
常磐線の浜吉田駅~山下駅間には津波の直撃を受けた電気機関車が残されていました。
すぐ南側に踏切があり、表示板などが倒されていましたが、その踏切の名称は南泥沼踏切という名前でした。過去にも水害があったかのような名称・・・それとも湿地帯だったのでしょうか。
踏切の線路からみて電気機関車が斜めを向いてしまっています。
前後の線路は曲がった事が推測されます。
すでに関係者によって盗難防止用にプレート類ははずされ、ドアにはチェーンがかかっていました。
踏切付近と電気機関車付近だけ線路が残されていました。
ED75の1039号機です。
全検を出場してから日にちが経っていないようで、塗装はきれいでした。
ED75は2012年3月時点で基本的に運用を終了した国鉄時代から活躍した電気機関車です。
足回りには津波で大量に運ばれた枯れ草やゴミが積もっていました。
電気機関車の前後の線路や枕木は撤去されており、線路の跡地はその際に作られたであろう車道になっていました。
この1枚だけは反対側からの撮影。
電気機関車付近は夏草が覆っていたので30mほど離れた場所から撮影。
車は同じ場所でも遠くから望遠で撮影するとやはり電気機関車は大きい。
車は30m以上手前にあるのに・・・
このED75が牽引していたのは貨物列車で、貨物列車は全て津波で流されましたが、重量がある電気機関車だけはこの場所に残されました。運転手の命は救われたそうです。また、浜吉田駅にいらしたタクシー運転手の方に伺ったお話では、流された貨車の荷物には野菜もあり、日持ちするジャガイモやにんじんなどは所有者の許可の下、被災者の方々に配給されたとの事です。
津波被害の証人であり、数々の命をつなげたED75 1039号機は現在では残念ながら解体されてしまったようです。
Posted at 2012/05/07 01:49:15 | |
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鉄道 | 日記