
いつも魅力的な車の試乗レポートを投稿してくださるみん友のGTEさんが、以前からちょっと気になっていた、昨年末に新型が発売された
三菱のOUTLANDER PHEVの試乗レポートを投稿されていました。
グリルのデザインなどがあまり好みではなかったのですが、内装や機能、特にツインモーターのPHEVは気になっていて、なかなか興味深く読ませていただきました。
そしてどうにも自分で見てみたい欲求が強くなり、本日地元の三菱のDに初めて行ってみました。

到着したら、ちょうど正面入り口前にOUTLANDER PHEVとECLIPSE CROSSの試乗車が並んで止めてありました。実車があってよかったです。
早速営業担当の若いお姉さんからカタログなどもらって説明をしてもらっていたら、「試乗されませんか?」とありがたいお言葉。「市街地コースと沿岸道路コース、どちらになさいますか?」と聞かれたので迷わず「沿岸道路コースで!」とお願いしました。コースは最高時速70kmの自動車専用道路を含む、往復約20kmのコースです。初めてアポも取らずに来た客になかなか太っ腹です。しかも、「助手席失礼しまーす」とうちの娘より若そうなお嬢さんを隣に乗せてのドライブ😊。否が応でもテンション上がります💦
試乗車は一番上のグレードである7人乗りのPで、外装にはいろんなオプションが装着してあります。
早速乗り込みましたが、意外と着座位置は低くてPassatから乗り換えても違和感はありません。出発前に一通り説明を受けました。

なかなかお洒落なデザインです。差し色に使ってあるオレンジは、他の色も選べたらとも思いますが、シートのステッチはフランス車みたいな雰囲気でいい感じです。日産・ルノーのかほりですかね。

中央にインフォティメントシステムやナビ画面のモニターがありますが、今時の車にしてはちょっと小さめでしょうか。

ナビ画面は目的地を設定していると2画面で左側が交差点の拡大表示となるタイプです。

案内の音声は妙に明るい女性の声。確か、友人の6R Poloの純正ナビもこんな明るい声でした。

また、Passatで言うところのAIDに相当する液晶のドライバーディスプレイにも地図を表示できますが、これは目的地を設定していないと表示できないとのこと。しかも何故か夜画面。まあ、この辺りは設定があるのかも知れませんが、Carplay接続などの場合はどうなるのだろうと考えました。
今回の試乗の一番の関心事は、ツインモーターでの走行フィールがPassat GTEと比べてどうなのか、ということです。ただ、4輪駆動ということもあり、山道や雪道なども含めてとにかくモードの設定がいっぱいあってその場ではとても覚えきれず💦、とりあえずNormalでスタートしました。さらにPHEVのモードも4種類あり、回生ブレーキの強度も細かく設定できます。回生ブレーキはパドルシフトでコントロールすると助手席から教えてもらいましたが、となるとパドルシフト本来の使い方は??と考えながら出発しました。詳しくはカタログを熟読する必要がありそうです😅

スタートした瞬間、「お?なかなか力があるぞ」と感じる出足です。車重が2,110kgもあるのでもっともっさりかと思ってましたが力強くスタートします。結構強力なモーターですね。GTEのEモードとよく似たパワーの出方ですが、アクセルのレスポンスはスロコン取り付けたGTEくらいに反応します。
意外と重い設定のパワーステアリングのレスポンスもなかなか良いですが、柔らかめの足回りと相まって路面からのインフォメーションは伝わりにくい感じもします。また、腰高なSUVらしいと言えばそうなのですが、娘婿のCX-8にも似てロールもPassatに比べると大きく感じます。
また、ホイールベースが2,705mmと意外と短いのも関係あるのか分かりませんが、ある程度の速度で大きな段差を乗り終えると後輪のサスペンションが少しバタつく感じもします。
しかし、そういった感覚は決して不快なものでなく、上質な乗り心地と高い遮音性で快適なドライブができました。
帰りはPowerモードでエンジンとモーター両方のパワーを使ってみましたが、GTEモードと同じようにモリモリとパワーが出ます。しかしエンジン音の室内への進入は最小に抑えられていて、エンジンが始動しているかどうかはPassat以上に分かりにくく、インパネをエネルギーフロー表示にしておかないと分からないくらいです。遮音についてはなかなか優れていて、CX-8と同等以上だと感じました。
運転支援機能についてはACCとレーンキープを確認しましたが、なかなか優秀でしっかりレーンの中央をキープして走ってくれました。この辺りはPassatより優秀だと感じました。ステアリングのセンサーは静電式らしく、軽く握ってさえいれば車から叱られることはありません。
また、カタログ値で85km走れる分の走行用バッテリーを搭載していて、約20kmの走行を終えてもまだ50km分ほど走行用バッテリーが残っていて、さすがPassat GTEの2倍のバッテリー容量を持っているだけのことはあります。
Dへ戻って私のGTEの隣に駐車してみました。リアの位置を合わせて前の方を横から見るとこんな感じです。

全長はPassatより65mm短いです。ホイールベースは85mm短く、シートレイアウトや荷室の広さにも影響しているかもしれません。でもこれがOUTLANDERという車の性格を体現しているとも言えそうです。

3列目のシートは、「緊急時にはあと2名乗れます」という以上のものではなく、普段は畳んで荷室の容量を稼ぐのがノーマルな使い方だと思います。
その他の装備についてはイージーエントリーやステアリングヒーターがあったり、リアにもシートヒーターがあったり、リア左右の窓にはインナータイプのサンシェードがあったり、HUDがフロントガラス投影タイプでとても見やすかったり、100V1500WのAC電源があったりと、イマドキの装備はしっかり押さえられていてなかなか気に入りました。

せっかくなので私の愛車と2ショット。
最後に納期や価格を尋ねたら、まず納期は現在1-2ヶ月くらいとのこと、ただモデルイヤーが新しくなる秋にはもう少し伸びるかも、ということでした。また、GTEさんのレポートにあった、一定期間給油がないと強制的にエンジンが始動することについては、既にGTEさんからコメントへの返信で回答をいただいていますが、3ヶ月間20L(15L?)以上の給油がないとエンジンが始動するということでした。
そして価格ですが、試乗した最上位グレードのPで532万と、最近輸入車の価格ばかり見ていたせいもあるかも知れませんが、かなり格安な設定だと思います。さらに国から55万円の補助金が出るので、その分でオプションをいっぱいつけてもらうようにセールスしているとのこと😅。乗り出しで600万くらいになる契約が多いとのことで、実際よく売れてる様子なのは若い営業の人も価格面や装備などの知識がしっかりしていることからも窺えます。運転モードの設定などはちょっと自信なさそうでしたが…。
写真の試乗車はフロントのスポイラーやサイドスカートなど、外装のオプションもいっぱいついているそうです。驚いたのはフロントのOUTLANDERのロゴもオプションとこのとです。まあ、付いていても外す人もいるので、これはこれで合理的かも知れません。
アポもなくふらっと出向いてちょっと見に来た風の私にも、とても丁寧に対応して下さり、たっぷり試乗までさせていただいて好印象なディーラーでした。立派なカタログもこちらがお願いする前に持って来ていただきました。ついでにECLIPSE CROSSのカタログもいただきました😅

それから、最初はなんだか苦手なデザインだと思っていたダイナミックシールドのフロントマスクですが、近くに置いてあった新型デリカの顔を見てたらこちらが結構普通に見えてきたのが不思議です💦
Posted at 2022/05/08 01:30:23 | |
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