
しばらく前に職場での知り合いのお宅がBYD SEALION7を購入されたとの話を聞いていたので、「今度乗ってきてね」とお願いしていました。
そしたら本日「乗ってきてますよ」ということで、昼休みに見せてもらいました。

外観は以前試乗したことのあるSEALを縦に膨らませてSUVに仕立てたような印象。

リアもデザインの方向はよく似てます。
それにしてもデカい。ボディサイズは以下の通り。
全長×全幅×全高
4830×1925×1620mm
ホイールベース
2930mm
車両重量2230kg(RWD)
全長と全高は他の同クラスのSUVとあまり変わらないようですが、全幅が1925mmもあるので狭い道は気を使いそうですし、駐車場もマンションなどの立体駐車場の車幅制限はもちろん、平置きの駐車場でも乗り降りやドアパンチに気を使う場面が多くありそうな気がします。
また、EV車は長い傾向にあるホイールベースも2930mmとIONIQ 5(3000mm)ほどでは無いにしてもかなり長い方です。他車と比較してみると、
Tesla Model Y
全長×全幅×全高
4720×1920×1625mm
ホイールベース
2890mm
車両重量1928kg(RWD)
と、こちらも全幅は5mmですが全長は110mmほど長いです。車両重量はModel Yより300kgも重いです。
また、去年2週間長期試乗をさせてもらったHyundai IONIQ 5は、
IONIQ 5
全長×全幅×全高
4635×1890×1645mm
ホイールベース
3000mm
車両重量2010kg(RWD)
となっています。

タイヤ/ホイールはContinental EcoContactの255/45R19(リア)でした。フロントは235/50R19です。この車はRWDでしたが、上位のAWDモデルになると前後とも245/45R20になるようです。上位モデルの方が扁平率は小さくなりますが、リアタイヤはサイズが小さくなるのは珍しい。

充電口は右側のリアフェンダーにあり、普通充電用(J1772)とCHAdeMO用があります。この充電口の位置はこの右後方が多いようですが、Teslaは左後方です。我が家の場合、カーポートの左側がModel3の駐車スペースになっているので好都合です。しかし、EV車は自宅充電が基本だと思うので、買い替えるたびに電源の位置を変えるのも大変なので、この充電口の位置もメーカー間である程度統一してもらいたいものです。

ドアノブはロックを解除するとせり出してくるタイプです。

Model3の指で押し込んでドアノブを引き出すのにもだいぶん慣れましたが、やはりこちらの方が使い易そうです。

室内は広々としていて、内装の質感も高いです。

このBYDお得意のセンターディスプレイが90°回転する仕組みも単なるギミック以上に実用的のようですし、

ステアリング奥のサブディスプレイも視認性に優れています。
また、ウインカーストークが右側なのは日本市場へのローカライズという点で頑張ってると思います。

しかし、普段Model3に乗り慣れているせいか、物理スイッチの多さに戸惑います。Teslaのようになんでもセンターディスプレイ上での操作に集約してしまうのも最初は戸惑いますが、慣れたら特に不自由は感じません。

このデジタルインナーミラーはオプションだそうです。Model3にも欲しいですが、純正にはありません。社外品にも良さそうなものがありますが、既存のルームミラーと交換するタイプだと車検時に強度の証明書などを提出する必要があるそうですし、本体価格並みの工賃がかかるみたいです…。
また、Model 3と同様ガラスルーフなのですが、こちらには電動のサンシェードが装備されているのが羨ましいかったです。

最後に駐車場内での移動でちょっとだけ運転させてもらいましたが、ブレーキを離すと結構なスピードでクリープします。これはSEALも同様ですが、テスラの様にワンペダル走行はできません。
この辺りは設計思想の違いですね。
また、満充電での走行可能距離は590km(WLTCモード)とModel Yの545km(WLTCモード)より長いし、バッテリーがLFP(リン酸鉄リチウム)なのも長寿命が期待できます。
まだまだ販売面では苦戦しているようですが、最近では価格調整(値引き)もあり、市内でもBYDの車をよく見かけるようになってきました。
このデザインが気に入り、車両の大きさや重さが問題にならないなら先進装備満載だし、なかなかお買い得ではないかと思いました。
Posted at 2025/11/22 01:09:26 | |
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