短い梅雨が明けもう7月。
連日の記録的な暑さに負けず、カーライフを楽しんでおります。
さて、エスに関しては以前より「長寿命化計画」と銘打ち、計画的に劣化箇所の更新・修繕等を
施して参りましたが、ことドライバーに関してはすべて自己判断に任せておりました。
そんななか、この4月から仕事が変わり、いきなり決算、取締役会から株主総会の開催を任され
右往左往、暗中模索、悪戦苦闘の日々が続く最中に以前から感じていた右の尻のほっぺから下肢の裏側全体へのしびれ・痛みが激化!
今までに経験したこともない鋭い痛みと痺れに辛抱堪らず、GW明けの某日、覚悟を定め大の苦手の病院へ。
レントゲン&MRI検査後、机上のPCディスプレイに鮮明に写しだされた背骨の側面とその断面画像を示しながらの担当医師から下された診断は「腰部脊柱管狭窄症(ようぶ・せきちゅうかん・きょうさくしょう)による坐骨神経痛。」
「坐骨神経痛」とは、病名ではなく下肢にあらわれる症状の総称で
まさしく今の自分の状況でありました。
この坐骨神経は、坐骨を通り尻の筋肉“梨状筋”(りじょうきん)を抜け足へ向かう末梢神経で、その末梢神経は脳と脊髄からなる中枢神経と体の各部を結び、体を自由に動かしたり、温度を感じたりする“伝導路”で、主に3つの神経(運動神経・知覚神経・自律神経)から構成されている・・・とのこと。
その時の私は一刻も早くこの痛みを無くしてほしい‼ とマジに担当医に訴えたところ、
「マンタロウ殿、最初にお主に伝えねばならぬことがござる。」「なんとっ!?」
「完治はせぬ! 今のこの状態がもとどおりになることは・・・ない。」
「ほぇ!? で、では、拙者は、この先ずぅーとこの痛みと共にしていかねばならぬと申されるか!?」
「然に非ず・・・」 「是非お聞かせ下され。」
「治療法は保存的治療と外科的治療の二つがござる。」
「薬物療法、神経ブロック療法、理学療法などの保存的治療を施しても症状が緩和されぬ時は、外科的治療~手術を検討することとなろう。」
「お主のような加齢と若い時の無理がたたり、所謂経年劣化によって脊椎変形で生じた坐骨神経痛の場合は、日常生活に余程重大な支障が生じない限りは、保存的な治療を行う。どうじゃな?」「無論、異存はござらぬ。」
ってなことで、まずはこの痛みを緩和~無くすことを最優先することで、神経ブロック治療(硬膜外ブロック注射)を打つことになり申した。
この注射~ブロック注射とは、麻酔薬の注射により、興奮して過敏になっている神経を落ち着かせて、痛みが繰り返し起こる悪循環を断ち切ります。
ふつう麻酔薬というと一時的な鎮痛効果と考えてしまうとこですが、ブロック注射では痛みそのものを抑える以上に、神経を落ち着かせることが重要な役割だそうです。
この痛みがあると神経が過敏になり、血管や筋肉が収縮します。
すると血行不良が起こり、発痛物質がたまり痛みが生じて、また神経を過敏にしてしまい血管や筋肉の収縮を招き、血行不良になりと悪循環が起こって慢性的な痛みにつながります。
簡単にいうと、神経そのものが傷ついている状態だそうです。
こうした症状に対しブロック注射で神経を落ち着かせることで、血管や筋肉の収縮を抑えることができれば血行が保たれ、患部への酸素や栄養素の供給や老廃物の排出が正常となり、痛みは解消に向かっていきます。
そうした効果により注射した麻酔が切れても血行が改善されて患部の状態も良くなっていき、痛みが和らいでいく・・・って仕組みらしいです。
ちなみに健康保険適用で、約2900円/回です。これってオイル1ℓ分位か!?
こんな説明を聞かされた後、承諾書にサインして初めてのブロック注射を腰の上あたりに「ズゴンッ」と喰らっちまう・・・まさしくそのくらいのプレッシャーを覚悟し、処置室のベッドにボール虫のように膝を抱え丸まった姿勢で横たわってその時を待ったのであります。
「では、参る!」 うぐぅ~あ‼(心の声)
意外とアッちゅう間に完了。15分ほど安静にして様子をみて血圧を測り異常が
ないことを確認後、その日を終えたのでありました。
週2回の注射と投薬の効果で、6月に入った頃には痛みも随分と緩和され、夜もグッスリ眠れるようになり、痛みのない日常生活の有難味、痛感しました。
とはいえ、曇りや雨の日は痛みます。それについて担当医によると、
私だけに限ったことではなく、梅雨時期や季節の変わり目に症状が悪化し痛むことは比較的多くの、同様の患者さんにみられるとのこと。
気圧が下がると人の交感神経が働きやすくなる。
交感神経が働き過ぎてしまい神経が過敏となり、そのため痛みを感じる。
気温が下がると体温を上げようと筋肉が緊張し、筋肉がこわばり血流が悪くなる。
湿度が上がると代謝が悪くなり、体に水分が滞ってしまい身体がむくみやすくなって、これまた血液の流れが悪くなる。
・・・なんて話を聞かされながら、この日も腰に注射をぶたれました。
こんな具合で老生も経年劣化による機能不全に陥り、一時はその痛みと下肢の不自由さに落ち込みもしましたが、この症状は完治しないと最初に言われてしまっていますので、まさしく持病と覚悟した次第であります。
しかし、不思議なことにそんなつらい日々の中でも唯一、エスを運転する時はまったくその症状を、痛みを、感じません。
いつものパターンで、どんだけ走り回っても、です!
いやぁ~自分でもこれには驚きました。エスにはこうした鎮痛効果もあったのです‼
現在は、歩行の際に右足に若干の不自由さはあるものの痛みはなく、エスの運転・洗車等も支障なくこなせています。いやぁ~本当にありがたい‼
ってなことで、リハビリを兼ねて近場ではありますが、ちょこちょこと走り回っていました。
ドライバーのリハビリ・・・っとなりゃあ~愛車のメンテナンスも不可欠です。
ってなことで、今回は、純正品のDENSOから初めてNGK製へのプラグ&イグニッションコイルの更新を実施。
純正品には何の不満もありませんでしたが、タイヤ交換と同様、定期的に交換している部品ですが、以前から気になっていたNGK製のレーシングプラグに・・・となりゃあ~イグニッションコイルも♪ これで相性もバッチリ‼
・・・のはず。
となりゃあ~♪ また走りに行きたくなる♪ 那須から甲子温泉~会津下郷~R400へ。
クラッチ切ってシフトアップ、即座に繋ぎアクセル踏み込めば気持ちイイ加速感に
「おおぉっ‼ エエやん‼」
毎度ながら、両手両足をフルに使ってのオープンドライビングの恍惚感に浸りっぱなしの走りっぱなし。
法悦に満ちておりました。
そんな好日、会津山中でオープン乗り仲間のtomoさんと久し振りの嬉しい再会。
この日は「マツダ」ではなく、ホンダCBR400R‼
互いの近況を語り、笑い、感心したり、驚いたりと尽きぬ話。
今夏、再会を約し一緒に帰路に就いたのであります。
R121~R400で西那須野塩原ICまでの37km。
決して速すぎない、然りとて遅くもない実に心地よいリズムでコーナーを抜けていく様を追うダウンヒルでありました。
夏は始まったばかり。体調も安定しこれからが本番であります。
この先いつ何時何が起きるか分かりません。走れるうちに走っておかねば‼
・・・と、ハイボール飲みながら思いました♪
ありがとうございました。