去年の夏に購入した際、KW Version 1車高調に交換されていましたので、ブレーキパッド、ローター及びタイヤのみを交換し、エビスサーキット東コースを走ってみた。
その他は、完全ノーマルで、デフもオープンデフでした。但し、スポクロとスポーツエギゾーストが最初から搭載されている車ですので、それらは勿論ONの状態で、また、PSMはOFFで走っています。
まず、車の第一印象としては、以前乗っていたミッドシップの車よりもリアの安定感が遥かに高いと言う印象でした。
この時は既に機械式のLSDを注文していましたが、リアのトラクションの掛かりも良く、機械式のLSDが本当に必要なのか?って考えさせられたぐらいです。
一方で、ヘアピン等で、ハンドルの切れ角が大きい時には、デバイスが完全にOFFに出来ないのか、アクセルを踏んでもスロットルが制御され、回転が上がっていかなく、物足りない感じでした。
KW Version 1の足回りはしなやかで荷重も掛け易く、初めてこの車でサーキットを走るには良いなとも思いましたが、一方で、バネ、減衰共に全く足りず、コーナースピードをあまり上げられ無い状態でした。
また、ブレーキにおいても、フロントの制動力が全く足りず、直ぐにABSが作動してしまいます。勿論、ABSを使った走り方は可能ですが、連続周回はABSユニット故障とエア噛みのリスクがありますので・・・
2020年10月2日時点での仕様・変更点
サスペンション: KW Version 1
LSD: Open
ブレーキローター: Dixcel FP (フロントのみ交換)
ブレーキパッド: Endless CC-Rg(前後)
タイヤ: Hankook R-S4 (F:245 / R265)
その際の動画は、次の通りです。
次のエビスサーキット東コースの走行は今年4月で、前回の走行からの変更点は、サスペンション、デフ、パッド、及びタイヤサイズとなります。
サスペンションに関し、KW Club Sportsに変更しましたが、この足を使いたかった言うより、どちらかと言うと仕方なくでしょうか。ご存知の通り、ケイマンは外品サスペンションの設定が少なく、バンプ・リバンプの調整が出来るしなやかな足となると、これぐらいしかありませんでした。勿論、お金を出せば選択は増えてくるのでしょうが、自分の腕及び身の丈にあった足と言った方が正しい説明でしょうか(笑)。2回目にエビス東を走った時点で既に、KW Club Sportsのつるしのバネ(F7K +テンダー/ R12K+テンダー)が足りなかったので、フロント・リア共にレートが高いテンダー(Eibach)に変更し、リアのメインも16K(Eibach)に変更してあります。また、ブレーキパッドはEndless CC-Rgの在庫が無いとの事で、仕方なくDixcelのREに変更してあります。DixcelのREについて、ご存知とは思いますが、ケイマン987フロントの設定はありませんが、997のカレラ4か何か?(全て主治医のブラックボックスにお願いしている物で、うろ覚えですみません)のリアを代用出来ます。また、LSDが機械式のOS技研のスパーロック?、そしてタイヤサイズをF:265/R:285に変更しています。さて、この仕様で乗った印象ですが、前回に比べコーナーのボトムスピードを上げられ、キビキビ走る感じですが、リアのレートを上げ過ぎたせいか、リアの動きが私好みではありませんでした。あまり動かなくなってしまったと言いますか。但し、トラクションは以前より掛かりますので、アクセルを踏むタイミングが早くなっています。ブレーキに関しては、REの初期制動の強さが邪魔して、乗りづらくなってしましました。デフに関しては正直そんなに変わらない様な・・・・。勿論、中高速コーナーでのクリップ後の安定感は出てきた様な気もしますが、元々トラクションの掛かりが良い車ですし、前回の走行でオーバーが顔を出す事が少なかった為、あんまり恩恵がわかっていないかな。当方、ただの運転好きなおっさんで、腕・感度には、かなり問題がありますので、その辺はご了承ください。
また、最終コーナーで、調子に乗ってアクセルを踏んで行くと、オーバーが顔を出し、デフの力で斜め前に進んでくれるかな?っと思いきやそうでも無く、後ろが重いせいかデフがあってもそんなにコントローララブルではありません。