
今回、私の車歴でも初めて同じ車種の同じ型への乗り換えとなったのですが、モデルイヤーは異なっており、GTE1号はMY2017、 GTE2号はMY2018です。同じ車種でも年次モデルによって中身に違いがあるのは国産車でもあるみたいですが、輸入車の場合はかなり大きな変更があるタイミングもあります。B8 Passatの場合、GTEも含めて本国で新型のB8.5が発表・発売されたのが2019年ですので、B8としてはMY2018が最終モデルということになります。B8.5FLモデルのGTEももうすぐ国内でも販売されるという話ですが、本国の仕様を見てみると走行用の高電圧バッテリーの容量が増えたものの、エンジンは1.4Lのままですし、DSGもこれまでと同じ6速のままです。本国では来年にもB9の新型が発表されるというタイミングですので、ちょっと国内投入が遅過ぎますねぇ。
閑話休題。
私が確認できた分でPassat GTEのMY2017からMY2018の年次モデルの変更点は以下の通りです。
①Discover Proが8.2インチから9.2インチへ変更。

(MY2017)

(MY2018)
これが一番目につく変更点です。画面が大きくなっただけでなく、解像度も上がっています。
これはApple CarPlayの画面ですが、画面上のアイコンの数からして違うので分かりやすいです。
解像度も8.2インチが799x480なのに対して9.2インチの方は1263x640に上がっています。この差はCarPlayを使う時に特に感じます。
ただ、これまでの写り込みの少ないノングレアからかなり写り込みのあるグレア画面になったので指紋も付きやすいし、反射で見にくい時もあります。
また、左右の地図の縮尺を変えたり音楽のボリュームを調整したりするボタンがなくなり、タッチスイッチになりました。この辺りは慣れるまで違和感が残りそうです。ただ、オーディオをオフにするスイッチが装備されているのは便利です。8.2インチのDiscover Proは音楽やラジオの音を消すためには音量は下げるしかありませんでしたから。
②AID上の地図の縮尺を任意に変更できる。
MY2017の8.2インチモデルAID上の地図の縮尺は国道など主要な道路では広域表示になり、細い道に入ると詳細表示になるなど自動的に変更されます。これはこれで便利なのですが、やはりAID上の地図も縮尺を変更したい場面があります。

9.2インチモデルはこのAID上の地図の縮尺をステアリングの右側のボタンで任意に変更できます。もちろん自動的に変更させることも可能です。
③USBポートが増設され2ポートに。
MY2017までは車載のUSBポートはセンターコンソールのアームレスト下に1つあるだけでしたが、エアコンダイアル下のこれまで12VのアクセサリソケットがあったところがUSBポートに変更されていて、計2カ所になっています。

このポートもきちんとDiscover Proからも認識されていて、こちらがUSB1、アームレスト下がUSB2となっています。

ですので、私はUX999をこちらに繋いで活用しています。これはかなり便利だと思います。
④ハイブリッドモードが3種類に。
これは納車された後に気がついたところですが、走行モードにEモード、ハイブリッドモード、そしてGTEモードと3モードあるのはこれまでと同様です。

(MY2017)
ハイブリッドモードには走行用バッテリーをほとんど減らさないハイブリッドモードと走行用バッテリーを積極的に充電するバッテリーチャージモードがありました。

(MY2018)
それが、MY2018ではハイブリッドモードが3種類になっています。これまでのハイブリッドモードはバッテリーホールドという名称に変更され、新たにハイブリッドモードが追加されています。
これはどんなものかと本日使ってみました。通常の市街地での走行はEモードと一緒でエンジンは始動しませんが、走行中ちょっとパワーが欲しい時にアクセルを少し深く踏むと積極的にエンジンが始動します。通常の市街地走行はほぼEモードと変わらないのでバッテリーの容量は減っていきますが、郊外ではたまにエンジンを使う分、バッテリーの容量は長持ちします。まだ使いこなせていませんが意外といいかも。
⑤ドライビングプロファイル選択画面の背景。
DCCのモードを含めてステアリングの応答、シフトのタイミングなどを変更する走行モード選択画面のデザインが変わり背景が付きました。

って、それだけですが😅
⑤ドアロック中は充電ポートの蓋を閉められない。

MY2017はドアロック中に充電が完了すると充電ケーブルを抜いて蓋を閉めることができましたが、MY2018は蓋のロックが動かず閉めることが出来なくなっています。閉めるためにはドアロックを解除しなくてはならず、ちょっと不便になりました。
もちろん、充電ポートの蓋が閉まっている状態では、ドアロック中は蓋を開けることが出来ないのは以前と変わりません。
⑥始動に失敗した時にメッセージが出る。
これは写真を撮れていないのですが、たまに何かの拍子でSTART/STOPボタンを押してもイグニッションの始動に失敗し、エンジン警告ランプが点灯して再度ボタンを押さなくてはならないときがあります。そんな時、これまでは何もメッセージは出ていなかったのですが、「自力でイグニッションを始動してください」のようなメッセージが出るようになっています。
「自力」ってブレーキ踏んでボタンを押す以外にいったい何をしろと😅
まさか押しがけとか💦

(追記)
本日、またメッセージが出たので写真を撮りました。「自力」ではなく「手動」ですね💦
⑦イージーエントリーの設定が復活(追記)
もう一つありました。MY2016までは車両メニューから設定できていたのに、MY2017では封印されていてコーディングでしか実現できなかったイージーエントリーがMY2018ではメニューに復活しています。

動作も安定しています。これが本来の姿ですね。

以上、納車後約2週間で私が気づいた年次変更での相違点です。まだ他にも見つけたら追記します。
Posted at 2022/02/28 00:30:30 | |
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