予定がポッカリ空いた弥生三月の好日。
久し振りに存分にエスで、山ん中ギャンギャン走って、海沿いをピューって走って
それでもって旨い海鮮食べて、ユルユル帰る・・・みたいな事考え
夜明けを待って、とりあえず濃霧立ちこめる北関道を西進。
友部JCTで常磐道へスイッチ。
休憩で立ち寄った中郷SAで、観光案内板見上げながら沈思黙考。
福島入りも考えましたが、時刻も午前8時過ぎ。
今回は以前から気になっていた茨城県北東部界隈を廻ってみようと決め
北茨城ICで常磐道をアウト。
先ずは、これまた以前からチェックしていた「県北東部広域農道~グリーンふるさとライン」へ向かうことにしてみました。
地図でルートを確認・・・K69~K10~K153で農道入り口へ。
ここでルーフを開け放ち、一気に流れ込む冷たく湿った山の大気を吸い込めば・・・
心気たちまち爽然として、天地皆春の如き感が起こる!!っちゅうもんです。
昨夜の雨が乾ききらず路面はウエット。
そのうち陽が差しているから何れ乾くであろうと、バキューンと走り出す♪♪
センターラインが入った二車線道路ですが、路面は所々に荒れたポイントと
流れ出た砂が溜まった滑りやすいコーナーが所々にある状況です。
しかし、交通量皆無の貸し切り状態でのオープン走行!!!
霧も晴れ、気温も上がってきて、これまた久し振りに、ひゃあ~ひゃあ~歓声を上げながら
山間のヒルクライム&ダウンヒルを楽しみます。
K22まで9.4kmのレグを走り抜け、人気のない小山ダムで一服。
陽射しは春の陽気。
のどかな風景に鳥のさえずり。
流れる雲を眺めながら、時刻は9時半過ぎなのに空腹を覚えました。
再び農道へ・・・とも思いましたが、そこは気紛れ。
地図にあった「大北渓谷」の名前に誘われ、K22~K10~K111~K22と
時計方向にグッルと廻る26km。
K22は所々の一車線のボトルネックとブラインドコーナーで慎重な運転を強いられますが
以前と比べれば路面状況は飛躍的に良くなっていました。
K10~K111はこれまた貸し切り状態でのオープン高速クルージング。
愛車のシートに腰を下ろし、低い視線の先にあるカーブを見据えながらステアリングを切れば
心地よいGを感じながら軽快に駆け抜けていく。
久し振りの日常では決して感じる事の出来ない昂り、歓び。
やっぱり、自分の一番の居場所はエスの運転席。あ~ん 楽しい―っ!!!
このところ近場の蕎麦屋巡りで程度でしかエスを駆ること出来ませんでしたので
忘れかけていた走る楽しさを、ビシビシ実感!!
さて再び広域農道へ復帰し、K11~R461~K60~K36を貫きR349までの33.5km。
ここもまた、おかわりしながらのひゅんひゅん走行を堪能!!
そろそろ先ほどの空腹感がよみがえり、K36で日鉱金属脇を常磐道の跨道橋を潜りながら
日立駅方面へ11.3km下ることにしました。
JR日立駅前のパーキングに停め、シーサイドビューで有名な駅構内にある
SEA BiRDS CAFÉへ。
しかし、期待した海の眺望は霧で真っ白!!
僅かに、R6と走行車両のシルエットが見える程度。ざ~んねんっ!!!
ブレンド・コーヒー380円払って、早々に撤収しました。
次回好天時に再訪したいと思いました。
帰路は、渋滞気味のR6をK37へスイッチし、R349~R293~K21で常陸太田経由でビーフラインへ。
時折入るペースカーをパスしながら、茨城のカントリー&ワインディング・ロードを
流す感じでクルージング。
R50からフルーツラインで筑波へ・・・っとも考えましたが
平日とは言えこの時間帯ではマイペースで走ること到底叶うはずも無い。
やはり走るなら早朝に限ります!!
だいぶ西に傾いた陽射しに目を細めながら、次回再度早朝には
茨城北ICから土浦北ICまで、グリーンふるさとライン~ビーフライン~フルーツライン
までの140km、また走りに行こう!!・・・っと思ったのでありました。
久し振りの愛機との濃密な一日は、それが機械と分かっていても
そうは思わずに、想いを注がずにはいられないことを、改めて思いだされました。
「それが、いい歳したおっさんの云う事なんですか!!??」
「わははは!!! 悪いけど 俺は大人じゃなくて、男なんだよねっ!!!」
ありがとうございました。