昨日は、ツインリング茂木で開催されたDTMチャレンジの開幕戦に参加してきました。
少々、話が長くなりますが、お付き合い下さい。
先日、BMW CUPにてシェイクダウンされた2015年仕様の火の玉5号。
幸先良いスタートを切れたかに見えましたが、実はそうでもありません。
確かに、タイム的には伸びていますが、更に軽量化されているにも関わらず、旋回のボトムスピードが2014年仕様と殆ど変っていません。
この時点では、新しい仕様にドライバーが慣れていない事が一番の問題だと勘違いして、まずは練習と3月21日のファミ走に向かいました。
当日はケンさんも来ていたので、BMW CUPでの走行動画の感想を聞いてみたところ、車が動いていないから、タイヤのグリップだけで曲がっているとの指摘を受けました。
要するに、コーナー侵入時のブレーキングで前荷重を作れずにアンダーを出し、無理にタイヤで曲がって行こうとするから、クリッピング後にオーバーを出しているという事。
また、この日は某のトップセースルの方にも『せいやさん、足全く動いていません!』って確認して頂きました。
百聞は一見に如かずと言いますし、自分への戒めの為にも、ケンさんが撮ってくれた追っかけ動画を貼っておきます。
以前にも、お話しした事があると思うのですが、火の玉の悪い癖は、その車の状態に合わせて乗ってしまい、自分の求めている挙動ではなくても、タイムが出ているんだからと、それで良しと思ってしまうところ。今回も、その悪い癖が出てきてしまいました。
最近、自分の中では、なるだけ車の挙動を感じながら走っているつもりではいるんですが、なんせ鈍感なもんで・・・
アドバイスもらって『なるほどー』と思う事が多いのが現状かな・・・
ココの感覚も何とかしなければなりません。
では、なぜ、こんな事になっちゃったのか?
簡単に言えば、軽くなった部分の影響が思いの外大きく、今までのバネレートでは足を動かすのが難しくなってしまったって事。
それでは、どのくらいのレートが良いの?方向性確認の為に、本当は、レートを大きく変えてみたいところだけど、この時点で、DTM開幕戦まであと2週間。この間に、セット確認の為、サーキットに出向く事が難しい。
もし、柔らか過ぎて大事な開幕戦を棒にふるのも・・・けれども、鈍感な私が若干のレート差による車な挙動の変化を感じ取る事ができるか?
そう考えると、やっぱりレートを大きく変えてみるべきだと思い、(そこそこ)柔らかいバネレートを使ってみる事にしました。
でも、こうなると、今度は車高も変わってきます・・・そして減衰は?って感じに迷宮入りしそうな雰囲気・・・
また、この他にも火の玉5号は2.9号と同じくブレーキキャリパーが悲鳴を上げて開いてしまっているので、キャリパー交換。
そして、BlackBoxRacingにはDTMチャレンジ参加車両がたくさんあります。
やる事・考える事いっぱいです。よって、先週の1週間は、睡眠時間を削り、夜遅くまで作業が続きました。 支配人お疲れ様でした。
さて、ここからが本題のDTMチャレンジ開幕戦のお話し
今回の開幕戦は、火の玉の走行経験が一度もないツインリング茂木!
すべてのクラスが予選、決勝共に混走で、おまけに練習走行なし!!
火の玉号もバネ・減衰共に変わっての初走行!!!
そして、DTMチャレンジ恒例の雨!!!!!
何もかもがぶっつけ本番状態で、しかもウェット走行となると、ゾクゾクする他ありませんね(笑)
予選
路面:ウェット
走行時間;30分間
今回初走行の”ツインリングもてぎ”ですが、動画を100回以上見て予習はしっかりしてきたつもりです。
また、以前から隊長にウェット用のタイヤを用意するように口酸っぱく言われていましたので、今回はウェット用タイヤとしてソフトコンパウンド+重いホイールの16インチセットを用意してきました。
よって、初走行がウェットとなりましたが、あまり緊張せずに臨めました。
そして、走行時間も30分あるので、最初の20分である程度コースを体に覚えさせて、残り10分で攻めてみる予定でしたので、余裕をもって臨めるはずでした。
ですが、やっぱり動画で何回見ても、自分で走っている感覚とは程遠く、目の前にあるコーナーをクリアするのがいっぱいいっぱいで、走り自体がギクシャク・・・。 そして、一番感じたのが、ブレーキポイントが全く分からないので、余ってしまう・・・ かなりブレーキ奥でも良いのかななんて考えていたら、チェッカー・・・
あれ?
15分ぐらいしか走ってないのでけれども・・・
ピットに戻ると、やっぱり走行時間が短縮されたようで・・・
何か手違いがあったみたいで・・・
皆、同じ状況なので仕方がないか・・・
でもね、何も掴んでいない俺が決勝大丈夫なの?
そして、何故が予選総合4番手と前の方のスタートで、何かしでかさないか心配・・・
決勝
セミウェット(ほぼドライ?)
決勝の1時間半前ぐらいから、雨が完全に止み、コースが乾いてきた。
まいった・・・ ソフトコンパウンド10周も持つのか?
おまけに、雨用セットの16インチは、通常使用している17インチと外径がかなり違うので、予選で覚えたシフトタイミングが完全リセットとなります。でも、無駄にタイヤを減らすことになるので、考えたぬいた揚句、いつもの17インチのセットにチェンジ。
そして、スタート!
BlackBox広報部長の4nzigenさんに、スタートの際は1コーナーで待ってますので、一番写真写りの良い場所を探して突っ込んで来いとの指令が。
決まったね!
ですが・・・、まずは車載をどうぞ。
あはは、
オープニング1コーナーですぴーーーーーーーーーん!
よって、どんけつからの追い上げとなりました。
この写真は、皆と争ってインから走っている訳ではありません。
火の玉号、止まっていますから(笑)
ただ、それからは砂場遊びをしている方々を含め、結構な台数をパスする事が出来ました。
そして、toshiさんにラップされしゅうりょー。
Toshiさんのせいで1周損した(笑)やっと、ノッテ来たところだったにー!
ブレーキ、まだ余っていますが、最後の周は何とか2分25秒台に入りました。
これが、速いのか遅いのか判りませんが、車の性能的には遅い!と思います。
次回、走る機会があったら、あと1~2秒は何とかしたいと思います。
今回も、色々な方にお世話になりましたので、この場を借りてお礼したいと思います。
BlackBox支配人の立花さんを始め、喫茶店のマスター(お、久しぶりの登場!)、遠藤さん、石川さん、会長、隊長、サンライズの皆様、そして広報部長の4nzigenさん、本当にご協力有難うございました。
次こそは絶対がんばりま・・・・・・・す多分・・・・
さて、次は5月31日のTC2000です!
今回は台数が少なすぎたので、次回こそは皆様のご参加をお待ちしております!
最後に、Toshiさん、おかわりさん、優勝おめでとう!
おかわり様、あなたがBBのエースドライバーですから。。。
ではでは