
今日は午前中は暗い曇り空でしたが、午後は久しぶりに天候が回復。ちょうど午後半休だったので、Golf8Variantの実車を見てみようと地元のDへ。

ところが、Dに着いてみるとGolf8は試乗車も展示車もありましたがVariantの姿はありません。そう言えば一時は試乗車コーナーを占拠していたSUV3兄弟もいなくなってました😅。担当マネージャーに聞くと、Golf8Variantは1台だけ入ったけどすぐに売れてしまい、展示する暇もなかったそうです。次にいつ入るかはわからないとのこと。その代わり、ハッチバックの方は1Lも1.5Lも試乗車があったので、今更ながら1.5LのeTSI Styleのフルオプションに試乗してきました。

早速乗り込んだらやはりフルモデルチェンジだけあって7.5とは全く違うインテリア。センターのDiscover Proのレイアウトがかなり上がっていてメーターパネルのDigital Cockpit Proへ繋がり、視認性やまとまりがとても良い感じです。

Digitai Cockpit Proの地図表示も少し小ぶりながら全画面表示もでき、見やすく感じました。ただ、この画面を出すのに少し面倒で悩みました。このStyleはステアリングのボタンは物理スイッチですが、既にR-Lineを納車されているみん友tok3さんによると、R-Lineはステアリングのスイッチ類もタッチ式になっているそうで、誤操作し易くなっているとか。

エアコンの操作系がタッチ式なのは慣れるまで操作に戸惑いそうです。

また、この試乗車はラグジュアリーパッケージ付きなので電動パノラマスライディングルーフとharman/kardonのプレミアムサウンドシステムが搭載されています。サウンドは静粛性のチェックなどしていたためラジオを少し聞いたくらいですが、スライディングルーフは開けてみました。私は基本的にサンルーフ付きは好きなので、次の車には欲しいと思っています。

ただ、このスライディングルーフの開閉スイッチまでタッチ式になっているのには驚きました。
手探りで操作するスイッチはやっぱりメカニカルな方がいいと思います。

スマートキーも新しいデザインになってました。

センターコンソールにはイマドキの車らしく、シフトレバーの代わりに小さなシフトスイッチがあります。なんだか頼りない気もしますが、スマートではあります。
また、その奥にはスマートフォン用の非接触型充電装置"Qi"に対応した物入れがあります。

早速私のiPhone12を載せてみましたが、何故か「充電できません」😢。「他の物」は何も載せてなかったのですが…。実はこのiPhone12Proに替えてからまだ一度非接触型充電装置は使ったことなかったのですが、何かiPhone側の設定が必要だったのか、それとも薄いのですがカバーを付けたままだったのがいけなかったのか。
とりあえず、走り出す準備ができたのでいつもの試乗コースへ出かけました。走りはじめは特にパワー不足は感じませんが、1.5Lになったからトルクフルになったかといえばそうでもありません。
ただ、7速DSGの変速は軽快だし、アイドリングストップもマイルドハイブリッドのISGのお陰で滑らかに始動します。ブレーキもPassatと同じ感覚で踏んで違和感なく良い効き味でした。エンジンについては1Lだとトルク不足を感じるかもしれません。
また、エンジンの静粛性もPassatと比べても遜色ありません。回転が上がってもうるさく感じないのでこれならプレミアムサウンドの良い音も楽しめそうです。
乗り心地はさすがGolfです。先日運転した息子嫁のソリオとは次元が違います。硬めだけどしなやかでどっしりとした印象。見た目より大きな車を運転している感覚があり、安心感に繋がります。こうなるとさらにホイルベースが長いVariantも是非試乗したいものです。

試乗コースの途中にあるコンビニの駐車場で外観のチェック。ヘッドライト周りのデザインが目を惹きますが、なかなか精悍なマスクです。テクノロジーパッケージ、Discover Proパッケージ、ラグジュアリーパッケージとフルオプションの車ですので、最新の装備が全部ついています。当然ヘッドライトはマトリックスLEDの"IQ LIGHT"ですが、さすがに昼間はよく分かりません。また、このGolf8からDRLも標準になっていますが、グリル上のラインはスモール以上でないと光らないそうです。となるとコーディングで点灯させられそうですが、このGolf8はSFD protected moduleによってほとんどの項目のコーディングによる改変が出来なくなっているそうです。

確かに、市販のドングルもVIM(TVキャンセル)くらいしか販売されていませんし、OBDelevenについてもGolf8のワンタップコーディングは何もありません…。メーカー代理店のアナウンスではVW社と協議中みたいに書いてありますが、ちょっと期待薄です。現時点ではGolf8に関してはコーディングは厳しいみたいです。

横から見たらやっぱりGolfです。特徴的なCピラーの厚みも頼もしく感じます。このeTSI Styleのタイヤは225/45R17でした。

斜め後ろからのアングルもカッコいいです。

テクノロジーパッケージ搭載なので、フロントもリアもウインカーはダイナミック(シーケンシャル)タイプです。段がついたデザインのコンビネーションランプもこうやって見ると気に入りました。
また、リアのエンブレムはそのままハッチバックのリッドになる機能やリバースカメラがこの中に搭載されているのはGolf7やB8 Passatと同様です。ただ、上級グレードのStyleでもリアゲートは電動ではなく手動です。

ちなみにGolf8VariantのStyleやR-lineはこのリアゲートが電動になっているとか。しかし、これは何故か不明ですが、tok3さんによるとVariantはリバースカメラがエンブレム内蔵から一般的な外付けになっているそうです。私もDの担当マネジャーに聞いたところ、営業に確認してそうなっているとのこと。これは残念ですねぇ。

荷室はこのサイズの車にしては広い方かも知れませんが、日頃Passat Variantに乗っている身からすればもう少し奥行きが欲しいです。普段はともかく、たまに大きな荷物を乗せる機会もありますので。
そこで、ちょっと文字が小さくなってしまいましたが、Golf8とGolf8Variantの三面図をPDFのカタログから拾って比べてみました。
(Golf)

(Golf Variant)

以下、比較です。
全長
4295/4640
ホイルベース
2620/2670
全高
1475/1485
ホイルベースの差は50mmですが、リアのオーバーハングが長い分、全長は345mmも違います。この差がVariantのラゲッジルームの余裕ですかね。
※数字の転記ミスを修正しました💦。
意外だったのは車両重量。当然Variantの方が重いのですが、Golf8の1360kgに対してVariantは1430kgと思ったより差は少ないと感じました。Variantの1Lに至ってはハッチバックの1.5Lと同じ重量でした。
また、価格についても意外とハッチバックとVariantの差は少ないです。
StyleとR-Lineで比較してみると、
Golf8 Style370万 R-Line375万
Golf8Variant Style384万 R-Line389万
となっています。全体的に高くはなっていますが、ぱっと見Golf7.5VariantのTSI Highline Meisterが381万だったことを考えるとそんなに違いはありません。もっともここにはカラクリもあり、Highline MeisterはパワーシートやDiscover Proなど標準装備だったのに対してGolf8にテクノロジーパッケージとDiscover Proパッケージを付けると40.7万高くなりますし、現在のところGolf 8/Variantではパワーシートの装備はありません。
ですので、やっぱり「かなり高くなってる」のには間違いありませんねぇ😵。
そう考えると息子嫁のソリオバンディットはフルオプションに近い状態で乗り出し230万ほどとバーゲンかと思うほどです😄。スズキ恐るべし😅。
また、いつも思うのですがこの地元Dの試乗コースはほとんどが街中の結構車の多い一般道で、スピードの出せるバイパスはわずか数百mしかありません。これではACCやレーンキープアシストなどの機能は全く試すことが出来ないのが残念です。もう少しスピードが出せるコース設定をして欲しいものです。
そんな事を考えながら、Golf 8 Variantはカタログだけもらって帰って来ました。
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2021/08/20 19:06:03