
ここ北部九州は毎年のようにこの時期台風の襲来に見舞われます。この土地で生まれ育った私も子供の頃から慣れっこになっていて、つい先週も台風9号の暴風圏がかすめたばかりでした。
9号がまだ通り過ぎる前から「相当でかい」と報道されていたのが今回の台風10号です。

9/2の予報でもすでに直撃でした。

今回はほとんどこのコースを辿って近づいて来ました。メディアも「これまでにない」とか、「特別警報が出る」などと繰り返し警告を出していました。実際、九州地方への最接近が日曜日の夜から月曜日の朝ということもあって、週末のホームセンターはごった返し、養生テープ、粘着テープ、ベニヤ板、ロープ、養生マットなどはほとんど売り切れてました。私も今回はさすがにヤバそうだと、雨戸がない出窓用にベニヤ板と平ゴムで保護パネルを作ったり、

停電や断水に備えてモバイルバッテリーや水、食料などを準備して日曜日の夜を迎えました。

車用のジャンプスターターもUSB出力端子があるので、大容量のモバイルバッテリーとしても使えるはずです。

奄美大島あたりまでは920hPaあった最低気圧も、予報より勢力の衰えが早くて、九州地方に接近した時には945hPaまで上がっていて特別警報には至らず、私も少しホッとしながらも眠れぬ夜を過ごしました。

勢力が弱まったとは言え九州地方の西側を北上という最悪のコースを進み、近づくにつれてものすごい風でした。時折木々の枝が激しく擦れる音と同時にゴーッという地鳴りが聞こえたり、物が何かに当たるような音が聞こえたりと、とにかく早く過ぎ去ってくれることを願うばかりでした。

たまに怖いもの見たさで玄関を少し開けて外の様子を伺うけれど、見える範囲には大きな変化はなく、ただ気温の変化に驚きました。台風が近づいてくるにつれてどんどん外の気温が上がり、エアコンは切っていたのですが室内がすごく涼しく感じるようになり、過ぎ去った後はまた外気温が下がりました。
翌朝、明るくなってから、少し風が弱まっている時間帯があったので外へ出てみると、カーポートのアクリル板が一枚吹き飛んで辺りに散乱していました。

その後もう少し風が収まってから愛車の様子を確認してみると、割れた部分の真下に停めていたHighlineが…

Aピラーと

ボンネットにアクリル板が当たったと思われる傷と凹みが(涙)。
やっぱり車はどこかに疎開させておくべきでした…。
その後、Highlineが加入している保険会社に連絡をとったり、先日バンパー塗装をやってもらった修理工場に修理の予約を入れたりして、なんとか早めに入庫させる段取りを行いました。また、アクリル板の破片も集めて回ったのですが、飛び散った破片が隣家や周辺の皆さんに迷惑をかけてなかったのが不幸中の幸いでした。
そして夕方。遅れて出勤した職場から定時で戻り、いろんなゴミや潮風に吹き付けられた愛車を洗車しながら点検しました。

HighlineはAピラーとボンネット以外は無事のようでした。

GTEもかなり汚れていたものの、傷はついていないようでした。

簡単にしかできませんでしたが、2台とも洗車が終わった頃にはすっかり暗くなっていました。
今回の台風は、家の方は割としっかり準備していたおかげでほぼ期待通りに対策ができていましたが、カーポートのアクリル板落下という事態は、過去にも経験があるくせに油断していました。
また、Highlineの車両保険はカミさんが昔から入っていたもので、免責0フル保証の3年契約だったので今回保険を使って修理したとしても等級ダウンはしないのではないか、とのことでした。
しかし、車を避難させていたとしてもアクリル板は飛んでいたわけで、いつか周辺の家に迷惑をかけることになりかねません。さすがに30年以上経つとアクリル板も割れやすくなったり建て付けも狂っていたりするみたいです。最近はアクリル板ではなく、もっと割れにくくしなやかなポリカーボネイトの板が一般的のようですが、それでも飛んでいくのを防げるとは限りません。
毎年何回かは台風の暴風圏に入る地方でもありますので、対策を施さねばなりませんね。
Posted at 2020/09/07 23:37:00 | |
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