2012年09月18日
峠茶屋さんの参考に・・・(w

このエンジンを搭載してた頃に出場した、Tipoのオーバーヒートミーティング60分バトルロイヤルのスタートの一コマです。
普通車と、遊んでます。
Posted at 2012/09/18 21:52:03 | |
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ツディレース | 日記
2012年02月15日
前回のセントラルサーキットで、ツディの速さはわかったものの、地元の中山サーキットではどうなのか?となり、ある走行会で走らせてみました。
コンスタントに1分10秒では、ラップできるものの、ギア比との兼ね合いから、4速の回転が高いので、これで4時間走れるのか?という事で、もう一度、ギアとエンジントルク特性を見直す事に。
そこで、普通なら、288度のカムをわざわざ272度には換えないのだけど、3.4速をハイギア化する事で、どうしても中速のトルクが欲しく、カムの度数を落とす事に。
ただ、カムの度数を落とすだけでなく、圧縮比も、変更する事で、トルクバンドの位置と幅を中山サーキットに合うようにしました。
また、エンジンのトルク特性やギアに加え、コーナーリングの脱出スピードも変えてしまえば、変更したギア比を生かせるのではと、試行錯誤の始まりです。
結果は、HALFWAYの社長との雑談から、そうだったのかぁと言うヒントを得、それを、なんとかJW2に加工して出来ないかと部品を物色し始めました。
今でこそ、コペンとかのダイハツ車の定番チューニングとして、リアのトーションビームロッドバーがありますが、それと同じ事をツディにやってしまったのです。
JA4ツディは、JA4Lifeのリアホーシングを流用する事で、簡単に出来るのですが、JW系には、そんな美味しい話はありません。
そこで、ホンダキャパのリアホーシングから、トーションビームを外し、それを一番レバー比的に効く位置に溶接する事にしました。
こうする事で、リアのロール剛性がかなり良くなったから、バネレートも落とし、さらに、当時のツディの流用パーツの定番である、アルトワークスのスズスポのレース用ショートロッドから、ちょうどHALFWAYより新発売されていた、CatWalkサスペンションキットのスズキ用のリアを流用して、装着してみました。
これにより、リアの動きは完全無視的な脚から、きちんと仕事する脚に生まれ変わり、コーナーリング中のクリッピング位置も変わり、タイヤやエンジンに負荷をかける事無く曲がる車になりました。
さらに、中山のコーナーRを考慮して、フロントも、キャンバーをかける訳だけど、ドレッドを少しでも増やしたい気持ちで、ロアアームをドライブシャフトの使用限界のである20mmロングに改造。
ドライブシャフトの使用限界といっても、FF車のノーマルでは、玉当たり的にヤバイから、4WD車の物を流用。
実は、ツディの4WDは、リアとの兼ね合いでフロントのホイールオフセットが10mm奥に行くんです。
つまり、ハブ位置が10mm外に出る訳で、ドライブシャフトも10mm長いんです。
メーカー的には、+-10mmは、たまの当たり位置がずれても大丈夫としてますから、20mmロングでも大丈夫という訳。
さらに、そこを伸ばすとタイロッドエンドのねじ山がほとんどかからなくなるので危険になるのだけど、そこはトヨタのスターレットのタイロットエンドを流用してクリア。
さらに、対地キャンバー角の問題で、キャスター角も変更したく、なら、ストラットアッパーを補強するついでに、キャスターアングルが最適となるように、アッパー部分を作り直してしまいました。
よくFF車で、アンダーで曲がらない時に、ネガティブキャンバーにする人が多いですが、キャンバーが本当に必要なステアリングを15度とか切った時に、はたして左右が有効なキャンバーが付いているでしょうか?
多分キャスターアングルを無視してキャンバーをつければ、片側は、ポジティブ方向に向いているはずです。
ですから、キャスターアングルを適正化してやることで、ステアリングを切った状態でも、有効なキャンバーが得られるんです。
と、シャーシも、結構進化させました。
さらに、パワーが出ているがゆえに、油温も気になる所です。
そこで、僕らは、S2000の水冷オイルクーラー(多分?)を流用して、油温も管理する事に成功。
とはいうものの、取り回しの試行錯誤は大変で、普通につなぐと水温と油温がリンクしてくれず、何度の作り直したっけ。
それで、中山耐久レースに挑んだ訳だけど、その当時は、その昔に僕らが流行を作って以来、ド速いツディがわんさか・・・(汗
そこで、ドライバーも、65さんとは犬猿?な仲というT君をチームに招いたのであります。
彼のドライブセンスも、65さんと負けず劣らずで、耐久レースを難なく走りきり、間違ってたらごめんなさい、多分この日も、クラスかなんかで優勝したはず。
で、調子に乗った僕らは、暴挙に出始めます・・・。
つづく。
Posted at 2012/02/15 19:14:55 | |
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ツディレース | 日記
2012年02月15日
実のところ、近所の車好きが集まって、K4レーシングチームをやってたから、ストレートが速くても、曲げれるヤツがおらず、Kカースペシャルミーティングのレースにしろ、中山耐久レースにしろ、結果が出ず、スランプが続いていた頃、まずは、タイヤ屋勤務で、うちの業販担当に来ていたY君が、僕は速いですよと売り込んできた。
例の830ccエンジン仕様のツディが、やっぱり速くないと結論を出せたのも、Y君の速さでもタイムが出なかった事がきっかけだったし、速いドライバーがやって来た事によって、サスペンションのセッティングやギア比の再考も出来、順調に見えた時、その笑えるようなクラッシュが起きた。
Kカースペシャルミーティングのレースを1週間後に控え、エンジンも700ccハイカムにリニュアルして、ボディワークも本気の理論で作った13点式ロールバー入りの、今後トレードマークになるJW1顔のツディのシェイクダウンのために、Y君と備北サーキットに行った時に、その悲劇は起きた。
数周の周回後、僕らのツディのお腹が見えてる・・・。
そのクラッシュで、ツディは廃車となる訳で、もう笑うしかない。
でも、Kカースペシャルミーティングのレースを棄権は、やりたくないぜと、チームスタッフの根性で、使える部品を無限信者さん所有のサンルーフ仕様のJW1顔JW2改ツディに移植。
車重も、ボディ剛性も、劣る物の、とにかく形にして、レースの日へ間に合わせた。
そして、ドライバーも、今のK4レーシングチームもドライバーでもある65さんに変更。
ここから、K4レーシングチームの伝説が始まるのである。
65さんは、平成5,6年頃から、その速さは知っていたけども、なぜか絡みが無くこの日まで、うちのチームで走る事はなかった。
後で聞いた話では、いろいろと裏で乗れない理由もあったのだが、それもしょうがない。
そして、レースの日である。
それまで、セントラルサーキットでは、RSマッハさんのトゥディが、1分42秒台かな、ぐらいで、非常に速かった。
僕らも、最初、トントンのタイムが出たら嬉しいねと予選を走ってみれば、1分40秒が連発で出てくる・・・!
65さんの能力で、僕らのツディの本当の速さを目にする事になる。
実際、作り手としても、嬉しかったのか、僕は、予選の後、ひっそりと男泣きしたよ。
そして、レース。
最速ラップが1分38秒台と、ありえないタイムで快走するはで、あっさりクラス3優勝!
僕が、いろいろとやって来た事が、やっと実を結んだ日だった。
HALFWAYの社長を始めとして、ココまでにお世話になった人達に、やっと恩返しが出来た気分の日だったよ。
でも、ここで終わらない。
この速さを手にしても、まだまだ速さに壁があったのだ。
つづく・・・。
Posted at 2012/02/15 05:04:18 | |
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ツディレース | 日記
2012年02月15日
ある日、HALFWAYの社長より、クランク作るけど興味ある?と言われ、2つ返事でOKな僕。
フルカウンタークランクで、ストロークアップという事・・・。
実は、ノーマルの3気筒のクランクは、2番ピストン位置に、カウンターウェイトが無いんです。
コレが何を意味するかというと、メーカーが設計している回転以上に回らないという事で、その理由は、1番と3番は、カウンターウエイトがあるおかげで、ピストンが下がりやすいんだけど、カウンターウエイトが無い2番は、つながってる1番と3番の慣性力で、ピストンが下がっていくんです。
そうなると、高回転では、ピストンのフリクションロスが増えてくるから、2番ピストンの動きが抵抗になり、クランクジャーナルの2番の部分が、だんだん歪んできて、クランクメタルのクリアランスがきつくなり、エンジンが回らないという訳なんです。
そのまま、回しすぎると、そこのメタルが焼き付いて、最悪エンジンブローとなるんですよね。
だから、E07Aもホンダが設計段階で設定している許容回転を越える事は出来ないので、理論的には10000rpmが限界に近く、実のところ、その辺りの回転域では、フリクションが多すぎて、トルクはほとんど出ません。
でも、僕のエンジンは回るというあなた、それは、ホンダがエンジン破損を避けるためと、皆さんの夢のために、高回転はかなりメーターに誤差をサービスしてくれているんです。
ですから、MoTeC等で、クランク角をきちんと計測入力すECUを使用するとわかりますが、ノーマルメーターの10000rpmは、8000~8500rpm程しか回ってないんですよ。
そこで、さらなる高回転高出力を実現するのに、2番にもカウンターウエイトのあるフルカウンタークランクが、有効になる訳であります。
そして、HALFWAYの社長に、そのエンジンの全貌を聞いて、唖然としました・・・。
それは、インナースリーブを打ち替えて、さらにボアを広げれるようにし、SUZUKIのスーパーバイク用の極薄ピストンを流用して、830cc!もの排気量があるということ・・・。
一口に、インナースリーブの打ち替えと言いますが、そこまでの限界ボアアップをしようとすると、スリーブのツバのかかる所の強度とかが問題になるから、特殊な方法をもちいて、普通の逆さまの位置にツバをもうけて固着という本当にSPLなエンジンとなりました。
このエンジンとよく似た仕様は、僕らが製作した、6~7年後かな、○Sマッ○さんが雑誌に取材されていたっけ・・・。
カムも、排気量と圧縮比、さらには点火のタイミングを考慮して、当時発売されていたハイカムとは、違った度数を採用して、全国に3機のみ生産されました。
HALFWAYさんのは、さらにボアを広げ880ccもあったけ。
このエンジンを積んだツディは、セントラルサーキットでのKカースペシャルミーティングのレースでデビューするも、その後は街乗りツディのエンジンになり、最後はE07Aマニアの某氏の元に嫁いでいきました。
なぜ、100万円以上もかかったエンジンがお蔵入りみたいになったのかと言いますと、クランクの角度が理想と現実では食い違い、シリンダー側面へのフリクションが多すぎて、エンジンが回ってくれなかったんです。
JW4のキャブのギア+JW3のノーマルファイナルという超ハイギアードに、ターボ並みのトルクを発生するこの830ccのエンジンの組み合わせなら、街乗り仕様としては、まるで1300ccクラスの車のような走りで快適そのものだったんだけど、サーキット走行で必要な高回転でのトルクが、700cc+288度カムよりも劣るという結果が出て、サーキットで遅いエンジンは、不可となってしまったんですよね。
こんな感じで、この時期は、理想と現実をお金かけてメイクアンドトライして、実証してたという訳なんですよ。
だから、JA3改FFも、リアのサスペンション構造的に4輪独立サスペンションとなるから速いのでは?と思って作ってみたものの、やっぱり、ノーマルのFFの方が速かったとか、ボツネタは、数え切れないほど・・・。
続く・・・
Posted at 2012/02/15 04:15:19 | |
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ツディレース | 日記
2012年02月15日
レースでは、全然結果が出なく、レースカーは、その当時のメンバーにタダで譲り、一時期、そう言う世界からは離れていたけど、そんな仲間達の希望もあり、また販売実績もありで、HALFWAYの社長に、軽Carショップをやってみないかと誘われ、平成10年の11月に、「HALFWAY岡山」なるショップを始めるのである。
まぁ、HALFWAYのネームバリューは凄く、連日大盛況で、また、デモカーもHALFWAYカラーのカプチーノだったから、この頃から、今も付き合いのあるカプチーノユーザーさんや、地元の走り屋達がたまり始めるのであります。
その後、HALFWAYからの卒業というわけで、店名もK4となるわけだけど、まだまだ、前職のバブルな資金があったから、またもやレースに参戦したくなり、無限信者さんも、このプロジェクトに参加してきて、自身の力で、ツディを開発し始めるのであります。
当時、ストレートスピードでは、HALFWAYの次に速かった(Powerd by HALFWAYだったからだけど)ので、雑誌の取材では、モンスターパワーのF6Aチューニングばかりだったけども、陰で、ビートのエンジンを移植していたツディも、試行錯誤しており、月に何回も、TIサーキット英田(今の岡山国際サーキットね)へ、走行テストに行っておりました。
その当時のプロトタイプには、4WDのJA3をFF化してみたり、軽いシャーシというわけで、JW2にE07Aを移植したりと、いろんなパターンを製作したし、また、ギア比に関しても、当時、手に入った全てのホンダの軽自動車のミッションを手にいれバラバらにして、計測や組み合わせを実走行で試してみたりと、ツディ三昧な生活をしてました。
おかげで、今は定番化しているツディのクロスミッションと言われるギアの組み合わせも、この当時既に使ってましたから、だんだんとツディが速くなり始めるのであります。
そんな時、HALFWAYが、アースィングシステムを販売開始し、僕らも、型取りに協力して、ストリート仕様な非力なツディにも、パワーアップな波が・・・。
こんな事いうとアレだけど、今はみんな知ってるアースィングも、僕らが最初だったりしたんだよ!
パワーアップの波は、HALFWAYより、僕らのデモカーにも700ccのビート用MTRECエンジンという形でやってきて、いきなりツディが激速になるのである。
当時は、まだまだ、ノーマルビートのエンジンの移植までが、パワーアップのキモだっただけに、その速さの差は歴然で、フルコンで制御される700ccのアドバンテージは凄かった。
実は、一番最初の僕らのツディは、ノーマルビートのエンジンに、PGM-FIのシングルスロットルを組み合わせ、しかもECUをチューニングしたものに、ビートのミッション+JA5のファイナルだったので、当時のノーマルツディでは、絶対に追いつけない速さを手にしていたんだけど、そこに、700cc+3スロとなった訳だから、遅い訳がない。
さらに、雑誌等で紹介された、モンスターE07A改エンジンをこの後HALFWAYより手にするのである。
続く・・・
Posted at 2012/02/15 02:43:13 | |
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ツディレース | 日記