底なしRが一週間ぶりに入庫
元々Dジェトロ仕様でインジェクターサイズなどを変更したサンプルデータを転送していて、ある程度A/FフィードバックON設定で乗り回してもらった
んで印象のヒアリング・・・
○ブーストがかなり低い回転数から立ち上がる
○ブーストが止まらない感じがする(MAX1KまでかかってアクセルOFF)
○冷間時にかなりぎくしゃくする
○温間時でも1500rpmぐらいで走行するとガクガクする
○デフはチャタリングが起きるほどではないけど効いている・・・
なんの為にA/F計を付けているのか、A/Fは確認していない・・・
一応車上確認して(イニシャル点火時期が2度程度遅れてた)ので再調整して、いまいち底なしRの状態が見えないから、今なら乗れるのでその辺を試乗することに・・・
妄想戦隊3人組(ピンクなんじゃー&下衆なんじゃー&おえんのじゃー)で出発
フィードバックで作られたマップでのA/Fの確認しながら、メータを確認しながらの走行・・・
いたって普通・・・でも、超低速は濃すぎてブルブルなるし、正圧領域は逆に薄すぎてどうにもならん・・・
ブーストはブーコンOFFで0.7Kで安定・・・
恐らく、底なしライダーの言うとおり、ブーストの制御が出来てなかったことと、VCAMによる可変バルタイの変化が原因でこのようなマップになってしまったと診断した
ブーストの制御に関してはなぜそうだったのか不明だけど、アクセルを全開には出来なくて、しかも回転数を上げられなかったんだろうと思う・・・で、低速領域でブーストだけガンガン上がってるということは、VCAMがほぼ常時最進角していたということになる・・・前回の最進角は90°だったから、これが本来のトルクバンド(恐らく4000rpm以上)以下の回転数だと充填効率が低いから生ガスがドバドバでA/F値はかなりリッチ状態だったはずで、これをフィードバックで目標A/F値までリーン方向にマップを書き換えていったものと考えられる・・・
超低速のA/F9.8~10.5:1、ブースト領域(4000rpmぐらいまで)のA/F12.7~13.7:1というのがA/Fフィードバックによる自動生成燃料基本噴射マップの出来だった
これは、A/F目標値のマップ生成に大きな問題があったことが原因しているのは紛れもない事実だと思う・・・トルクバンド以下の回転数ではVCAM最進角だとかなりのオーバーラップでA/Fは相当濃い目に出ることは予測していたけど、負圧領域のA/F目標値を濃く設定することはぐずつき&カブリの原因になるから普通のオーバーラップエンジン程度の目標値にしてたこと、それにもましてブーストの制御がうまくいってなかったことが大きい・・・
今日はマップ編集ができないから、一時的に燃調を濃くしてみて変化を見てみた・・・
今日は僕は元気の出るクスリを飲んでたため、ナビ席だったけど、底なしRの印象は・・・
○あの
ロマンタービンがノーマル腰下で3000rpm以下からブーストが立ち上がってくる
○ロマンタービンの0.8K(4000rpm)でノーマルブーストアップと同等以上の加速
しかも、これは大きくトルクを失ってるほどの極うすうす燃調で、且つ、激遅点火時期での印象だから、きちんとセッティングをとればなかなか面白いエンジンになってる臭いがプンプンする
ロマンタービンは強烈なカットバックタービンだから、体感上は背中を蹴飛ばされるような加速感にはなりにくいはず・・・これがVCAMの恩恵でどういうフィーリングに仕上がるか・・・楽しませてもらおう
Posted at 2010/12/13 01:13:46 | |
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