新年あけましておめでとうございます。
何シテルで気づいた人もいると思いますが、オレの遊び相手の犬がこの世を去りました。
死因はおそらく老衰による自然死と思われます。
死は悲しい事ですが・・・・本当に良かった。苦しまずに眠るように逝った。
昨年の3月、突然体調を崩し歩けなくなりましたが、すぐ回復。
春先は普通な感じでしたが夏になると悪化。
自力では立つ事ができない。後ろ足はほとんど機能していない。
抱いて起こしてあげれば辛そうだけど歩ける。
医者の話では足は治らない。何もできないらしい。
動かさないでいると更に悪化する。そう判断した飼い主さんは、1日4回も散歩に連れて行きました。
リハビリ目的もそうだけど・・・おしっこや糞の問題もあるので何回も連れて行く。
自力で立てないとなると寝たまま漏らすしかない。マットを敷いて対策はしているけど濡れたままだとかわいそうだから。
いちばん遅い時間の散歩は深夜1時。ここまで頑張れる飼い主さんは凄い。
ある日、様子を見に行くと毛に血がついてる・・・それどころか体に親指の爪と同じくらいの大きさの傷が・・・・傷というより穴。
驚いてすぐ飼い主さんに報告。
動かないから床擦れができたって。犬にも起きるんだな・・・
犬を飼うというより犬の介護。最後まで責任を持って飼うという事はこういう事。
しかも大型犬だから大変だ。
大型犬と遊ぶのは面白いよ。飼いたいとは思うんだけど、年老いて動けなくなる事を考えるとね・・・・
季節は夏から秋へ。
1日4回の散歩が効いたのか、奇跡的に足の機能が回復してきた。
少し前は付いてるだけの後ろ足。そういう感じだったのだが4本の足で歩いてる。
全盛期ほどの元気はないけど、回復に向かってる。
しかし、夏に比べると元気が無い。話しかけたり触ったりしても反応が薄い。
冬になると更に元気が無くなる。
散歩は普通に行ってるし食欲もある。
でも、触っても動かない、オレが近くにいる事に気づかない事が増えてきた。
目も耳もダメになってきてるんだ・・・・
寒さ対策で布団や電気カーペットを用意したから寒くはない。だけど、どんどん衰弱していってるような感じ
12月中旬、仕事帰りに様子を見に行くと・・・・
全然動かない。もしかして死んでいるのか!?と思い体を触ってみる。
かすかに息がある。
今日がヤマかもしれん・・・・
翌日、様子を見に行くと普通だった。どうにか年は越せるだろう。
12月26日
元気そうだ。年は越せるな。無事に春を迎えて欲しい。
この写真が彼の最後の写真。
1月3日、永眠。
4日の午後、飼い主さんから電話があって知りました。
すぐに行ってきました。
死んだふりか??と思うくらい安らかな顔でしたw
死の2日前から何も食べなくなる。抱き起こしても立てない。全く動けない状態だったそうです。
最期の時は、水不要のシャンプーで体を拭いてあげた後、パタリと倒れそのまま逝ってしまった。
その直前まで口をパクパク動かしていた。
それが何を意味しているのか解らないけど・・・・
『ありがとう』と伝えたかったんじゃないか?という話
この口パクパクはオレも年末に見ている。
もし本当に『ありがとう』と伝えたかったのなら・・・・・嬉しい事だ。
オレはただの遊び相手、飼い主じゃない。そんなのに感謝してくれてると思うとね・・・
もしかしたら「姫様、マリーダ・クルス、ここまでです」と言いたかったのかも(ぇ
このブログを書いてる5日が火葬。
夕方、もしかしたら火葬が延期になったかもしれないし様子を見に行ってきました。
彼の居たスペースは片付けられた状態。横には首輪など彼が使っていた物がありました。
オレは過去に犬を飼っていたし、こういう景色には慣れてると思っていたけれど・・・やっぱり切ないものだな。
彼との付き合いは4年半。
あっという間の4年半だった。
本当に楽しかった。ありがとう。
飼い主ではないオレを飼い主と同じくらい信頼し甘えてくれた事。感謝するよ。
家に帰ろうとするオレを全力で阻止し『もっと遊んで!』とか本当にありがたい。
彼に送る曲を考えた
彼に・・・というか半分くらいはオレ向けだな。
この曲を聴きながら写真見てると何故か落ち着くんだよ。
彼は光でした。つまらない生活の中で彼だけは光を与えてくれる。
そして彼に望む事があった。
逝く時は自然死で逝って欲しい。それが彼へのオレの望み。
過去に我が家で飼っていた犬は安楽死や毒物による死。かなり辛かった。
犬自身が苦しみ飼い主も苦しむ死。そうなってほしくない。
出会った頃から老犬。もう何年も生きられない。凄く良い子。だから苦しんでほしくない。眠るように逝ってほしい。それが望みだった。
彼はオレの望みを叶えてくれた。
どんな形であれ死は悲しいものだ。自然死ではあるが悲しいものは悲しい。
だがオレには・・・・・無事に送り出した。そういう思いがある。
上手く説明できないんだけどね。
このブログをずっと前から見ている人にはお馴染みの犬だと思うが、実は飼い主さんは写真を撮っている事を知らなかった。
UPはしてないが動画も撮っていたんだ。それを見せたら喜んでいた。
同時に涙を流していたよ。オレも泣いたけど。
彼のためにオレができること。それは遊んでやる事と記録する事。
写真と動画を飼い主さんへプレゼントする事にしました。
動画を見せたとき涙を流しながら言ってた。旅立った彼に向かって
「これ(携帯電話)の中で生き続けるんだよ!」って
飼い主さんと相棒(笑)にしてあげる事はこれくらい。
彼の生涯は普通のペットとは違う。飼い主が2回も変わった
最初の主人。この方が亡くなる。遺族は大きな犬は飼えない。
次の主人は採石場か何かの経営者らしい。番犬にしようとしてたらしいが人間に優しい犬種なので無駄。
そして最後に最高の飼い主に出会えた。
本当にラッキーな奴だ。
もう会えないって辛いよ。しばらくの間は辛い。
でも、お前に関わった人達の記憶にはずっと残る。
あの世でまた会おう。