフィアットを知るのが一番で
続きのお話(2/3)となっております。
車雑誌っぽくない硬めの内容となっていますが、
文書の方は平松さんが柔らか目にしてくれた感じで
ストラトスを読んでから一読して頂けると良いかと思います。


Caglioti Nitro

今回は本当に色々書かせて頂いて、インタビューにも挑戦
マルティニ・カラーをペインティングしてきた人で
随分前からやってみたいと企画していた内容でした。
このマルティニ・カラーのサインの持ち主ですが
当時は名前すら知らず、2-3年前でしょうか?
金沢の友人と会った時に、そのお名前を教えて頂きました。
ニトロさんは余り言葉数が多くない方だけに不安でしたが、
昨年の12月から毎日やりとりを続けての完成です。


1987 Rally Due Valli : M.Brand / P.Ardizzoia

あとはプライベーターの記事の復活
セミワークス以外にプライベーターも取り上げたかったので、
中途半端に感じる方もいると思います。
ただ、ここで取り上げておかないと先が無い。
60頁位あれば、ある程度は説明出来ると思いますが、
僕が目指すもっと先の世界を切り開くには、
今は分からなくても、いつか分かるように布石を打ちたい。
そんな思いで書いていました。


Rally Cars Vol.07

この頁は本当に足りなかったのですが、
写真屋さんとの伝手が出来たり、
当時のドライバーやナビゲーターさんの手助けもあり
なんとか出版まで漕ぎ着けました。
Posted at 2015/01/04 10:19:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2015年01月01日 イイね!

Rally Cars Vol.1 side story (Dino Engine) Page 048-053

Rally Cars Vol.1 side story (Dino Engine) Page 048-053








一般的にはアルフレッド・ディーノが設計に携わり
その後、ストラトスに搭載される事になった134エンジン
間違いではないのですが正しくは無い。
しかし僕は満足したストラトスのエンジンの話を読んだ事が無い。
206/246ディーノ・エンジンのお話を書くのと、
ストラトスのお話では書き方が違うというのが僕の持論
いきなりストラトスのエンジンの話を書いてと言われても
それは無理があったのだろうなと思います。
単なる自分の拘りかもしれないけれど、
これはディーノの文章だと思い、追記をお願いしました。

それはアウレリアの走りを見て、アルフレッドが感銘を受けた。

これが無ければ、全く意味の無い記事になってしまうし、
これ以外に修正する方法は書き直ししかありませんでした。


The engine of Lancia Aurelia

エンツォの息子であるアルフレッドですが、
ディーノと呼ばれていました。
イタリア語で語尾に~inoと付くと、小さいもの
つまり、子供を呼ぶ時の愛称ともなります。
アルフレッド+イーノ→アルフレディーノ→ディーノ
となるので、ディーノ坊ちゃんとなるのでしょう。

当時のフェラーリは少し大きなエンジンを使っていました。
コンパクトなエンジンでも速いランチアに魅了されたアルフレッド
当時のランチアの設計者はビットリオ・ヤーノ
ランチアがF1を撤退後、ヤーノもフェラーリへ移籍します。
当然アルフレッドはヤーノが来る事を喜んだ事でしょう。

そしてF2用にディーノエンジンの開発する事になるのですが、
V6エンジンの開発に至ったのはディーノの説得だけでなく、
ランプレディーの推薦もあったからだと思います。
恐らくランプレディーは、このエンジンの開発を行いたく
ヤーノはV8エンジンを開発したかったのだと思います。
それぞれの経歴を考えると、そう思えるのです。

そもそもディーノエンジンには何種類あるでしょう?
とある書物で型式不明なものを含めると38種類の仕様があります。
一番最初に出来たエンジンはType-134で、156F2に使用され、
その後F1でも使われるようになるとType-134Bが作られます。
エンジンの設計者はヤーノですが、実質的にはコロンボなのでしょう。
ヤーノは病症のアルフレッドのところに仕事が終わると向かい、
そこでアルフレッドは、ディーノエンジンについて夢を膨らませる。
アルフレッドがエンジンの設計に携わるのにしては余りにも若い
ヤーノは主管となって、エンジンの基本設計等を行い
部下であるジョッキアーノ・コロンボ等と共に開発された。


246F1

Vバンク65°はウェーバー40DCNを搭載するためについては、
ヘッド上のツインカム機構を搭載すると干渉するので5°広げたものの
6スローにする為には60°にする必要があった。
そこでヤーノはクランクピンをオフセットさせる事を考えます。
オフセットクランクの基本はヤーノが開発したものでもありました。

ただ、その後に開発されるシングルカムのエンジンについては
65°ではなく60°バンクでエンジンを作っています。
他にも120°のツインカムエンジンやV8の90°エンジンもあり、
これらはのアルミブロックのエンジンは様々な仕様がありました。

F2の規定改正の際に量産エンジンが必要となり
1966年からシリンダーブロックが鋳造となります。
206Sに搭載されたエンジンはType-231B
やがて236と改良され、ストラトスでは829ARとなります。
ストラトスのホモロゲーション・シート等に
「829AR.0」等と書かれている理由も分かりますよね?


Dino Engine

+Rally Cars Vol.07 is Lancia Rally 037
+Rally Puls Vol.04
+三栄書房
Posted at 2015/01/01 09:14:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

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