
みんカラに登録したのはもう10年も前のことですが、幽霊会員の時期が長く、記事を投稿したりみん友の皆様と交流したりし始めたのは、B8 Passat Highlineを購入してからですので、まだ3年程しか経っていません。
それ以来、皆様との交流が楽しく、整備やパーツについての情報交換のみならず、最近はオフ会に参加することも大きな楽しみのひとつでよく出かけてます。
オフ会で見せていただく皆様の愛車は、同じ車種のはずなのにオーナーの個性がとてもよく反映されていて驚いたり感心したりということもしばしばです。
常人にはとても真似できないペースでひたすら洗車道を究める方、大陸製の怪しいパーツを次々と人柱となって試してくれる方、世の為人の為にひたすらコーディングの地平を切り開きPassatの潜在能力を開花させてくれる方、週末ごとにドライブコースの紹介とグルメ情報提供に勤しんでくれる方、オフ会の日程調整からコース選択まで皆の意見を調整して仕切ってくれる方、ひたすら愛車の防音・静音化に打ち込み車両用のみならず建築用部材まで投入して静寂の高みを追い求める方などなど…。それぞれの分野に誰ともなく呼び始めた会長、師匠、隊長、組長?といったスペシャリストが現れ、私はそのような皆様に頼りながらも充実したカーライフを過ごせています(^^)。
さて、近頃みん友の皆様の中に「全日本絶音協会」なる組織が急速に広まりつつあります。この会の趣旨は、Dセグのドイツ車と言いながらいわゆる御三家に今ひとつ遅れをとっている感のある我等がPassatの静粛性について、ひたすら防音静音化施工することでその立ち位置に相応しい静けさを手に入れることを目指す人々の会です。会長は例えそれがカー用品であってもなくても何でも使えそうなものを愛車の静音化に試してみるようなs*-me*氏です。私が見たことも聞いたことも無いような舌を噛みそうな名前の建築用資材も活用され、その愛車の静音ぶりが異次元なことは同乗して喫驚したところです。
今回は現副会長のa*u-ka*氏がついにお手軽、安価で効果抜群の部材を見つけられ、その施工を追試したみん友の皆様からは次々と賞賛の声が寄せられ、ここに「全日本絶音協会」副会長に推戴されました。氏は私も末席におりますコーディング部隊の隊長なのですが、静音化についてもその才能の豊かさを遺憾無く発揮されていますね(^^)。
そこで、これは私としても試さないわけにはいかないと、お誘いを受けるままにその名も「カテーテルオフ(・・;)」に参加してきました。なぜ「カテーテル」かと言うと、各ドアのウェザーストリップの中に観賞魚用エアーホースをまさに血管にカテーテルを挿入するように入れ込み、ウェザーストリップ部分からの外部音の侵入を低減し、車内の静音化を図るという施工法だからです。

とある日曜日、隣県某所でその集会は開催されました。今回は協会の会長や副会長など既に施工済みの幹部の姿はなく、一足先に施工してその効果を体感されたyuzanminさんのお世話で、集まったのはみん友の♪すなっち♪さん、堅パンさん、そして私の計4台です。

エアホースはyuzanminさんが100m巻!を準備していただきました。ドアの4枚とリアゲートのウェザーストリップに施工したら20mで少し余るという先達の方々の経験則によると、既に施工済みのyuzanmin号を除けばあと3台には十分です。それぞれ20mずつ切り分けてもらい、yuzanminさんにレクチャーしていただきながら作業開始です。

ドアのウェザーストリップをめくると約30cmほどの間隔で長さ2cmほどスリットが入っています。ここに直径6mmの水槽用ホースをドア1枚分一周ぐるりと挿入するですが、ホースの滑りを良くするためにシリコンスプレーで潤滑するのがキモです。これがないと作業はかなり困難でしょう。

各スリットからシリコンスプレーを満遍なく注入し、ホースを差し込んでいきます。

途中、入り方が重くなったり入りなくなったら、いったん途中のスリットからホースを引き出し、さらにシリコンスプレーで潤滑しながら再挿入します。
わたしも急いでやったつもりだったのですが、自分から「不器用ですから」とおっしゃってた堅パンさんが一番早く、次いで♪すなっち♪氏の順に完了。わたしが1番もたもたして作業に時間がかかってしまいました。おまけに最後はホースを焦って引っ張り過ぎてウェザーストリップが裂けてしまい、あとでゴム用接着剤やテサテープで補修する羽目になりました(・・;)。
それでも、ドア4枚とリアゲートまで合わせて1時間半まではかからなかったと思います。
さて、効果のについてはかなり主観が入るのは避けられないのですが、明らかに外部からの音の侵入が格段に減りました。特によく分かるのは対向車とすれ違う時です。

あくまでも参考ですが一応、施工前と施工後にスマホの騒音測定アプリで比較した結果です。走行中の騒音は常に変化しており、ちょっとしたギャップを乗り越えただけでも数値は大きく変わります。できるだけ平坦で荒れていない路面で、速度も合わせて測定しましたが、数回ずつ測定して比較した結果、やはり施工後の方が騒音は減っていました。いやあ、これは素晴らしいです。今までの静音化施工の中でも一番効果がはっきり分かります(当社比)。
全日本絶音協会の幹部の皆様はさらなる静寂の高みを求めて、車体側のウェザーストリップにも同じ施工をしたり、このホースを2本3本と増やしたりとその探究心は止まるところを知らず(・・;)。
その効果が広く知られるようになってくるとともに、大手通販サイトではこのシリコンタイプの観賞魚用エアーホースが一時在庫切れになるという事態も発生しているようですが、売ってる方はなぜ急に売れ出したのかよくわからないままでしょうね(^^)。
Posted at 2020/11/16 21:00:49 | |
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