
BYDのスポーツEV、SEALの2輪駆動(RWD)に先月試乗して来ました。なかなかよく出来ていてコスパも高いEV車だと思いましたが、ちょっとパワーに物足りなさも感じていました。前後モーターでよりパワーのあるAWDもあるのですが、その時はまだ地元のDには試乗車がありませんでした。
その後、お盆ごろに営業さんからAWDの試乗車が準備できているとの連絡を受けていましたが、そのうち行こうと思っていてやっと今日、SEAL AWDの試乗に行ってきました。

自宅から15分ほどのDに到着すると、すぐに目につくところに2台のSEALが置いてありました。手前のアトランティスグレーがRWD、右側のコスモスブラックがAWDです。アトランティスグレーはかなり青みがかっていて、以前乗っていたハーバードブルーのPassatに似た色で気に入りました。このRWDとAWDの外観上の違いはほとんどありません。

リアも全く同じに見えます。

タイヤサイズ(235/45R19)やホイルのデザインも同じです。

外観上の違いはおそらくこの、トランクの小さなAWDというエンブレムの有無だけでしょう。

ダッシュ、インパネ、コンソール周り、シートの仕上げも全く同じに見えます。

機能上の違いは、このiTAC(インテリジェントトルクアダプテーションコントロール)という、走行の状況に合わせて前後輪のトルク配分をコントロールする、AWD独自の機能だけのようです。

装備の一覧表を見てみても、違いはiTACのみのようです。ここまでパワートレインだけしか違わないグレード展開はまだ珍しいと思います。今後増えていくのでしょうか。バッテリーの容量も同じなので航続距離はAWDの方が1割強少なくなっています。

さて試乗ですが、今回も前回と同様、一般国道と自動車専用道路で制限速度70km、全線が高架になっていて一部は片側2車線の有明海沿岸道路で約30分ほど、担当さんを助手席に乗せて行いました。
相変わらず遮音性能は素晴らしく、車外からの音の侵入は最小に押さえられていますし、乗り心地も意外としっとりとしていて起伏のある路面からの突き上げもほとんど感じません。ハンドリングもなかなかシャープですが、AWDになって前輪も駆動することで全体的にステアリングは重めの味付けになってるかなと思いました。
今回の試乗はAWDのパワーを体感したいという気持ちもありましたので、有明海沿岸道路での本線合流や追い越し時の加速もアクセルをしっかり踏み込んで試しました。さすがにRWDよりかなりパワーを感じます。しかし、正直期待したほどではありません。以前試乗したIONIC 5 AWDはノーマルモードでも凄いトルクを感じたのですが、そこまではないかなという感覚です。しかし、試乗から帰った後にスポーツモードを試して無かったことに気づき、しまった!と思いました。スポーツモードならもっとドカンとトルクみなぎる加速が味わえたかも知れません。やれやれ。隣に乗ってた担当さんも私が加速性能を試しているのを分かっていたのならスポーツモードを教えてくれたら良かったのにと思います。スポーツモードについてはまた機会を見つけて再度試乗させてもらって体感したいものです。
さて、今回の試乗ではもう一つ気になることがありました。これはRWDもAWDも同じなのですが、回生ブレーキのコントロールがちょっと難しかったことです。SEALの回生ブレーキの設定は2段階で、強い設定にしても完全停止までのワンペダル走行はできません。そこは良いのですが、回生ブレーキの効きをアクセルコントロールでやるのがとても難しく、じわっとアクセルを緩めても、あるポイントから急に効きだす感じで、回生ブレーキでの減速がギクシャクしました。まあ、私がGTEの回生ブレーキに慣れてしまってることもあるのでしょうが、これはタイミングよくコントロールできるようになるまで時間がかかりそうです。

Dに戻ってからしっかり営業されました😅が、8月上旬に行った時に紹介された全国1,000台限定の33万円引きのキャンペーンをまだやってました。営業さんによるとまだ500台ほど余裕があるとか。なかなか売れてないみたいですねぇ。
ただ、自宅への充電設備設置費用の補助金は10万円から5万円に下げられているそうです。私もEV車の購入となれば、自宅の充電設備を現在の3kwから6kwに増強しようと思っているので、このあたりの費用も考えなくてはいけませんね。
Posted at 2024/09/08 23:10:08 | |
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